Japanese
BLUE ENCOUNT
2025年02月号掲載
Member:田邊 駿一(Vo/Gt) 江口 雄也(Gt) 辻村 勇太(Ba) 高村 佳秀(Dr)
Interviewer:石角 友香
なんと約5年ぶりとなるアルバム『Alliance of Quintetto』が完成した。前作から現在に至るまで多数のタイアップ・シングルをリリース。バンドはアメリカでのライヴ、ベースの辻村勇太のニューヨーク武者修行によりリモートでの制作、ゲスト・ベーシストを入れてのライヴ活動等、新しいアプローチに向き合う時間が必然的に増えた期間だった。経験を自然に反映した15曲から窺えるのは、ライヴで存分に戦える楽曲のバリエーションと強度、そして突き詰められた精度の高さだ。
テーマを打ち立てることなく、今どんな曲をライヴハウスで鳴らしたいのか、から始めた
-昨年はメジャー・デビュー10周年でもありました。今回は既発のシングルはもちろん、新曲も多いアルバムになりましたが、どういう意識の下で取り組んだんでしょうか。
田邊:周年というタイミングもありつつですけど、タイアップ曲もたくさんさせていただいて、気付けばそれだけでもうアルバムができるぐらいの量になっちゃったんですよね。最初はベスト盤を出すかとか、周年で描くべきリリースの仕方を模索したんですけど、ここに来て久々にフル・アルバムというものと向き合いたいよねって、"作らなきゃ"より"できたらやっていこう"と緩くスタートした感じで。とはいえ去年の後半は別の制作もあって、それが落ち着くともう2〜3週間でアルバムを作り終えなきゃいけないという強行軍で、いつもと変わらずてんやわんやしてできたんです。最初はテーマを打ち立てることなく、今どんな曲をライヴハウスで鳴らしたいのから、アイディア作りを始めました。
-既発曲だと「囮囚」まで遡るわけですが、シングルでも今回のアルバムに入っている曲もあれば入ってない曲もある。その選択の基準はどういうものだったんですか?
田邊:今の僕等のライヴに必要なものなんですかね。選ばれなかったものはそうじゃないのかと言われたら別にそういうことではないんですけど、今のBLUE ENCOUNTが出したい音をもっと強くしたいとか、もっと新しいことをしたいってテーマのもとに集まった曲たちかなって感じはします。
-アメリカでのライヴ("AnimeNEXT 2023")の話をインタビューで拝見して、今回、オール英語詞の楽曲が増えたことの遠因ではあるのかなと。
田邊:今回英詞が多い理由は意識的なものではないんですけど、やはり一昨年のアメリカでのライヴが大きかった気がしますね。アニソンというかタイアップ曲、自分たちの名刺代わりの曲を多めにさせてもらって。(アメリカでの)初めてのライヴだったんですけど、90分尺をいただいたのでアルバムの英詞の曲をあえてやってみたら、意外にそれが盛り上がったんです。もちろん文法を100パーセント正しくというのはなかなか難しいんですけど、それでも語感とかで盛り上がってくれてる現地のファンの皆さんの動きを見たときに、ブルエン(BLUE ENCOUNT)ってもともとインディーズの頃から英詞の曲もたくさんやってきたので、そこにもう一回返ってみるのがいいのかもなって感覚になった気がしますね。「Bloody Liar」もそうですけど、いよいよタイアップの曲で英詞をがっつり歌わせてもらうところまで来たっていうのも、今までやってきたイメージをちゃんと理解してもらえてるからなのかなと思うので、今回は結構多めになりました。
-ところで辻村さんは今年のツアーの期間中は帰国してるんですよね。
辻村:そうです。
田邊:今年は1年日本にいるのでがっつり4人でって感じなんです。
-辻村さんのニューヨークでの毎日ってどんな感じなんですか?
辻村:基本、語学学校に行きながらミュージシャンとしても活動したかったので、イチから人脈広げてって感じですね。向こうで会った日本人の方に外国人のミュージシャンを紹介してもらって、自分がソロでやってる動画を見せて時間を合わせてライヴをして、そこからレコーディングしたり楽曲のアレンジもやったりしてて、もっともっと広げていきたいなと思ってます。
-そういう生活からブルエンのメンバーに戻ると見え方も違いますか?
辻村:違いますね。単純に僕がいない間はゲスト・ベーシストの方に入っていただいていたのですが、自分がいろんな人とやるのが刺激になって好きだったので、メンバーにもいろんな人とやってほしいなっていうのもあったんです。僕はアルバムを作ったときもニューヨークにいながらリモートでやりとりをしていたのですが、メンバーは対バン・ツアー("BLUE ENCOUNT 2MAN TOUR 2024 ASSEMBLE A NEW AGE -season2-")をしてたので、フレッシュな新曲が送られてきてたんですよ。それで次はこんな表現をしたいのかな? みたいなことが言わずもがなで伝わってくるというか。そういう感じで捉えてましたね。
-それは成熟に向かっているのか、もしくは年齢は重ねたけど青さみたいなものがあるのか、どんな印象を受けましたか。
辻村:どっちもですね。成熟に向かってるけどまだ中身は青いというか、そこの青さは変えたくない青さなのかもしれないですし、熟れるのはBLUE ENCOUNTじゃないかなと思ったり。一生持っていたいBLUE ENCOUNTとしての青さがあるかなって、海外に行ってから改めて再確認できたというか。むしろアメリカでは青さと離れてることが多いので、帰ってきて思いっきりやれてフレッシュだなという気持ちもありますね。
-今回、特典のメイキング映像(初回盤付属特典BD収録の[Making of "Alliance of Quintetto"])を観たので、皆さん一人一人のアプローチが見えてより理解が深まったというか。
田邊:あぁ、ありがとうございます。
-あれを撮った理由はなんだったんですか?
田邊:素のままを撮りますんでみたいな、ディレクターさんの意図があって。僕もどこから撮ってんのか知らなかったのでいつオンにしたらいいのか分からず、気付いたら撮り終わってたんですけど、意外に1つの譜割りに対してこだわってる自分がいました。
辻村:周りが納得してても本人が納得してなくて、"もう1回やらせてください"ってパターンもあったり、各々のこだわりがあるところは発見ですね。
-「bird cage」では高村さんが田邊さんのヴォーカル・ディレクションもしていて。
田邊:この曲に関してはオール高村プロデュースだったので、レコーディングの最初から高村がエンジニアさんの席にいて、最初はギターを録って。
高村:この曲のアレンジとかサウンドとかを全部僕がやってたんです。田邊のギターを録って、その後に歌を録るとなって、ヴォーカルもどういうコーラスを入れたいか、どんな音で録りたいかとかいろいろあったので、それもあってエンジニアさんとも相談しながらやった感じですね。
-適材適所って感じがしました。
田邊:ここ1〜2年の高村プロデューサーの音楽への探求がすごいといいますか。日々勉強してますし、実際にエンジニアさんとすごく会話しててその都度勉強してるんですよね。で、何個かプリプロもしたんですけど、ここに来て「bird cage」で高村プロデューサーの手腕が花開いたというか、これからも任せていけるねって感じで。今は僕が弾き語りでアイディアを作ったらそのまま高村に送って、それを高村がプリプロするんですよ。ギターやベースのフレーズもなんとなく入れてくれて、それをもとにみんなが自分のフレーズを作り替えていくっていう、そのイメージを作ってくれるのがすごく上手で。それもこの20年一緒にいて、高校のときから僕が作ってる曲の世界観を知ってて、今までは僕が自分の頭の中をまだまだ表現できてないみたいなことが多々あったんですけど、やっとここに来てメンバーに託したからできたなと。「bird cage」がその代表になる感じがしますね。
高村:もともとは辻村がバンド・メンバーの中で一番トラックメイクができるタイプで。でも辻村がアメリカに行くとなって、辻村がやってくれてたことも日本にいる誰かがやるべきだなと思って、そこから始まったんですけど、やってみたらそれがすごく好きだったことに気付いてのめり込んでいった感じですね。
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