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INTERVIEW

Japanese

THE BACK HORN × Skream! × バイトル

2018年03月号掲載

THE BACK HORN × Skream! × バイトル

メンバー:山田 将司(Vo) 菅波 栄純(Gt) 岡峰 光舟(Ba) 松田 晋二(Dr)

インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

日本最大級のアルバイト求人情報サイト"バイトル"とSkream!による"激的アルバイトーーク!"。今回のゲストは、今年結成20周年を迎え、3月7日にインディーズ期以来となるミニ・アルバム『情景泥棒』をリリースするTHE BACK HORN。生命の鼓動を捉えていくサウンドと感情を芯から揺り動かすパワーを持った歌とで、ロック・シーンの最前線を歩んできた彼らにどんなバイト時代があったのかをじっくりと訊いた。また今回は、普段はできないような非日常的な体験ができる企画"ドリームバイト"で選ばれた大学生、八木澤仁美さんも4人にインタビューを敢行。様々な話を引き出してくれた。

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-みなさんの記憶に残るアルバイトはなんですか。

岡峰:居酒屋のバイトかな。真面目な話をすると、新宿LOFTでバイトをしていたから、THE BACK HORNのみんなに会ったというのはあるんですけどね。

松田:これですよ。これだけでいいくらいだよね。バンド結成20周年で、このバイトから繋がるっていうところで。

岡峰:上京する前のバイトだと、高校3年生のとき、早めに進路が決まっていたので、12月くらいから2月いっぱいくらいまで居酒屋でバイトをしたんです。最初は、ホールをやっていたんですけど、どうしても"いらっしゃいませ"が言えなくて。

山田:わかる。

松田:人と向き合う難しさね。

岡峰:高3くらいだと、まだ恥ずかしさがあって。"いらっしゃいませ"とか"ありがとうございます"とかが言えなくて、しばらくして厨房に回されました。そこで、ひたすら大根の皮を剥いて、大根をおろし続けましたね。何本大根をおろしたのかっていうくらいで。大根おろしのやり方も、円を描くようにやると辛味が少なくなるんですよ。そういう知識も得て、あとは皿洗って、割って、弁償をしたり。

松田:そこは"バイトだからしょうがねぇな"とはなんないんだな。ちゃんと厳しさがある。

岡峰:そこでいろいろ学びましたね。でも店員さんはいいお兄さんだったから、休みの日に"ちょっと飯でも行こうか"って誘ってくれたりして。地元が広島県の福山というところで、未だに帰省するたびにそのお店に行くんですけど、たった4ヶ月弱働いただけなのに、かわいがってくれますね。

菅波:いい関係だわ。

岡峰:もう(辞めてから)20年ですね。

-みなさんはどうですか。

松田:僕は地元にいるときはあまりバイトするところがなくて。上京してから、カラオケ屋さんのバイトをしたんです。お店の外で"カラオケいかがですか"ってお客さんを案内していたんですけど。当時は上京したてで。東京や関東出身の店員が多いなかで、自分が訛っているのが恥ずかしくて、あまり声を掛けることができなくて、僕のときだけ売上が下がっていたんですよね。

菅波:そういうのがあるんだね。

松田:今思えば、そんなこと関係なくもっとオープンにしてやれば良かったんですけど。そしたら上の人から、"おい、松田。お前は福島出身なんだから、訛りを前面に出していけ。お前のその訛りを、こんなところで諦めるな!"って熱い言葉が無線で入ってきて。その瞬間に俺も、何をこんなに気取っているんだと。田舎は田舎なんだから、田舎の自分を出していけよと思って、訛りを前面に出していったら、"こいつ、ウケる~"とか"面白そうだから行ってみよう"っていう反応があったんですよね(笑)。自分が隠していたものを表現したことによって、それがひとつのキャッチーなものになって。そこから売上もどんどん伸びるようになったんです。自分が隠していたものと、それが人から見てどう思われるかってことには、意外とギャップがあるというのは、勉強になりましたね。

岡峰:それ以降はね、訛りを有効的に使って今があるからね。

松田:それからはね、営業訛りやってます。うそうそ(笑)。では山田さんに。

-はい、山田さんお願いします(笑)。

山田:高校3年生のときに働いたコーヒー・ショップが、初めてのちゃんとしたバイトでしたね。地方の広告でバイト募集が出ていて、"おしゃれで小粋なコーヒー・ショップ"って書いてあって。きっと、ジャズとかが流れているような落ち着いたところなのかなと思って面接に行ったら、某ファーストフード店よりも接客が厳しかったんです。さっき光舟が言っていたのと近いんですけど、俺の場合は、"ありがとうございました"っていうその声が怖いって、店長に怒られて。

菅波:怖い?

山田:言われて、一生懸命直していたつもりだったんですけど。

岡峰:どんどん目がマジになってたんだろうね(笑)。

松田:本当に本気の"ありがとうございました"っていうか(笑)。

菅波:コーヒー一杯頼んだのに対する、お礼のバランスがおかしい。

山田:1ヶ月くらい"怖い"って言われ続けていて。俺もこれは向いてないなと思って2ヶ月経たないくらいで辞めちゃったんですよね。

松田:俺が聞きたかった将司のバイトの話は、それじゃなくて──

山田:あぁ、カラオケ屋の方ね。カラオケで、受付のバイトをやっていたんです。酔っ払っているお客さんも多くて、そのとき"お兄ちゃん領収書くれよ"って酔っ払ったお客さんに言われたんですけど、その当時、領収書というのがなんだかわからなくて。とりあえず引き出しを開けて見たら"領収書"って書いてあるものがあったので、それに金額を書き込んで。普通はそこで"宛名はどうしますか"って聞くじゃないですか。でも知らないから、宛名のところに"山田将司様"って書いて、ありがとうございましたって渡したんです。

松田:お客さん、それ貰って行ったんだよね(笑)。

山田:貰って行っちゃった。3日後くらいにそのお客さんがまた来たみたいですけどね。

松田:これじゃ経費おりねぇぞと(笑)。

-きっと、そのお客さんも今では笑い話にしてくれていると思いますよ。

岡峰:酔いが覚めてみたらね(笑)。

菅波:誰だよ!? っていう宛名の領収書があって。