Japanese
BLUE ENCOUNT
2019年09月号掲載
メンバー:田邊 駿一(Vo/Gt) 江口 雄也(Gt) 辻村 勇太(Ba) 高村 佳秀(Dr)
インタビュアー:石角 友香
バンド史上初のホール・ツアーを終え、目下夏フェスで東奔西走中のBLUE ENCOUNTから届いたニュー・シングル『バッドパラドックス』。表題曲は7月からスタートした日テレ土曜ドラマ"ボイス 110緊急指令室"の主題歌として話題で、すでに各種サブスクリプション・サービスなどで耳にしているリスナーも多いことだろう。シリアスでヘヴィなドラマの主題と、目指すバンド像のひとつの側面が融合し、これまでにないグルーヴと打ちのめされる感覚を実現した今のブルエン(BLUE ENCOUNT)を象徴する1曲だ。さらに椎名林檎の「ギブス」のカバーも収録。前向きな変化を遂げる2019年後半に向けた4人のマインドセットやいかに?
-"ボイス 110緊急指令室"は、人間の核心に迫るドラマですね。主題歌の話が来ていかがでしたか?
田邊:そうですね。最初このお話をいただいたときから韓国版("ボイス~112の奇跡~")がめっちゃ好きだったんですよ。今のこのコンプラ社会だからこそ、生ぬるいものは作りたくないという今回の制作チームの方々の言葉を聞いてましたし、よりソリッドな楽曲をお願いしますというお話だったんです。それで今回めちゃくちゃ骨太なサウンドになってるかなという部分は、個の力を結集させてまさに人間力で作り出した感じで。意外にメロディ自体は重心が低くない感じなんですけど、実際のレコーディングはかなり"もう1回、もう1回"みたいな感じでテイクを重ねて作っていった感じがあるので、フィジカル的には相当やりました。あと、agehaspringsの玉井(健二)さんにプロデューサーとして入っていただいて。初めてプロデューサーさんとお仕事するというので、最初は"その色に染まっちゃうんじゃないか?"とか思ってたんですけど、実際お会いしたらめちゃくちゃ色男みたいな感じで。
-どういう意味で(笑)?
田邊:ひとつひとつほんと丁寧に、女性に話すかのように、色気たっぷりに話してくださるんですよ。見た目もシュッとされてて一見つけ入る余地がないような面持ちの方なんですけど、喋ってみるとめちゃめちゃ冗談言ってくれますし。でも、一番嬉しかったのは"ダメだったら俺のせいにしていいよ"って言ってくれたんですよね。
-あぁ、色男の意味がわかりました。
田邊:人のことを瞬時で見分ける力を持ってるというか。だから建設的にできたよね? 僕らの言いたいことが言えないとかじゃなく、"どう思う?"っていうのも聞いていただいて、僕はこの曲はここでこうしたいんですけどって言うと、間を縫ってこうする? みたいなことを提案してくださって。やっぱり今までいろいろヒット曲を作ってこられた方で、ヒットの法則も存じられてる方だとは思うので、そこのプロとしての意見と、あとは何よりもバンド感を崩したくなかったとおっしゃっていただいたので、そこが嬉しかったよね。まぁ、1回ライヴ観てもらってましたし。
江口:最初の顔合わせがライヴ観てもらってからの、ライヴ後の楽屋でだったので、僕らのライヴ感も汲み取ってくれて、ライヴも褒めていただいたのですごく良かったです。あと、いろんなことを提案してくれたんですけど、最終的な取捨選択はバンドに任せてくれるとか、お互いがいいバランス感で制作終わりまでやれたなっていうのはあったので、初めてのプロデューサーさんが玉井さんで良かったなと思います。
-そもそもプロデューサーを入れようってことだったんですか? それとも玉井さんと仕事をしたいと?
田邊:プロデューサーを入れようっていうのが先で。この曲ってもう去年の秋頃作ってた曲だったんですよ。それでお話いただいて、この曲をさらにこねて提出したいよねって話してたときに、今まで通りのやり方プラス、6月に『SICK(S)』ってミニ・アルバムを出して、自分たちの最大限の今ってものを投影できたので、だったらこれから新たな息吹というものもちゃんと見せていきたいなぁというのがあって。でも、新たな息吹って、変に変えすぎると"迷走してんじゃねぇか?"って言われがちなとこもある。BLUE ENCOUNTってわりと曲のジャンルが多いから、新しいものを見せるときって、そういうこと言われやすいんですね。
-変わったと言われやすいと?
田邊:表面的な面だけで捉える人も多いですから。でも、結局誰でも"表面的"から入るって考えたら、新たな息吹を携えてバンド感バリバリで臨みたいなって考えて、チームのスタッフさんからもたくさんのプロデューサーさんのお話を聞いたんですけど、いろんな方のお勧めもあり、玉井さんが素晴らしいですよと。玉井さんはとてつもなくお忙しい方ではあるんですけど、お願いしたら"やる"って言ってくださったんです。プリプロのときと、レコーディングの日と、TD(トラック・ダウン)の日に来ていただくって感じだったんですけど、その3回がもう濃密で。特にレコーディングとプリプロが濃密でした。1曲をあんなにこね回したことないもんね?
辻村:バンド以外の知識もちゃんとある方なので、そこについてしっかりアドバイスをいただいて。田邊が考えたメロディも、全部音符にまとめたうえでコードをあててくれたりしてたんですよ。僕らでしかできないコード感を、客観視して入れてくれることによって新しくなったかなっていうのはありましたね。だから、ちょっと慣れるまで時間かかりました。自分らの中の手グセがあるので。でも、そのコードの変え方がメロディに寄り添ってるのですごく納得したというか。違う意見が新鮮だったのでやれて良かったですね。
-BLUE ENCOUNTチームとしてこのタイミングで今までの延長でもなく、反対でもなく、"第3"みたいな曲が来たなと思ったんですよ。すごく刺激的だなと。
田邊:はい。フェスでやってるけど気持ちいいし、なんか突き抜けるもんね(笑)。
辻村:今までと違うって意見なんですけど、やっぱセットリストに入れても異物感があるので逆に面白い。エッジ感があるというか。ひとつのライヴを通しても印象に残るようになったので、良かったかなと思うし。
-辻村さん大活躍の曲ですね。
辻村:でも俺、玉井さんには一切何も言われなかったです。俺のやりたいことをそのまま受け取ってくれて、むしろ落ちサビとか"ベース下げていいです"って言ったぐらい、意図を汲んでくれてたのでそこらへんは嬉しかったですけどね。
田邊:つーじー(辻村)が弾いたあとに、玉井さんが聞こえないように言うんですよ。"上手いねぇ~"って。
辻村:あ、ほんとに? 俺1回も言われなかったのに。
田邊:そこが色男なんだよ。あえて落としたい本人には言わないんだよ。
-ますます納得です(笑)。曲のおおもとなんですが、曲想はまず何から生まれたんですか?
田邊:去年の11月から今年の1月にかけて、『SICK(S)』のときもお話したと思うんですけど、100曲ぐらいが2ヶ月ほどでできたんで、そのときにあった曲ですよね? 『SICK(S)』ができたときは、BLUE ENCOUNTが昨年ちょっと飽和してたというか、世の中的にも自分たち的にも何に向けてやっていくかわからないみたいなときで、なんとかその状況を打破していきたいなと危惧するようになったのが秋頃だったわけで。そのイメージがこの曲を生み出す原動力になったのかな? と。その2ヶ月の間には意外にもBLUE ENCOUNTっぽくない曲が多数できて。『SICK(S)』を作ったあとで、さっきのドラマの主題歌やりましょうってお話が来たときに3曲ぐらい出したけど、全部その時期に作った曲だったもんね? "脱ブルエン"じゃなくて、"今のブルエン"から脱したいみたいな感覚で、前に進むための一歩を作りたいっていうのを自分の中でとにかく考えてて。玉井さんチームの百田(留衣)さんに言われてすげぇ嬉しかったのが、"玉井さんと言ってたんだけど、曲すげぇいいよね"ってことなんです。"どの曲もブルエンらしくないのに、前に進もうとしてる感じがいい"って言っていただいたので、ほんとにあのときは前に進みたいがためにやってたのかなと思いますね。
LIVE INFO
- 2022.05.21
-
ドミコ
神はサイコロを振らない
フラワーカンパニーズ
ReoNa
鶴
マカロニえんぴつ
SAKANAMON
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
竹内アンナ
リーガルリリー
Novelbright
豆柴の大群
amazarashi
SHERBETS
日食なつこ
東京スカパラダイスオーケストラ
androp
フィロソフィーのダンス
小山田壮平
Mom × 寺尾紗穂
BiSH
AMEFURASSHI
キノコホテル × 首振りDOLLS
"LOVE SUPREME presents DREAMS COME TRUE featuring 上原ひろみ, Chris Coleman, 古川昌義, 馬場智章、WONK"
小林私
あたらよ
Laura day romance
ガガガSP
ナードマグネット × Subway Daydream
back number
EMPiRE
亜沙
め組
伊東歌詞太郎
オレンジスパイニクラブ
メメタァ
Cö shu Nie
"ACO CHiLL CAMP 2022"
Absolute area
climbgrow
Rei
私立恵比寿中学
ZOC
"METROCK 2022"
halca
GANG PARADE
the quiet room
あいみょん
HY ※振替公演
"MiMiNOKOROCK FES JAPAN in 吉祥寺 2022"
NOIMAGE
- 2022.05.22
-
SAKANAMON
神はサイコロを振らない
THE BACK HORN
フラワーカンパニーズ
LUCKY TAPES
鶴
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
竹内アンナ
FUNKIST
the dadadadys
超能力戦士ドリアン
The Biscats
フィロソフィーのダンス
SHERBETS
夜の本気ダンス
東京スカパラダイスオーケストラ
Ivy to Fraudulent Game
キノコホテル
mol-74
back number
"COMING KOBE22"
AMEFURASSHI
あたらよ
山中さわお(the pillows)
"ACO CHiLL CAMP 2022"
亜沙
凛として時雨
挫・人間
Ryu Matsuyama
フジファブリック
アルコサイト
ZOC
"METROCK 2022"
あいみょん
HY ※振替公演
EXiNA
"MiMiNOKOROCK FES JAPAN in 吉祥寺 2022"
"Diva"
- 2022.05.25
-
TENDOUJI
FUNKIST
フラワーカンパニーズ
THE ORAL CIGARETTES / Age Factory ほか
ヒトリエ ※振替公演
四星球
Dear Chambers
Kroi
- 2022.05.26
-
東京スカパラダイスオーケストラ
BiSH
LUCKY TAPES
the shes gone
ヒトリエ ※振替公演
the band apart
KANA-BOON
四星球
Keishi Tanaka × 村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH)
大森靖子 × Have a Nice Day!
桃色ドロシー
"LOVE SUPREME presents DREAMS COME TRUE featuring 上原ひろみ, Chris Coleman, 古川昌義, 馬場智章、WONK"
夜の本気ダンス
kobore
秋山黄色
ニガミ17才
- 2022.05.27
-
TENDOUJI
リーガルリリー
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
FUNKIST
オレンジスパイニクラブ
the shes gone
ReoNa
Hakubi ※振替公演
Ochunism
松永天馬(アーバンギャルド)
Suspended 4th
日食なつこ
超能力戦士ドリアン
SAKANAMON
小山田壮平
KANA-BOON
四星球
マカロニえんぴつ
THE ORAL CIGARETTES / Age Factory ほか
a flood of circle
BLUEVINE
climbgrow
レイラ
mol-74
Rhythmic Toy World
FIVE NEW OLD
- 2022.05.28
-
TENDOUJI
"Karatsu Seaside Camp 2022 in 玄界灘"
リーガルリリー
Lucky Kilimanjaro
BiSH
フィロソフィーのダンス
Suspended 4th
神はサイコロを振らない
"hoshioto'22"
WANIMA
東京スカパラダイスオーケストラ
BiS
挫・人間
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
FUNKIST
Dear Chambers
渡會将士
東京初期衝動
キタニタツヤ
松永天馬(アーバンギャルド)
the band apart
SHERBETS
Creepy Nuts / go!go!vanillas ほか
The Biscats
私立恵比寿中学
竹内アンナ
四星球
超能力戦士ドリアン
the quiet room
緑黄色社会
マカロニえんぴつ
あいみょん
androp
怒髪天
AMEFURASSHI
め組
灰色ロジック
[.que]
Made in Me.
POLYSICS
GLIM SPANKY
夜の本気ダンス
ASIAN KUNG-FU GENERATION
ZOC
山中さわお(the pillows)
CODE OF ZERO
B.O.L.T
ポルカドットスティングレイ
back number
亜沙
- 2022.05.29
-
Predawn
TENDOUJI
"Karatsu Seaside Camp 2022 in 玄界灘"
キュウソネコカミ
GANG PARADE
日食なつこ
BiSH
小山田壮平
東京スカパラダイスオーケストラ
フィロソフィーのダンス
SHERBETS
神はサイコロを振らない
WANIMA
Lucky Kilimanjaro
BiS
鶴
SAKANAMON
Dear Chambers
羊文学
豆柴の大群
空想委員会
スピラ・スピカ
挫・人間
キタニタツヤ
凛として時雨
松永天馬(アーバンギャルド)
Bye-Bye-Handの方程式
フジファブリック
climbgrow
the quiet room
androp
"ツタロックDIG LIVE Vol.9 -OSAKA-"
The Biscats
KANA-BOON
夜の本気ダンス
Laura day romance
四星球
あいみょん
怒髪天
山さん(s o t t o/ex-WHITE ASH)×金廣真悟(グッドモーニングアメリカ/AsuralbertⅡ)
B.O.L.T
Ivy to Fraudulent Game
ASIAN KUNG-FU GENERATION
東京初期衝動
back number
- 2022.05.30
-
キュウソネコカミ
ヒトリエ ※振替公演
- 2022.06.01
-
TENDOUJI
a flood of circle
LONGMAN
ReoNa
桃色ドロシー
小山田壮平
MANNISH BOYS
挫・人間
FUNKIST
Mr.ふぉるて
ASIAN KUNG-FU GENERATION
GOOD ON THE REEL
- 2022.06.02
-
TENDOUJI
マカロニえんぴつ
the dadadadys
KEYTALK
四星球
MANNISH BOYS
メメタァ
阿部真央
Cö shu Nie
眉村ちあき
EMPiRE
怒髪天
- 2022.06.03
-
キタニタツヤ
マカロニえんぴつ
a flood of circle
GANG PARADE ※振替公演
東京スカパラダイスオーケストラ
THE BAWDIES
THE BACK HORN
メメタァ
アメノイロ。
ガガガSP
秋山黄色
ドミコ
ドラマストア
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
フジファブリック
桃色ドロシー
夜の本気ダンス
山中さわお(the pillows)
オレンジスパイニクラブ
ReoNa
私立恵比寿中学
BLUEVINE ※振替公演
Youplus
tricot
LONGMAN
ACIDMAN
怒髪天
- 2022.06.04
-
BiS
フィロソフィーのダンス
KANA-BOON
あいみょん
a flood of circle
ヤユヨ
緑黄色社会
アメノイロ。
BiSH
Ivy to Fraudulent Game
キタニタツヤ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
神はサイコロを振らない
CIVILIAN
竹内アンナ
the dadadadys
"SHIRUBE 2022"
LUCKY TAPES
KEYTALK
忘れらんねえよ
wacci
zoc
Lucky Kilimanjaro
豆柴の大群
ドミコ
"SAKAE SP-RING 2022"
挫・人間
"百万石音楽祭2022"
SHERBETS
伊東歌詞太郎
ガガガSP
GANG PARADE
日食なつこ
秋山黄色
Ochunism
ぜんぶ君のせいだ。
パスピエ
灰色ロジック
HY ※振替公演
シナリオアート
鶴
androp
- 2022.06.05
-
BiS
フィロソフィーのダンス
KANA-BOON
ASIAN KUNG-FU GENERATION
あいみょん
ぜんぶ君のせいだ。
Ivy to Fraudulent Game
山中さわお(the pillows)
BiSH
竹内アンナ
THE BACK HORN
THE BAWDIES
"SHIRUBE 2022"
KEYTALK
SHERBETS
ZOC
Helsinki Lambda Club
B.O.L.T
東京スカパラダイスオーケストラ
凛として時雨
"SAKAE SP-RING 2022"
挫・人間
"百万石音楽祭2022"
wacci
伊東歌詞太郎
SUPER BEAVER
SAKANAMON
小林柊矢
パスピエ
LONGMAN
HY ※振替公演
鶴
スピラ・スピカ
RELEASE INFO
- 2022.05.22
- 2022.05.24
- 2022.05.25
- 2022.05.27
- 2022.06.01
- 2022.06.03
- 2022.06.08
- 2022.06.09
- 2022.06.15
- 2022.06.17
- 2022.06.22
- 2022.06.24
- 2022.06.29
- 2022.06.30
- 2022.07.01
- 2022.07.04
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
神山羊
おいしくるメロンパン
Skream! 2022年05月号