Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

ircle × WOMCADOLE × The Floor × LOCAL CONNECT

 

ircle × WOMCADOLE × The Floor × LOCAL CONNECT

ircle:河内 健悟(Vo/Gt)
WOMCADOLE:樋口 侑希(Vo/Gt)
The Floor:ササキ ハヤト(Vo/Gt)
LOCAL CONNECT:ISATO(Vo)
インタビュアー:沖 さやこ

-HAMMER EGG vol.7の開催は8月25日と、夏フェスがある程度落ち着いてきた時期ですが、みなさんが思う夏フェスやサーキット・イベントの魅力、ライヴハウスの対バンの魅力とは?

河内:フェスは気軽に"観てみようかな"と思う人が多数来てくれるし、いろんなバンドのお客さんとシチュエーションとか、いろんなことが混ざり合って弾けて"音楽楽しい!"と思えるところがフェスの良さかなと。ライヴハウスに関しては、そのステージに出てくるバンドが好きな人が集まってなんぼ。その純度マックスなところが魅力ですよね。あと、ライヴハウスの方がうるさいっすよね(笑)。

一同:(笑)

河内:圧迫感とか距離的なものもあるかもしれないけど。あれはライヴハウスならではの暑苦しさだなと。俺はThe Floorの曲がすごく好きなんですけど、ライヴハウスで観たことがないんですよ。高円寺のヴィレッジヴァンガードに行ったときに店内でずっとThe Floorが流れていて、"久しぶりに耳に引っ掛かった、いい声のバンドやな"と思って。

ササキ:わ、ありがとうございます!

河内:それでThe Floorのことが1年半前から気になってはいて。そういうバンドのことを気軽に観に行ける、試しに観ることができるのは、夏フェスやサーキットの良さですよね。

樋口:めっちゃ個人的な話なんですけど、東京にはライヴハウスが腐るほどあると思うんですよ。滋賀にフェスはほとんどないし、ライヴハウスは4つくらいしかない。でも大事なのは数じゃなくて、その場所に"温度のある人たち"がいることだと思うんです。いち音楽好きとしては、そういう人たちが最高のものを発する瞬間を感じたいわけですよ。ライヴハウスがもっと気軽に行ける場所になればいいけど、爆音バンドだらけの場所に飛び込む最初の一歩は誰でも怖い。でもこの快感をもっといろんな人に知ってほしい。だからライヴハウス・デートしましょう!

河内:......さっきの"海賊"といい、樋口の話は最後の最後で散らかって一気に遠いところに行くよね(笑)!

樋口:なんでそうなるんでしょうね~! もう喋るのやめた方がいいんすかね(笑)!

-ははは。ISATOさんは?

ISATO:最近フェスが多すぎるので、誰が主催をしているか、どういう経緯でそのフェスが成り立ったかどうかを見極める必要があると思っていて。それひとつで感じることがめっちゃ変わってくるし、フェスひとつひとつに別の感動があるから、これだけフェスがあるとも思う。たくさんのアーティストが出ていろんなステージがあるぶん、音楽の可能性を感じたり、"音楽最高や!"と思う瞬間がフェスにはたくさんあると思うので、僕らの音楽もその一部に早くなりたいですね。

河内:うんうん。

ISATO:僕は高校生のときに野球をしていたし、大学生のときもめちゃくちゃ真剣にバンドと向き合っていたわけではないので正直"ライヴハウスで育った"と胸張って言えるほどではなくて。ライヴハウスでたくさん感動をもらって、比較的年齢を重ねたころに"素敵な場所やな"と思ったタイプなんですよ。それでもライヴハウスで育った人たちと同じくらいライヴハウスの酒臭い感じも好きやし、あの距離感でステージもフロアも一体になるあの感覚も好きやし。ライヴハウスでしか感じられないものがあるから、そこにこだわる人が多い。だからバンドの規模が変わったとしても、僕らもそういう気持ちを忘れたくないし、そういう気持ちをライヴハウスで育った人にも見せていきたいと思います。

-The Floorは2016年に地元の北海道で開催されている"RISING SUN ROCK FESTIVAL"にオープニング・アクトとして出演しましたよね。

ササキ:フェスはその場所の匂いや、そこにいる人たちの弾ける笑顔が溢れていて、すごく幸せな空間だなと思って。それはバンドとしてステージに立ったときも思ったし、あのずっと音楽が聞こえている空間というのはお客さんの立場としても純粋に好きだなと思います。最近はサーキットも全国で増えてきて、札幌にもここ2、3年でようやく2、3本サーキットができて。ライヴハウスは怖いというイメージ......僕もそう思っていたし、周りの友達もそういうイメージを持っている人が多かったんですけど、サーキットでそういうものが徐々に突破されていって。ライヴハウスは音楽が好きで好きで仕方がない人たちが1日かけて来る場所じゃないですか。その心の純度は素敵だし、お客さんのきらきらした顔を見る瞬間も大好きだし。フェスでもサーキットでもライヴハウスでもきっかけはなんでもいいんですけど、もっと音楽が身近なものになっていけばいいなと思っています。

-ありがとうございます。お互いのバンド観、ヴォーカリスト観、ライヴ・イベント観がわかったところで、最後にHAMMER EGG vol.7に向けての意気込みをお願いいたします。

ササキ:僕ら以外の3バンドは心の圧をどん! と前に出すバンドだと思うんですけど、当日はThe Floorもぶっ飛ばす勢いで、"俺らが最強だ!"と言えるようなライヴにしたいと思っています。

ISATO:今日こうやって喋れたのはすごく大きいです。いまここに湧いている感情をすごく大事にして当日のステージに持っていきたいと思っています。それぞれ提示したい音楽や伝えたい想いは絶対に違うと思うんですけど、お客さんが"ほんま来て良かったな"と痺れてしまうような1日にできると思うし、自分たちもそのなかで主役張れるように思いっきり歌いたいなと思います。

樋口:ircleも攻め、ローコネも攻め、The Floorも攻め、俺らも攻め。全部攻めのせめぎ合い。盾とかいらないんで! やり合いましょう! まじでやります。もう本気で、本気のやつを大爆発させて!

ISATOササキ:......(笑)

樋口:なんでふたり笑ってるんすか! 俺の意気込みっすよ(笑)!! まじでやらかします。任せてください!

河内:意外とこの組み合わせで対バンをしたことがない4バンドで。今日対談もして、この組み合わせでないと出せない空気がもう出てきてると思います。来るお客さんに対しても、"現場まで足を運んでくれたらもう俺たちに任せてください"と胸張れるようなライヴをしっかりとやりたいと思っております。よろしくお願いします!

樋口ISATOササキ:よろしくお願いします!