Japanese
AYANE
2024年05月号掲載
Interviewer:山口 哲生
-ちなみに、初めて作った曲って覚えてます?
めっちゃ覚えてます。"どうすれば"っていうタイトルで、"どうすれば夢に辿り着くの?"っていう歌詞から始まるんですけど、なんかいろいろ悩んでたのかなぁ......って(笑)。
-小5で将来の夢に悩むのもかなり早い気がしますよ。
初めて音楽の壁にぶつかったのは小3だったんですよ。それまではJ-POPを歌っていたんですけど、Celine Dionさんの「To Love You More」を歌ってみたら? って父に勧められて、初めて洋楽に挑戦してみたんです。でも、洋楽って発声の仕方も違うし、英語も全然わからないから、全部カタカナでフリガナを振っても難しいし。そのときに初めて、歌うのが楽しくない! ってなってしまって。もう練習したくないし、でもしないと怒られるし、もうやめたいなぁ......っていうことがありましたね。
-その壁はどう乗り越えたんですか?
これがまたポジティヴな性格というか(笑)。2ヶ月に1回ぐらいオーディションを受けていたんですけど、そのときに洋楽を歌ったら、審査員の人が"すごい!"って褒めてくださって。"えっ? じゃあすごいのかも......! じゃあ大丈夫!"っていう(笑)。
-練習が報われた瞬間でもあったんですね。AYANEさんのオリジナル曲について、過去にはロック調の楽曲を発表されたこともありますが、今はR&Bがメインになっていて。そういった音楽が好きになったきっかけというと?
もともと聴いていて好きだったのもあるんですけど、じゃあ自分がどういう音楽をやりたいかと思ったときに......ONE OK ROCKさんにハマって、一回ロックに全振りしてみたこともあったんですが、キャラ的にも"行くぞー!"みたいな感じでもないし、声的にも自分には何が合ってるのかなって、すごく悩んでいた時期があって。その悩みを持ちながら上京してきたんですけど、そのときにプロデューサーの西(陽仁)さんと出会ったんです。それまでは自分の趣向でしか動いていなかったけれど、西さんの考えを聞いたりして、そういうのもいいなっていう気づきがあって。そこから初めてリリースした「泣きたい夜」(2022年リリース)という曲をみんながたくさん聴いてくれて、自分はこっち系の音楽が声的にも合ってるかもと思って、今はやってますね。
-いろいろトライしていくなかで見えてきたものもあると。
はい。なんでもやってみて、どうかなっていう繰り返しをずっとしてきました。
-それが一番いいですよね、とにかく一度やってみるという。昔からそういうタイプでしたか?
小さい頃からずっとそうですね。もちろん失敗するときもあるし、やって良かったなと思うこともあるし。親に"やめなさい!"って止められることもあったりしましたけど、やってみないと気が済まないタイプなので、とにかく一回やってみます。
-ちなみに、親に止められたことというと?
めっちゃしょうもないことなんですけど、小さいときに、コンクリートの細い壁みたいなところがあって、そこを登って渡ってみたくなったんです。"危ないからやめなさい!"って言われたんですけど、絶対に渡り切れると思って渡っていたら、足を踏み外して血だらけになって(苦笑)。親から"ほら言ったやん"って言われたけど、"こんなことになるとは渡らないとわかりませんでしたー"って言いました(笑)。
-血だらけで(苦笑)?
はい(笑)。"こんなんやってみんとわからんかったもん"って(笑)。
-その返しといい、いろいろと早熟な子だったんですね(笑)。ここからはEP『#YOLO』のお話に行こうかと。実はこの取材はリリース日当日に行っているわけですが、ファンの方から言葉が届いていたりします?
届いてます! みんなメッセージやメンションをくれて嬉しいですね。"楽しみに待ってたよ!"という声が一番嬉しいし、曲を作ろう、リリースしようという活力にもなりますし。だからこそ、みんなのメッセージやコメントは、身近に感じられるように返信したりするようにしてます。
-EPについて、こういった作品にできたらいいなと考えていたことはありますか?
タイトルの"#YOLO"は"You Only Live Once"で、人生一度きりという意味なんですけど。何かに挑戦しようとか、行動してみようと思ったときに、すごく不安になったり、自分にできるのかなって考えてしまったりすることって、やっぱりAYANEにもあるし、みんなにもあると思うんですよね。でも人生一度きりやから、やりたいと思ったことは一回やってみたらいいんじゃない? って。それが失敗でも成功でもどっちでもいいやんっていう。そうやってみんなの背中を押せるEPになったらいいなと思ってこのタイトルを付けたし、そういうEPに仕上げました。
-今日お話しされていたことそのままという感じですね。
本当にそうですね(笑)。自分でもこういうマインドの人って珍しいなと思うんです。なかなかいないし、出会ったこともないから、だからこそ、このマインドをそのまま言葉にして、みんなにも伝えられたらなって。どの曲もそういう思いで届けています。
-タイトル・トラックの「#YOLO」はまさにその言葉を表した楽曲ですけども、ご自身のマインドをそのまま出すというのは、スムーズだったのか、いろいろ悩む部分も多かったのか、どんな感じでした?
どちらかというと苦戦しながら、悩みながら書きました。メッセージ・ソングなので、言葉選びが難しくて。どうやったらみんなの背中を押せるのかなとか、"頑張りたいんだけど不安、でもやっぱり頑張りたい"という複雑で繊細な気持ちをどうやって言葉にしていくかというのは悩みましたね。
-そういった部分を表すために、ご自身の現状も書いているところもありますよね。
そうですね。自分の今の気持ちは結構入れました。サビの歌詞には、2年前にリリースした「泣きたい夜」に入れていた言葉を、アンサーみたいな感じでちょっと入れていたり。自分の言葉で書いているものが多いですね。
-"夢は街のアイコンに"というのは、今の願望でもあって。
渋谷を歩いていて、大きなヴィジョンを見るたびに"あそこに出たいなぁ"って毎回思うので、そのまま入れちゃいました。
-ただ、その2行前は"キラキラ期待してた私ボロボロ"なんですよね。
"もっとこうなったらいいのにな"とか"なんでこんなんできひんのやろう"って考えることも結構あるから、そういう部分も歌詞には入れたかったんですよね。やっぱり自分は強いだけじゃないし、この曲を聴いてくれた人が"AYANEちゃんっていつも「イエーイ!」ってやってるけど、ボロボロのときもあるんだな"って思えたら、味方がいるって思ってもらえるんじゃないかなって。自分もそうですけど、そっちのほうが身近に感じられるというか、他人事とか綺麗事ではない言葉が届きやすくなるのかなと思って、そういう言葉も入れてみました。
-「lonely girl」は韻の踏み方も気持ちいいなと思いました。
ありがとうございます。この曲はサビのメロディから作ったんですけど、その時点で"泣きむし私は lonely girl"って歌っていたんですよ。なので、これがテーマやなと思って、そこから広げていきました。
-"嫌でも目につく最近のトレンド/可愛いの数がメンタルと連動"というラインもいいですね。
今って、別に見ようと思っていなくても、携帯を開いたらキラキラした女の子たちが目に入ってきちゃうじゃないですか。それを"キレイやなぁ"で終われたらいいけど、うらやましさから自然と自分を比較してしまったりとか。私も昔はめっちゃ落ち込んでたんですよ。
-そうだったんですね。
"この子はこんなにかわいくて、背も高くて、彼氏がいて、いいなぁ......もう嫌や......"みたいな気持ちになったりとか。今はそれをどう自分に生かせるかっていう考え方になったんですけど、落ち込んでしまう気持ちはすっごくわかるんですよ。そういった気持ちは、この曲にぴったりの情景やなと思って入れてみました。
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