Japanese
PompadollS
2025年07月号掲載
Member:五十嵐 五十(Vo/Gt) 青木 廉太郎(Gt)
Interviewer:サイトウ マサヒロ
-そしてラストの「まえがき」。これ、すごくいい曲ですね。物語から解き放たれた、五十嵐さん自身の言葉なんじゃないかと感じました。
五十嵐:そうですね。いつもより俯瞰してみようと思いながら書きました。前作はこれを書きたい、あれを言いたいっていうことをとにかく入れ込む感じだったんですけど、今作ではバンドとしてお客さんに何を伝えられるのか、どんな順序や方法で伝えるべきなのかをちゃんと考えながら作詞できたと思います。それもやっぱり、ライヴが増えてお客さんの存在を身近に感じることが多くなったからだと感じますね。
-「まえがき」のサビの"あの時 聞いた童話が/いまも僕たちの争いを一歩、/止めている。"というフレーズは、PompadollSが音楽を鳴らす理由を端的に語っているように思えて。
五十嵐:そうなんですよ。1つの宣言のような曲ですね。
青木:PompadollSを再定義するというか、その定義をさらに強固にするような曲だと思いました。こういう"いい曲"をバンド・アレンジするのが一番難しくて。「魔法のランプ」(2024年リリース)とかもそうなんですけど、メロディと歌詞がいいから、楽器が何かをするべきではないのでは? と思いつつ、感傷的な雰囲気を壊さず強めることを意識しました。
-『Fantasism』の中でお2人が特に手応えを感じている曲はありますか?
青木:新曲3曲(「赤ずきんはエンドロールの夢を見るか?」、「ラブソング」、「まえがき」)はアレンジするのが大変でした。前作は何をやっても良かったけど、今はPompadollSとしてすでにやってきたことが増えたから、メロディと歌詞を道しるべにしつつ被らないことを考えるのが大変で。でも、特に「赤ずきんはエンドロールの夢を見るか?」はいい感じにまとまったと思います。
五十嵐:私は「ラブソング」ですね。録音の2週間前に"違うかも"と思って編曲を変えたいって提案したら、めちゃくちゃ怒られて(笑)。でもその結果さらに良くなったので、思い入れがあります。
青木:ビビりましたね。もとはもっとストレートな楽曲だったけど、ノリが良くなったというか。最大出力だと思っていたもののさらに上を見られた。
-そうやって、1人で作ったものに全員で向き合った結果、予想だにしなかったものが生まれるのがロック・バンドの面白さだと思います。
青木:たしかに。PompadollSがバンドらしくなってきたのはそういうことなのかもしれない。誰かに付いていくとかではなく5人がやり合った上で曲ができるって、すごくロック・バンドっぽいですね。
-改めて、『Fantasism』はお2人にとってどんな作品になりましたか?
五十嵐:個人的にもバンド的にも、成長を見せられる一枚なんじゃないかなと思います。前作よりも安心して聴いていられる。ここからどう変化していくのかが楽しみになる作品ですね。
青木:PompadollSはメンバーそれぞれ使ってる言語が違うから1つのものを作るのが大変で、でも筋トレみたいに傷が付いたところから強くなりましたね。頭を悩ませたところはちゃんとカッコ良くなってる。
-苦労したけど、その分良いものができた自信があると。
青木:そうです。取捨選択の時間が長くはなりましたけどね。ロックを歴史から学ぶくらい勤勉な馨君が出す意見にも助けられました。あと、レコーディングの方法も結構変えたんです。全曲グランド・ピアノを使うとか。そういった細部にこだわれた作品ですね。半年とは思えないくらいの成長が詰まってる自信作です。
-では最後に今後の活動について聞かせてください。この夏は東阪でのワンマン・ライヴ([PompadollS 1st One Man Live"いつか帰るところ"]、[PompadollS OSAKA 1st ONE MAN LIVE "吟遊奏者"])に加えて、フェス出演や韓国公演("PompadollS One Man Live in SEOUL")もあり飛躍の季節となりそうですが、意気込みはいかがですか?
五十嵐:初心を忘れずにやっていきたいです。ライヴでは毎回何かしら今までできなかったことをやろうと思っているので、それを怠らないように一つ一つ大事に頑張りたいですね。
青木:夏休みの目標みたいなことを言ってる(笑)。
五十嵐:自分でもそう思いました(笑)。
青木:PompadollSがロック・バンドとして迎える初めての夏ですからね。ロックを一歩前に進めるための足掛かりになる夏になればいいなぁ。僕たちはもちろん頑張りますけど、聴いてくれている人も、他のバンドマンも、一緒にロックを進化させようぜと思います。
-ロックを一歩前に進めるというのは、純粋に音楽としてさらに発展させたいということ? それとも、もっと影響力を高めたいということなのでしょうか?
青木:世間的な地位を上げたいですね。日本ではポップスでもロックでも見られ方があんまり変わらないじゃないですか。でも、やっぱりロックはリスナーの身体に電撃を走らせるような音楽であるべきだと思っていて。共感を大事にしている最近の楽曲は、次元が1つ下がってしまっているのではないかなと。リスナーに合わせて音楽を作るのも素晴らしいと思いますけど、ロック・バンドはリスナーを引っ張っていく存在であるべき。そういうロック・バンドを生み出すのが野望ですね。
もちろんPompadollSがロック・スターになれたら嬉しいですけど、そうなれなくてもPompadollSがいたことによって後にそんなバンドが出てきたらいい。だから、みんなでロックを先に進めていきたいんです。そのためにも、PompadollSはもっと大きくならなければならないし、ロックがロックであり続けるために勝ち続けなきゃならない。今フロアにいるお前がギターを持つことになるかもしれないぞと思いながら。
RELEASE INFORMATION
PompadollS
2nd EP
『Fantasism』

PMPS-0002
[PompadollS]
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