Japanese
BLUE ENCOUNT × Skream! × バイトル
2017年05月号掲載
Member:田邊 駿一(Vo/Gt) 江口 雄也(Gt) 辻村 勇太(Ba) 高村 佳秀(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
-シフト組むうえでは、同僚や上司との関係ってとても重要ですしね。
江口:音楽をやっているとどうしても、ツアーに出たり、急にライヴが入ることもあったので、休みがもらいづらいじゃないですか。そこは日頃の関係をうまくやれているかどうかで違ってくるんですよ。それが普段できていないと、じゃあ、お前はいらないってなるので。そしたらバイトをいくつも変えないといけなくなるから、バイトをクビにならないためにも、大事にしてましたね。
田邊:人間関係だよね。
江口:結局、人間関係なんですよ。
人との繋がりが大事。感謝してもしきれない出会いがあった(高村佳秀)
-では、これは良かったなというバイトの印象的なエピソードはありますか。
田邊:これは、この前本当にあった話で。僕、最初に上京して住んだのが埼玉の川口で、川口のTSUTAYAでしばらくバイトしてたんです。そこの店長さんがすごく熱い方だったんですよね。BLUE ENCOUNTのフライヤーを置いていただいたり、バンドを応援してもらっていて。店長さんには、"お仕事っていうのは相手にサービスを提供して、そのお金が回り回って自分に返ってくるものだから。自分自身に「ありがとうございました」とか「いらっしゃいませ」って言っているようなものだよ"と教えてもらったんです。そこは引越しをして2年くらいで辞めたんですけど。そこからいろんなバイトを転々として、メジャー・デビューして。昨年、学園祭ツアーをしたときに、セミ・ファイナルが栃木の大学だったんです。ライヴ会場ではだいたい、CDショップさんが出張販売をしてくれるんです。普段はTOWER RECORDSさんがやってくれるんですけど、栃木はTOWER RECORDSさんがないから、TSUTAYAさんが来てくれていて。ライヴ前、マネージャーさんが田邊君に挨拶したい人がいるって言うので行ったら、その店長さんだったんですよ。店長さんは今、北関東地区のエリア・マネージャーになっていて。お仕事でまた、一緒になれたんですよね。
辻村:それは、嬉しいよね。
田邊:めちゃくちゃ感動されてて。ライヴのMCでも、思わずその店長さんの話をしたんです。
辻村:店長さん、ライヴ後に物販のところで、お客さんと写真撮ってたよね(笑)。
田邊:すごくモテてた(笑)。でも、こうやって繋がっていくんだなって。江口が言ってたように、人間関係が仕事を超えて繋がっていくっていう、貴重な体験でしたね。でも、高村はこれを超えるエピソードがあるんだよね?
江口:ケタが違う!
高村:ハードルが上がってるな(笑)。さっきも話していた、渋谷のセブン-イレブンでバイトしてたときなんですけど。当時、僕は江口と田邊と一緒に神奈川に住んでいて、渋谷までバイトに通っていたんです。それも、バスでまず駅に行って、電車に乗ってと結構交通費がかかってたんですよね。でも、僕は店長さんが好きだから渋谷にしたんです。ある月、ツアーばかりでバイトもほとんど入れていなくて、とにかくお金がなかったんですよ。で、バイト当日になって財布を見たら、100円くらいしかなくて。貯金ももちろんなかったので、バイトに行くお金がないじゃん! ってなったんです。こんな恥ずかしい話があるかと。しかもこれを言って、果たして信じてもらえるかなと思ったんですよね。それで、怖い気持ちと恥ずかしい気持ちがありつつバイト先に電話したら、店長さんは何も理由を聞かずに、"わかった。今から迎えに行くからお前は家で待っとけ"って、渋谷から神奈川まで迎えに来てくれて。それで、バイトが始まる時間に着いたんです。でも、そこからバイトするんじゃなくて、まず2時間くらい説教じゃないですけど、お話タイムが始まったんです
。
田邊:店長は話が好きだねぇ。熱い人だね。
高村:"俺がなんで、お前を迎え入れたか"っていう理由を話してくれて。お前が日頃頑張ってくれているのは知ってるし、そのうえでバンドを頑張ってるのもわかってるから、俺はお前を迎えに行きたいと思ったと。お金がないとか、いろいろ大変なことがあるけど、夢に向かっていくにはいろんな苦労があるんだよ、俺も、こういう苦労したよって話をしてくださって。その話のあとに、よし、飯食いに行こうって、六本木のラーメン屋さんでごちそうしてもらって。それから店に帰って、1時間だけバイトをして。バイトが終わる時間に、店長さんが3,000円渡してくれたんですよね。これはお前に永久に貸しておくから、給料日までこれで過ごせるはずだからって。バイトも1時間しか働いてないのに、5時間分働いたことにしてくれたり。本当に店長さんには、感謝してもしきれないくらいなんです。
田邊:これぞ、バイトのいい話だね。
辻村:バイト先に行く金がないってなかなかだからね。
高村:恥ずかしいことですよ。でも、怒られなかったんですよね。それが心の器の大きさというか。こんな大人、なかなかいないなと。
辻村:(高村は)なぜかダントツで、金がなかったんですよね。俺らもみんななかったけど。常に家からおにぎり持ってきてる感じで。
高村:往復の交通費が出ないところだったので、自分でまず損をしてたんですよね。そこもまぁ、人情優先で。でも、それをしてでもそこで働いてよかったなって思う。今も店長さんとはもちろん仲がいいですし、この間の武道館公演も来てくれて。
田邊:俺のTSUTAYAの話、かすむやん。
高村:でも同じことだよ、人との繋がりが最終的に繋がっていくという。
-それでは最後に、バンドや音楽をやってる人に先輩としてメッセージを。
田邊:バイトは、10を言って10を受け取るだけじゃダメなんですよ。1を言って10を得るくらいの感覚がいいと思う。
辻村:うん、わかるよ。
田邊:もちろん、バイトはお金を稼ぐ場所で、夢がその先にある、それはいいと思うんですけど。バイトだから得られるものって、めっちゃあるし。それはおざなりにしてほしくないなって。金が稼げるから、言われた作業をする、レジを打つだけじゃなくて。働いてる以上、お店がちゃんと成り立つようにするのが大事だしね。
高村:バイトだから休んじゃおうっていうのもあるからね、今。
田邊:それができない奴は、夢を叶えたときに、ちゃんと言えるのか? っていう。それこそ解体とか撤収作業をやったから、今現場の人たちにも感謝できるし。
高村:絶対的に経験になりますよね、人生にとって。
田邊:今ある現状だけで捉えてほしくないというか、自分なりに何か汲み取ってやってほしいなと。よっちゃん(高村)もそうだったわけだしね。
高村:どこでどんな人の繋がりがあるからわからないし、そこで自分が何をしてきたかで、結果が変わることは学んでいるので。
辻村:最初に説教されて、もしセブン-イレブンをばっくれてたら、気まずいからね。
高村:そう、あの説教された日に辞めてたら違ってたと思う。こういう意識になってないと思うしね。
田邊:感謝しながらお金を稼ぐのは大事なんですよ。本当にそれは思いますね。今やってる音楽も感謝がないと絶対にできないことですから。来てくれるお客さんがいるから成り立っていて、スタッフさんやレコード会社さんがいるから、僕らがCDを出せたりライヴができたりするので。そこだけは忘れずにいられる理由は、これまでバイトをいっぱい経験したからだと思います。
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