Japanese
WOMCADOLE
2018年12月号掲載
Member:樋口 侑希(Vo/Gt) 古澤 徳之(Gt/Cho) 黒野 滉大(Ba) 安田 吉希(Dr)
Interviewer:沖 さやこ
2018年は1stフル・アルバム『今宵零時、その方角へ』をリリースし、それを携えて"己の心に吠えろよツアー"を回った滋賀出身の4ピース・バンド、WOMCADOLE。やはり初フル・アルバムとそのリリース・ツアーというのは、バンドにとってかなり大きな経験になったようだ。ハングリー精神を持ち続ける彼らが『ライター』で掲げる"戦いの狼煙"と"己の炎"。ソングライター 樋口侑希の言う戦いとは、抱える悔しさとは? 変化し続けるWOMCADOLEの現在を探るべく、メンバー全員に話を訊いた。
-今年は1stフル・アルバム『今宵零時、その方角へ』(2018年3月)をリリースし、それを引っ提げて全国ツアー"己の心に吠えろよツアー"を回って、バンドとしても得るものや感じることが多かったのではないでしょうか。
安田:バンド史上最大規模のツアーで、なおかつ初めてのフル・アルバムのツアーというのもあって、ドラマー的にもバンド的にも楽しいツアーやったし、まだまだいける感もありました。これからもっとかっこ良くなっていくためにはどうしたらいいんやろ......と考える、わくわくもあり反省点もあるツアーでしたね。
黒野:僕がWOMCADOLEに加入(※2016年7月)してから何本かツアーを回っているんですけど、"己の心に吠えろよツアー"は物語っぽいライヴ運びができた感覚があって。俺自身も一辺倒な見せ方にならんくて、新しい自分が見えたツアーでもありました。そのテイストは俺らが普段やっているグワッ! とくるようなライヴにも還元できるなと思いましたね。
古澤:あのツアーで土地ごとに曲の響き方が違うなと感じて、その土地に合うセットリストを組んだりもしてみたんです。ファイナルの恵比寿LIQUIDROOMはいろんな土地から人が集まってきてくれたし、僕らもいろんな土地を回った末に辿り着いたので、ツアーで得たものや『今宵零時、その方角へ』という作品を全部束ねられた感覚がありました。そこで感じたことを今回の「ライター」にも繋げられたと思いますし、そうして進んでいくのが僕らのスタンスやなと思います。
-「ライター」は樋口さんが"己の心に吠えろよツアー"で感じた悔しさが火種になっているとお聞きしましたが。
樋口:そうっす。フル・アルバムのツアーということもあって持ち時間が長めやったし、あのアルバムには「アオキハルヘ」みたいなゴリッとした曲だけでなく、「今夜君と」みたいなムーディな曲もあったから、ツアーで今までにはなかった表現力が身についた感があるんです。曲はこんなに成長するもんなんやな、とも感じたし......全力を尽くしたツアーだった。でもツアーが終わった瞬間に脱力、からっぽ、真っ白になるのではなく、ノートに書いてある鉛筆の文字を消しゴムで消してちょっと残った感じになったんです。真っ白にできんかった。その悔しさをバネに"もっと大きな戦場で戦いてぇ"、"新たな修行が必要や"と思ったんです。
-樋口さんは10代のころから常に悔しい気持ちをバネに生きてきた、それをパワーに変えて音楽を作ってきた人だと思うのですが、「ライター」ほど悔しい気持ちが表立った曲はこれまであまりなかったなと。
樋口:たしかにそうですね。俺は今まで作った曲に"色"が見えていたんですけど、「ライター」はできた瞬間に色が見えるだけでなく、触れようとした瞬間に"あっつ!"と思うような感覚があったんです。これだけのものができたのは悔しい気持ちが全面に出たからやと思います。ツアーでかき鳴らしたエレキ・ギターを抱えて立ってみたら、もう1回やりてぇ! という気持ちが湧いてきて――それでできたのが「ライター」。すごいものができた気がしています。
-なぜそれほど悔しい気持ちが湧いてきたのでしょう。
樋口:LIQUIDROOMをソールドできなかったというのもあるんですけど、それ以上に"もっと全員でいきてぇ!"、"もっとみんなで興奮してぇ!"と思ったんです。パンパンになったLIQUIDROOMで、全員でもっともっと興奮したい。
-私はライヴを後方で観ていましたが、ソールドしていないとはいえ客入りからしてソールド寸前でしたし、あんなに後方の人まで気持ちが前のめりになって高揚しているライヴはなかなかないなと感じましたよ?
樋口:もっともっといきてぇ! って思ったんすよ! よく俺は"ジャパニーズ1になりたい"と言うんですけど、それは名前が知れわたるとかではなく、ひとりでも多くの人の一番を取りたいという意味なんです。欲を言えば、お客さんと顔を突き合わせているときは、もっと全部を奪いたいんですよ。そういう意味ではLIQUIDROOMをソールドさせたかった。でもそれは(動員の)規模感というわけではなくて――あのライヴを終えてもっとできるな、もっとやりてぇと思ってしまった。俺ももっとライヴで興奮したいし、もっと戦いたいですね。
LIVE INFO
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
- 2025.08.03
-
Saucy Dog
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
マオ(シド)
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ
BLUE ENCOUNT
Nothing's Carved In Stone
FIVE NEW OLD
reGretGirl
さめざめ
カミナリグモ
あれくん
忘れらんねえよ
SCOOBIE DO
"NEW HORIZON FEST"
古墳シスターズ
Lucky Kilimanjaro
め組
コレサワ
有村竜太朗
- 2025.08.05
-
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
RELEASE INFO
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.11
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号