Japanese
BLUE ENCOUNT
Skream! マガジン 2019年12月号掲載
2019.11.21 @Zepp Tokyo
Writer 三木 あゆみ Photo by 浜野カズシ
バンド結成15周年、メジャー・デビュー5周年イヤーを迎えた2019年。BLUE ENCOUNTが、全国18ヶ所22公演を巡るライヴハウス・ツアー"BLUE ENCOUNT TOUR2019「B.E. with YOU」"を開催した。チケットはソールド・アウト、LINE LIVEでの生配信ではなんと100万視聴数という脅威の記録を突破したファイナルのZepp Tokyo。この日何度も"かかってこい!"と煽るブルエン(BLUE ENCOUNT)とそれに応え続けるファンが放つエネルギーは、どこまでも肥大化していくばかりで、タイトルの"B.E. with YOU"の通り、これまで共に歩んできた互いの信頼関係と、これからも一緒に上っていこうという決意が窺えるライヴだった。
SEが鳴り始めると超満員のフロアで一斉に手拍子が起こり、手が上がる。4人が登場する前から観客のボルテージはすでに最高潮だ。会場が興奮に包まれるなか、田邊駿一(Vo/Gt)、江口雄也(Gt)、辻村勇太(Ba)、高村佳秀(Dr)の4人がステージに立ち、1発目に「#YOLO」が投下されると、大歓声が巻き起こる。アッパーなサウンドで会場のテンションをぶち上げると、続いて「LAST HERO」、「アンバランス」と、エネルギッシュな曲で畳み掛けていく。今回のツアー"B.E. with YOU"は全公演セットリストが違うということで、ファイナルでありながら誰も予想できない展開が待っているわけだが、冒頭3曲の攻めっぷりに"もしかして今日はヤバい日になるんじゃないか"と予感させる。田邊の歌がグッと前に出て聴き手に強く訴えかける「HALO」、江口と辻村が弾きながら踊りまくる「JUST AWAKE」、「DESTINATION」と怒濤のナンバーで追撃。シンガロングを起こし、ポジティヴなオーラを放った「NEVER ENDING STORY」、「ロストジンクス」では、ステージとフロアの心がさらに近づき一体感が増す。MCでは田邊から"屍のようなやつがダイヴしてたけどみんな大丈夫か(笑)?"なんて話題も出てくるほどのカオス状態なのに、会場からは"まだまだ足りねぇよ!"と声も上がるほどの激闘だった。
"俺らの15年分の音楽を、時間が許す限りあなたに届けたい。俺らの曲を好きでいてくれるあなたのために歌いたい"と田邊が語り掛けた「声」から、エモーショナルなパートへ。特に印象的だったのは歌うのが久々だというバラード「夢花火」。藍色の中に射す放射状の光の筋が美しい照明の演出と、リバーブが深くかかったドラムの音像、田邊のまっすぐな歌声によって、ゆっくりと空に飲み込まれるような感覚に陥った。そこから、15年の中で起きた事件についてそれぞれ話し、笑いも誘ったMCを経て、田邊は中止となってしまった9月の代々木公園でのフリー・ライヴに対する悔しさを語る。あの日の雪辱を果たすべく、「バッドパラドックス」を演奏。音源のシリアスな雰囲気に、ライヴでは"全員で飛び跳ねろ!"と煽る熱量も加わり、楽曲の新たな一面を感じることもできた。そのままカウントで「Survivor」、「VS」になだれ込み、再び激しくぶつかり合う。フロアの熱気がこれ以上ないほど上昇し、それでも衰えを知らずに底から漲るパワーを放出するブルエン。田邊が"隠してんじゃねぇぞ、本当のお前見せてみろ"と叫び、ガッシリ心を掴まれたまま「ハウリングダイバー」へ。観客の大声援がブルエンに届き、その声を受けた4人が大きな力を作り出し、フロアに戻す。それを受け取ったファンたちがさらにその力を大きくして、ステージに返すというプラスの連鎖で、Zepp Tokyoには膨大なエネルギーが充満しており、その様子に思わず熱いものがグッと込み上げてくる。ラスト・スパートで届けた「だいじょうぶ」での曲中、田邊が感謝を伝えると、ファンたちがすかざず"ありがとう"と返す。"俺たちは弱い。だけどあなたに救われて、ここに立ってます"、"これからも一緒にいてください!"と力強く話し、目の前にいる"あなた"のために歌う姿からは、共に歩んできて築いたバンドとファンの堅い絆を感じることができた。ラストはアンセム「もっと光を」でこの日一番の大合唱を巻き起こし、"これこそがブルエンのライヴだ"と言える爆発力を見せつけ、本編を終了。
アンコールでは、2020年5月より全国ホール・ツアーを開催することを発表。"15年経ってもまだまだやることがある"、"BLUE ENCOUNTはこれから始まります"という言葉を述べて披露した新曲「ポラリス」からは、"新たな旅"へ向けた決意が強く感じられた。この日の彼らは、自分たちが聴いてくれる人にとってどういう存在でありたいか、何を届けたいのかということを、音楽と感情と言葉で強く伝えていたと思う。迷いや不安を抱えながら、不器用でも走り続ける人たちにとっての"光"となるため、最後の1曲「HANDS」まで全身全霊で想いを届けていった。
[Setlist]
1. #YOLO
2. LAST HERO
3. アンバランス
4. HALO
5. JUST AWAKE
6. DESTINATION
7. NEVER ENDING STORY
8. ロストジンクス
9. 声
10. 幻聴
11. 夢花火
12. バッドパラドックス
13. Survivor
14. VS
15. ハウリングダイバー
16. ONE
17. だいじょうぶ
18. もっと光を
En1. ポラリス
En2. HANDS
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