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INTERVIEW

Japanese

らそんぶる

2025年05月号掲載

らそんぶる

Member:そら(Gt/Vo) ゆー(Gt) なんちー(Ba) みやび(Dr)

Interviewer:サイトウ マサヒロ

-客観的に見ると、「ロックンロールに恋をしたんだ!」がSNSで話題を呼んだことが、躍進の大きなきっかけになったと思います。ご自身ではヒットの要因についてどう考えていますか?

そら:私は自分の曲が全部好きだし、自信を持って出してるので、絶対売れるっていう自信はありました。でも、こんなにすぐだとは思ってなかった。ゆーのSNSの力も重なって早い段階で来たのかなって。

-ゆーさんは、SNSで楽曲を広めるための戦略を意識しているんですか?

ゆー:さっき話した最初の3曲の中で、「ロックンロールに恋をしたんだ!」が一番伸びると思ってたんですよ。曲名通りのインパクトあるフレーズがサビの最初にゴーンって来るじゃないですか。だからそこを強調したらいいのかなって。ショート動画が流行ってるのって、今の人が飽き性だからだと思ってるんです。だから、動画の頭にインパクトのある歌詞やメロディを持ってきて、そこをどれだけ記憶に残せるかみたいなことはめちゃくちゃ考えてます。

-なるほど。動画を作るコツってあったりします?

ゆー:無課金のCapCutしか使ってないし、そこまで凝ったことはしてないんですけど、歌詞はマンガのコマ割りみたいに右から左へと読みやすいように配置するとか、あとは音量の調整。他の動画と比べて急に大きい音が流れても、"嫌だな"って思われてスクロールされちゃうし、小さすぎてもスマホのボリュームを上げる動作がめんどくさくて、インパクトに残らないと思うから。日常では気にしないようなことを"これってどうなんだろう?"って考えながら作ってます。

-めちゃくちゃ勉強になります。ここからは皆さんの音楽ルーツについてお伺いしたいのですが、それぞれ"ロックンロールに恋をした瞬間"について教えてもらえますか?

なんちー:中学生の頃にCSのMUSIC ON! TVとかのランキングが流れてる番組を家で流していて、その中でUNISON SQUARE GARDENの「シュガーソングとビターステップ」を聴いて、"めっちゃいい!"と思ったんですよ。そのときはそれで終わったんですけど、期間が空いてまたいい曲が流れてると思ったら、それもユニゾン(UNISON SQUARE GARDEN)で、同じ人だってことに気付いてからハマっていきました。

-ということは、ベースを始めたのもユニゾンの田淵(智也)さんへの憧れだったり?

なんちー:って、言ってはいるんですけど......(笑)。ギターって弦が6本あって、指は5本だから1本足りないじゃんって。で、ベースは4本だから1本余るし弾けるんじゃねっていう、適当な理由で(笑)。

-みやびさんはどうですか?

みやび:私はもともと、Aqua TimezとSPYAIRはライヴに行くくらい好きだったんですけど、そんなにロック・バンドを聴いてたわけではなくて。ただ、小学生のときにマーチング・バンドでスネアを叩いてたんですよ。で、大学で暇だからドラムを叩けるサークルに入ろうと思って。そこでそらがらそんぶるに誘ってくれて、「ロックンロールに恋をしたんだ!」を聴いて、"めっちゃいい!"って。

-おぉ! まさに「ロックンロールに恋をしたんだ!」でロックンロールに恋をしたんですね。そらさんはいかがですか?

そら:おじがバンドをやっていたり、お父さんもギターを弾いていたりして、小さい頃からいろんな曲を聴かされて育ったんです。小学校低学年からライヴハウスに行ったりしてたし。なので、"ロックンロールに恋をした瞬間"って聞かれると難しいんですけれど......記憶に残ってるのは、家族でカラオケに行ったときに、締めの1曲が「雨あがりの夜空に」(RCサクセション)で。それがすごくロックを感じた瞬間でした。今でも家族で歌ったらぶち上がるし。

-忌野清志郎(Vo/Gt)さんからの影響って大きいんですか?

そら:清志郎さんに限らず、親の年代のロック・バンド、洋楽だとQUEENとかWHAM!とかをめっちゃ聴いてて。私が聴いてきた音楽って、どれも光や温かさをくれるバンドなんです。だから私たちも"太陽みたいなバンド"っていうのをモットーにしてて。ただ死なないための音楽じゃなくて、人生に彩りを与えられるバンドになりたいです。

-ゆーさんはいかがですか?

ゆー:私は小学生のときにギターを始めたんですけど、そのきっかけはアニメ"けいおん!"でした。"ギターってかっこいい!"と思って、習ってた水泳をやめてギター教室に通い始めて。そのときは何も趣味がなかったんですけど、主人公の(平沢)唯ちゃんも最初は得意なことが全くなくて、だけどギターを始めたことで成長していくっていうストーリーだったので、そこに自分を重ねてました。

-それぞれ異なるル-ツがあるんですね。そらさんは、曲を書くときに大切にしていることはありますか?

そら:自分の強みは歌メロなんですけど、鼻歌を歌いながら感覚で作ってるので、どこにこだわってるかと聞かれると難しいですね。歌ってて気持ち良くて、聴いてて楽しいメロディを付けることは意識してるかな。あとは、お父さんが"好きという言葉を使わずに好きだと伝えるのがロックだ。バンドだ"って言ってたので、私も直接的な"愛"とか"好き"みたいな言葉は使わないかなと思います。

-そらさんの歌詞は、カッコつけていないのがいいですよね。リスナーと同じ目線に立っているように感じます。

そら:あまり難しいことを言えないからカッコつけないようにしてるのかもしれない(笑)。ちゃんと言いたいことが伝わるように、飾らない歌詞を書いてます。たまに難しい歌詞を書ける人が羨ましくなるけど、私の歌詞はそのまま刺さってくれたらいいなって。

-3人から、そらさんの曲に対する印象はいかがですか?

みやび:情景が思い浮かびやすいよね。

そら:aikoさんが好きなんですけど、聴いてると風景が浮かぶじゃないですか。だから、そのときの状況とか、主人公の表情が自然に想像できるような歌詞を書きたいんです。