Japanese
ASOBOiSM
2024年09月号掲載
Interviewer:石角 友香
-新曲の前に前回の「自分の機嫌は自分でとる(Remix)feat. あっこゴリラ&CLR」(2023年配信リリース)についてお聞きしたいのですが、このときはあっこゴリラさん、CLR(ラランド サーヤ)さん、2人同時にオファーしたんですか?
そうですね。あっこ(あっこゴリラ)ちゃんとはZoomgalsで一緒に活動してた時期があって。まぁそれより前から私がリスナーだったからあれですけど。サーヤちゃんに関してはコロナ禍に「Categorizing」(2021年配信リリース)っていうなみちえちゃんと作った曲があって、その曲をサーヤちゃんがAマッソの加納さんとやってた公演("余韻と脚色 単独ライブ")の出囃子で使ってくださってて。どこから知ってくれたのか分かんないですけど、ASOBOiSMの音楽に出会ってくれたので、"本当にありがとうございます"みたいな感じでDMしたら、ご飯に行く流れになったんです。でもコロナ禍だったから、初めてなのにサーヤちゃん家に行くことになって(笑)、そこから交流が生まれました。で、サーヤちゃんが音楽活動を始めるタイミングで曲を聴かせてもらったんですけど、"え? この人ヤバい!"と。そこからずっと何か一緒にやりたくて、「自分の機嫌は自分でとる」ができたとき、これは絶対サーヤちゃんでしょと思って声掛けしました。だから個別で尊敬しているアーティストの2人に声を掛けさせてもらったという経緯ですね。
-サーヤさんは礼賛の活動もですけど、なんであんなにできるの? って。
いや本当にすごいですよ。1個下なんですけど、私が独立したきっかけも彼女の姿を見てというか。本当に戦ってるし全ての仕事を200パーセントぐらいでこなしていくし、それを苦労とも思わせないし。そういう姿が本当にカッコ良くて。私お笑いのライヴも観に行かせてもらったんですけど本当に面白いし。見えないところでもたくさん努力してるんだろうなって思って。だから彼女の姿から学ぶことがいっぱいありますね。
-あんまりいないタイプのアーティストですよね。
たしかに見たことないですね。サーヤちゃんを素敵だなって思ってるもう1つのところが、彼女も会社員をやってて。これだけ多忙なのに在籍していらっしゃるんで、"なんでそんなにできるの? 頑張れるの?"って話聞いたときに、"そっちの脳みそ使っておきたいんだよね"、"その経験が絶対お笑いとかに活きていくから"と言ってたんです。もう"ご飯食べられないから働いてます"って時代は終わったなと思います(笑)。
-たしかに。冴えてます。
夢を追っている人たちが、アルバイトしてることをカッコ悪いからって隠すことが多いんですよ。たしかに一本で食いたいのは当たり前にあるとして、でも捉え方によってはすごくいいと思うから、マイナスばっかじゃないよねってことも彼女の姿勢から学んで私も励まされたし、そういうところを尊敬してますね。
-まさに「自分の機嫌は自分でとる」も今回の「断捨離」のテーマもハマりますね。
「断捨離」に関してはサーヤちゃんと年末か年明けぐらいに一緒にご飯食べに行って、そのとき話してたテーマの中で"断捨離"っていうワードめちゃくちゃいいなって思ってて。
-断捨離っていうテーマにどんな思いがありますか?
今の時代ってめちゃくちゃSNSでも人と繋がってるし、喋ったこともない人も自分のフォロワーにいたり、自分がフォローしてたりするじゃないですか。その中で自分の関わりたい人を取捨選択していくことって、今の時代においてめっちゃ大事なことだと思ってて。特に音楽活動で言うと、誰かを悪く言うとかではなくて私の場合10代から、どういう動き方を音楽業界の人たちがしてるかってことを、全く知らずに来ちゃったんですね。だから今になってこんな人たちがこういう動きをしてるとか分かったりしてるんですけど。若いアーティストの人たちは、一緒にやってる人たちが自分の持ってる世界の中の人になっちゃうから、外のことって知る由もないので、一緒にやってる人にやる気がなかったら一緒に落ちてっちゃうという。でも本来音楽を届けたい気持ちがあるなら、音楽を広めるためにリソースを使うべきだと思ってて、(状況に納得できないのなら)自分がそこから抜け出すっていうことも一つの曲のテーマだったんです。
-たしかに10代でその世界に入るとそうなりますよね。
別に誰が悪かったからそうだったとかではないんですけど、やっぱり人間関係をリセットすることで新しい人たちとの出会いがあったり、新しいものが見えてきたり、そんなことが自分にとってはすごく大事なことだったから。これって音楽活動だけじゃなくて会社に勤めてる人でも、転職したい気持ちはあってもなかなか一歩踏み出して外の世界に行けない。なぜかと言うと自分がそこで変われるか分からないし、評価されるか分からないみたいなのがあるからだと思うんですけど、一歩踏み出したら新しい世界に出会えたりするじゃないですか。そこで自分がハッピーになれたりもするし。その意味でも別れってマイナスなことだけじゃなくてプラスにも変わるし、今回で言えば"断捨離"って強い言葉で、さよならからスタートじゃないけど、そういうのをメインのテーマに据えて歌った曲ですね。
-ASOBOiSMさん自身の節目というか、それを象徴する作品でもあるんですね。では最後に今後の予定を今話していただける範囲で伺えれば。
海外の人ともコラボレーションしていきたいっていうのはずっと思ってたことなんですが、権利の関係とかいろいろ難しいからなかなか実現できてなかったんですけど、今年の1月、香港やオーストラリアの子と曲を作って、それがリリースされたり。来月台湾で初めてライヴするんですけど、その台湾のアーティストの子と一緒に作った楽曲がリリースされたり、他にもインドのトラックメーカーとアメリカでちょっと制作したり、そういうのがずっと進行はしてて、だから日本にとどまらず海外でも活躍したいしというのもあります。海外のリスナーさんにももっとASOBOiSMを知ってもらえるきっかけができたらいいなっていうのもそうだし、独立したのもあるので、目先の目標としては自分で1回アルバムを作る。そしてそこから先にはワンマン・ライヴもやっていきたいなって思ってるし。本当に今"ONE PIECE"じゃないけど、仲間探ししてる旅の途中なので(笑)、今回のインタビューもそうですが、協力してくれたBIG UP!の方もそうですし、出会いを大事にしながら、自分の音楽を広げられる活動をどんどんしていけたらいいなと思ってます。
-台湾のアーティストはどんな方なんですか?
OUR SHAMEちゃんっていう女性2人のユニットなんですけど、彼女たちが大阪の"MINAMI WHEEL(Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL)"のライヴを観に来てくれてて、そのときにCDを渡してくれて、"ASOBOiSMちゃんと曲作りたい"みたいな感じでインスタのDMから始まったんですよ。で、"曲はデータで作るとしてもライヴ一緒にやりたくない?"みたいな感じで、"私台湾行くよ"って(笑)。それで、彼女たちのリリース・イベントのオープニング・アクトという形で、出させていただくことになってて、台湾にも結構ASOBOiSMのリスナーさんがいるので、本当に初めての海外公演なんですけど、それを楽しみにしてる感じですね。
-最近台湾や韓国、中国の方が日本のフェスに参加されることも多いから、直接日本のアーティストを観ていることも増えてますね。
そうですね。香港のアーティストの方と曲を作ったときも、"なんで私のことを知ってくれたの?"って言ったら、そのエンジニアの方がイギリスなんですけど、イギリスから日本に遊びに来てるときにhotel koe で私を観てて、ビートメーカーの方と曲を作るときにASOBOiSMの名前を挙げてくれたそうなので、面白い出会い方するなって思います。今、ほとんど全部の仕事がインスタで決まるので、時代だなって感じですね。だから別に"海外で活躍したい!"とか"日本で活躍したい!"とかではなくて、多方面にリスナーがいるっていうことを自分が分かった上で活動するのが一番いいし、自然な形だなと思ってます。
RELEASE INFORMATION
ASOBOiSM
NEW DIGITAL SINGLE
『断捨離 feat.サーヤ』
NOW ON SALE
配信はこちら
LIVE INFO
- 2025.06.24
-
にしな
星野源
ビッケブランカ
キノコホテル
きのホ。×POLYSICS
ExWHYZ
リュックと添い寝ごはん
Devil ANTHEM.
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~Miracle PON☆〜"
- 2025.06.25
-
オレンジスパイニクラブ
ザ・シスターズハイ
SHE'S
星野源
TenTwenty
Czecho No Republic
PEDRO×詩羽
People In The Box
斉藤和義
岡崎体育
- 2025.06.26
-
Creepy Nuts
ザ・シスターズハイ
ヤングスキニー
怒髪天
ドミコ
TENDOUJI
the dadadadys
斉藤和義
WANIMA
岡崎体育
にしな
プルスタンス / Navy HERETIC / cherie / ライティライト
- 2025.06.27
-
四星球
Creepy Nuts
GOOD ON THE REEL
Subway Daydream
東京スカパラダイスオーケストラ
ビッケブランカ
the shes gone
The Slumbers
GLIM SPANKY
オレンジスパイニクラブ
女王蜂
ポルカドットスティングレイ
ドミコ
フリージアン
サイダーガール
TENDOUJI
Nothing's Carved In Stone
荒谷翔大
yama × 群馬交響楽団
chilldspot
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
Amber's × シズクノメ
空白ごっこ
WANIMA
岡崎体育
"LIVEHOLIC 10th Anniversary series~ナニカシラ presents sunriseeee!!!!〜"
- 2025.06.28
-
眉村ちあき
女王蜂
鶴
LOCAL CONNECT
竹内アンナ
GRAPEVINE
怒髪天
[Alexandros]
Lucky Kilimanjaro
Organic Call
浅井健一
"CRAFTLAND"
チリヌルヲワカ
the shes gone
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
OKAMOTO'S / w.o.d. / MONO NO AWARE / Laura day romance ほか
いゔどっと
いきものがかり
ASP
コレサワ
ドレスコーズ
神はサイコロを振らない
Laughing Hick
荒谷翔大
福永浩平(雨のパレード)
FINLANDS
the dadadadys
私立恵比寿中学
スカート
ゴキゲン帝国
礼賛
ORCALAND
"World DJ Festival Japan 2025"
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
忘れらんねえよ / BLUE ENCOUNT / ヒトリエ / 打首獄門同好会 ほか
Halo at 四畳半
TGMX(FRONTIER BACKYARD etc.)
岡崎体育
Novelbright
- 2025.06.29
-
眉村ちあき
アルコサイト
ヤングスキニー
ブランデー戦記
鶴
竹内アンナ
GRAPEVINE
[Alexandros]
HEP BURN
GLIM SPANKY
怒髪天
FINLANDS
Lucky Kilimanjaro
ネクライトーキー
東京スカパラダイスオーケストラ
浅井健一
Chimothy→
SVEN(fox capture plan)
いゔどっと
大原櫻子
荒谷翔大
reGretGirl
ドレスコーズ
VOI SQUARE CAT
終活クラブ
サイダーガール
ポルカドットスティングレイ
いきものがかり
ASP
コレサワ
清 竜人25
私立恵比寿中学
"World DJ Festival Japan 2025"
おいしくるメロンパン
斉藤和義
sumika
"TAKASAKI CITY ROCK FES.2025"
yutori
岡崎体育
Nothing's Carved In Stone
Novelbright
- 2025.06.30
-
Dear Chambers
清 竜人TOWN
浜崎容子(アーバンギャルド)
Hump Back
岡崎体育
- 2025.07.01
-
ビレッジマンズストア
Mirror,Mirror
岡崎体育
- 2025.07.02
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
SHE'S
Saucy Dog
Hump Back
Laura day romance × Billyrrom
Jean-Ken Johnny(MAN WITH A MISSION)/ 寺中友将(KEYTALK)/ 谷口 鮪(KANA-BOON)/ アユニ・D(PEDRO)
ドミコ
岡崎体育
- 2025.07.03
-
ヤングスキニー
キュウソネコカミ
斉藤和義
go!go!vanillas
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
PK shampoo
TenTwenty
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
クジラ夜の街
KALMA
the dadadadys
神聖かまってちゃん
サカナクション
フィロソフィーのダンス×清 竜人25
岡崎体育
- 2025.07.04
-
Nothing's Carved In Stone
MAN WITH A MISSION
斉藤和義
ExWHYZ
GRAPEVINE
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
the shes gone
ビレッジマンズストア
蒼山幸子
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
女王蜂
ザ・シスターズハイ
DOLL PARTS
カナタタケヒロ(LEGO BIG MORL)
GANG PARADE
佐々木亮介(a flood of circle)
大原櫻子
緑黄色社会
ポルカドットスティングレイ
リーガルリリー
浅井健一
サカナクション
Mom
- 2025.07.05
-
Nothing's Carved In Stone
SAKANAMON
鶴
THE ORAL CIGARETTES / ヤングスキニー / 水曜日のカンパネラ ほか
reGretGirl
GLIM SPANKY
チリヌルヲワカ
キュウソネコカミ
ART-SCHOOL
コレサワ
[Alexandros]
フラワーカンパニーズ
shallm
go!go!vanillas
アーバンギャルド
ExWHYZ
FINLANDS
"見放題大阪2025"
GRAPEVINE
片平里菜
HY
SCOOBIE DO
the shes gone
怒髪天
荒谷翔大
the dadadadys
envy
サイダーガール
緑黄色社会
め組
Helsinki Lambda Club
androp
WtB
ASP
Conton Candy
The Slumbers
有村竜太朗
- 2025.07.06
-
PEDRO
Creepy Nuts
UVERworld
鶴
ビッケブランカ
sumika / Novelbright / Omoinotake ほか
荒谷翔大
reGretGirl
[Alexandros]
竹内アンナ
go!go!vanillas
ネクライトーキー
FIVE NEW OLD
DYGL × Newspeak × ANORAK!
片平里菜
PK shampoo
GLIM SPANKY
"見放題名古屋2025"
女王蜂
SCOOBIE DO
怒髪天
チリヌルヲワカ
ART-SCHOOL
Bimi
jizue
クレナズム
halca
HY
SIX LOUNGE
ドレスコーズ
LEGO BIG MORL
有村竜太朗
フラワーカンパニーズ
- 2025.07.07
-
ビレッジマンズストア
NakamuraEmi
浅井健一
- 2025.07.08
-
TENDOUJI
Hump Back
go!go!vanillas
ビレッジマンズストア
the dadadadys
kobore × プッシュプルポット × Brown Basket
銀杏BOYZ
- 2025.07.09
-
SHE'S
いきものがかり
Maki
山内総一郎(フジファブリック)
RELEASE INFO
- 2025.06.25
- 2025.06.27
- 2025.06.28
- 2025.07.02
- 2025.07.03
- 2025.07.04
- 2025.07.05
- 2025.07.06
- 2025.07.07
- 2025.07.08
- 2025.07.09
- 2025.07.11
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.20
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
音ノ乃のの
Skream! 2025年06月号