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"MINAMI WHEEL 2015"、追加出演アーティストに04 Limited Sazabys、空想委員会、go!go!vanillas、Charisma.comの4組が決定
2015.09.04 16:15
大阪 ミナミ全体のライヴハウス21会場で10月10日(土)~12日(月・祝)の3日間に渡り、420組以上のアーティストがパフォーマンスを繰り広げる一大ショーケース・ライヴ"FM802 MINAMI WHEEL 2015"の追加アーティスト4組が発表された。
追加アーティストは以下の通り。
10月11日(日)
Charisma.com
10月12日(月・祝)
空想委員会
go!go!vanillas
04 Limited Sazabys
また、チケットの一般発売が明日9月5日からスタートするので、ゲットはお早めに。
▼イベント情報
"MINAMI WHEEL 2015"
10月10日(土)、11日(日)、12日(月・祝)
OPEN 13:30 / START 14:00
【会場】
AtlantiQs / OSAKA MUSE / KINGCOBRA / CLAPPER / CONPASS / SUN HALL / JANUS / SOCORE FACTORY / Soap opera classics / THE LIVE HOUSE soma / DROP / knave / VARON / Pangea / BIG CAT / club vijon / FANJ / FANJ twice / hills パン工場 / FootRock&BEERS / RUIDO
【出演者】
■10月10日(土)
ircle / 饗庭純 / 赤い公園 / アカシック / アシガルユース / アダチケンゴ / Amelie / 綾野ましろ / Anly / イエスマン / 今村モータース / iri / 印象派 / Age Factory / Emerald / 大野賢治 / 音の旅crew / 踊る!ディスコ室町 / Official髭男dism / Orca Shore / GAKU-MC / カネコアヤノ / かみぬまゆうたろう / 感覚ピエロ / Kidori Kidori / 君がそうなら僕はこう / Qaijff / QOOLAND / gugaguga / GOOD BYE APRIL / Goodbye holiday / クロナガス / クロノスタシス / 恋する円盤 / ココロオークション / 小林太郎 / komodo Inc. / コレサワ / 挫・人間 / サイダーガール / psybava / The Sound's Pierrer / Saku / the coopeez / さしすせそズ / 指田郁也 / Suck a Stew Dry / THE BOYS&GIRLS / THE BOSSS / CJ Li / She Her Her Hers / JELLYFiSH FLOWER'S / Shiggy Jr. / SHIT HAPPENING / chouchou merged syrups. / ジョゼ / Sleepyhead Jaimie / 絶景クジラ / Cettia / soratobiwo / DIALUCK / 大停電 / touch my secret / DATS / tayuta / The Chimney Sweeper / Chapter line / つばき / this is not a business / DENIMS / TRUE / ドラマストア / 戸渡陽太 / 西田 美津希 / nero / KNOCK OUT MONKEY / BARBARS / BURNOUT SYNDROMES / BUZZ THE BEARS / Hello Sleepwalkers / パンパンの塔 / ヒグチアイ / 平井 大 / フィッシュライフ / FINLANDS / FABLED NUMBER / 藤原さくら / Brave Back / PELICAN FANCLUB / Bentham / Homecomings / MAMADRIVE / Mrs. GREEN APPLE / 見田村千晴 / 村田雅美 / Made in Asia / MELLOWSHiP / 山崎あおい / RIZING 2 END / LAGOON / LASTGASP / LOVE LOVE LOVE / LAMP IN TERREN / Riverside Creature / revenge my LOST / Rails-Tereo / LONE / WANIMA / ワンダフルボーイズ/ ...and more!
■10月11日(日)
赤色のグリッター / 1000say / asobius / アップル斎藤と愉快なヘラクレスたち / ARCHAIC RAG STORE / アンダーグラフ / UNCHAIN / the equal lights / 磯貝サイモン / 市川セカイ / 井上苑子 / 井乃頭蓄音団 / vivid undress / WAR-ED / WOMCADOLE / ウソツキ / uchuu, / 浦朋恵 / ウルトラタワー / 80KIDZ / Awesome City Club / 大知正紘 / おかもとえみ / 沖ちづる / 8otto / ONIGAWARA / 溺れたエビの検死報告書 / 蠣崎未来 / 楽団 象のダンス / カトキット / 金木和也 / カノエラナ / Charisma.com [NEW] /カルメラ / 響心SoundsorChestrA / 空中メトロ / GOODWARP / コアラモード. / コンテンポラリーな生活 / THE SKIPPERS / The Flickers / ザ・ラヂオカセッツ / 最悪な少年 / ザ・チャレンジ / the twenties / THE PINBALLS / さユり / THEラブ人間 / SUNDAYS / SHE'S / シシド・カフカ / しなまゆ / cinema staff / Shout it Out / ジラフポット / sympathy / SUPER BEAVER / 杉恵 ゆりか / Special Favorite Music / SECONDWALL / SEKIRARA / セックスマシーン / SETUNACREWS / セプテンバーミー / そこに鳴る / Chima / DOACOCK / Draft King / ドラマチックアラスカ / a DROP OF JOKER / Drop's / NakamuraEmi / 中村佳穂 / 2gMONKEYZ / NECOKICKS / NEKO PUNCH / Heartful★Funks / HIGH FLUX / ハウリングアンプリファー / HOWL BE QUIET / HaKU / BACK LIFT / 浜田一平と彼の新しい友達 / 林青空 / Halo at 四畳半 / PAN / ヒトリバンケット と 宴ガールズ / ヒラオコジョー・ザ・グループサウンズ / ビレッジマンズストア / プププランド / プラグラムハッチ / BOMI / WHITE ASH / ぽわん / Marmalade butcher / my letter / MAGIC OF LiFE / 魔法少女になり隊 / Mississippi Duck Festival / 密会と耳鳴り / ミナワ / モアドモア / MOP of HEAD / 夜行性のドビュッシーズ / 夜の本気ダンス /
Radical Radio / LACCO TOWER / Lambda / lical / リツコ / ReVision of Sence / リリィ、さよなら。 / Rei / 忘れらんねえよ / 1 FINGER/ ...and more!
■10月12日(月・祝)
愛はズボーン / あいみょん / Axis / a crowd of rebellion / アサミサエ / アザヤイタ / Anny / 雨のパレード / あらかじめ決められた恋人たちへ / アンテナ / 井上仁志(THE TON-UP MOTORS) / INKYMAP / waybee / 植田真梨恵 / 打首獄門同好会 / 宇宙まお / EVERLONG / OVER LIMIT / おかえりヒーローズ / 岡崎体育 / 小川エリ / ORESKABAND / カラスは真っ白 / 桐嶋ノドカ / 空想委員会 [NEW] / クウチュウ戦 / CoolRunnings / グッバイフジヤマ / Xmas Eileen / GLIM SPANKY / 黒木渚 / Keishi Tanaka / the quiet room / go!go!vanillas [NEW] / 最終少女ひかさ / the cibo / Suchmos / The fin. / SABOTEN / サンドクロック / 四季彼方 / SISTERJET / Sugar's Campaign / 「少女Aの考察、」 / Shortstraw(from South Africa) / ZILCONIA / シンリズム / 空きっ腹に酒 / 昴-SUBARU- / SpecialThanks / SWANKY DANK / SWANKY DOGS / タグチハナ / DAOKO / Chelsy / DAISY LOO / テスラは泣かない。 / deronderonderon / 南壽あさ子 / 夏の魔物 / にこいち / 日食なつこ / Northern19 / バズマザーズ / 花柄ランタン / パノラマパナマタウン / 浜端ヨウヘイ / ヒステリックパニック / ビッケブランカ / 04 Limited Sazabys [NEW] / フジタユウスケ / 浮遊スル猫 / Brian the Sun / BRADIO / Predawn / Helsinki Lambda Club / ペロペロしてやりたいわズ。 / ボールズ / POT / ボントンヒル / マカロニえんぴつ / MAGIC FEELING / 松室政哉 / Mayu / ミソッカス / moumoon / MOSHIMO / モルグモルマルモ / ユナイテッドモンモンサン / Large House Satisfaction / リコチェットマイガール / Risa / LILI LIMIT / ROTH BART BARON / LONGMAN / ...and more!
【チケット】
・3DAYS PASS:前売 ¥8,000
・SATURDAY PASS:前売 ¥3,500
・SUNDAY PASS:前売 ¥3,500
・MONDAY PASS:前売 ¥3,500
全会場共通(スケジュール/出演者掲載パンフレット付き)
■オフィシャル・サイト先行
イープラス
https://eplus.jp/mw2015/
ローソンチケット
https://l-tike.com/mw-fm802/
チケットぴあ
https://w.pia.jp/p/minamiwheel15hp/
※予定枚数に達し次第終了
■一般発売:9月5日(土)~
主催:FM802/MINAMI WHEEL 2015 事務局
(事務局構成団体:FM802 / 大阪ウドー音楽事務所 / キョードー大阪 / GREENS CORPORATION / サウンドクリエーター / 清水音泉 / スマッシュウエスト / ソーゴー大阪 / ページ・ワン / 夢番地)
問:FM802リスナーセンター info@funky802.com
オフィシャル・サイト:https://funky802.com/minami/
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表題曲は疾走する演奏にメランコリックな歌が乗る、まさにフォーリミ印のメロディック・ナンバー。今年2月に日本武道館公演を成功させてからも快進撃が止まらない彼らが約1年3ヶ月ぶりにリリースするシングルとしては、ちょっと手堅いんじゃない? と思いきや、"こんなはずじゃない/こんなもんじゃない"という歌詞にグサッとヤラれた。闘志なのか、それとも飢餓感なのか、危機感なのか。いずれにせよ、彼らの中にはまだまだ、こんな気持ちがくすぶっている。さらなる飛躍の前にバンドとファンの間でそれを再確認。そういう位置づけのシングルと受け止めた。Track.3「capture」のハードコアな演奏ももちろんだが、キュートなTrack.2「happiness」でGEN(Ba/Vo)が奏でるウォーキング・ベースも聴きどころだ。(山口 智男)
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メジャー・デビューしてから、パンク・シーンに留まらない人気を確立しながらロック・シーンでめきめきと頭角を現してきたとはいえ、バンドが持っている本質に何ら変わりはないことは、前作アルバム『CAVU』から1年5ヶ月ぶりに完成させたこの2ndフル・アルバムが雄弁に物語っている。メロコアや2ビートに頼らないメロディックなロック・ナンバーという王道路線ももちろんいい。Track.2「Feel」、Track.3「drops」、Track.4「Warp」他、前半の6曲を聴けば、彼らが自分たちの王道をさらに磨き上げたことがわかるだろう。しかし、彼らなりに90年代のJ-POPの魅力を再現したTrack.7「Night on」からの型にハマらない展開がやっぱりフォーリミ。後半は、僕らが知らないフォーリミを存分に楽しませる。(山口 智男)
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昨年、初の全国ワンマン・ツアーを成功させた04 Limited Sazabysが前作『TOY』から8ヶ月ぶりにリリースするメジャー第2弾シングル。夏にリリースすることを意識して、原点回帰を思わせる2ビートのメロコア・ナンバー「climb」がオープニングを飾っているが、『TOY』収録の「Letter」同様、「fog」ではメロディアス且つ、ちょっと大人っぽい魅力を存分にアピール。その他、ハードコアの影響が表れた「cubic」、そしてポップなロック・ナンバーの「Give me」とそれぞれに異なる魅力を楽しめる計4曲が収録されている。バンドの新たなステートメントとも言える「climb」はもちろん、ラヴ・ソングの「fog」と「Give me」。ヒネらず、あえてストレートに綴った歌詞も聴きどころだ。(山口 智男)
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持ち前のメロディ志向がせつないメロディに実ったTrack.1「Letter」を始め、それぞれに異なる魅力を持った4曲が揃い、バンドの快進撃とともに成長をアピールするメジャー第1弾シングル。「Letter」の印象が強すぎて、しっとりしすぎてしまうんじゃないかとメンバーたちは心配したそうだが、ハード且つエモーショナルなTrack.3「escape」とキュートなポップ・ソングのTrack.4「soup」の毒っ気が作品全体をギュッとひきしめているから昔からのファンもご安心を。逆に「Letter」を聴き、フォーリミに興味を持ったリスナーもその2曲を聴けば、彼らがどんなバンドかたちまち理解できるはず。「Letter」で聴ける大人っぽい音色およびフレーズのギターも聴きどころだ。彼らの新境地と言ってもいい。(山口 智男)
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3rdミニ・アルバム『monolith』のヒットをきっかけに吹き始めた追い風に乗って、さらに加速したバンドの勢いが感じられる1stフル・アルバム。メジャーからの第1弾ということで、「swim」で打ち出したポップな一面をさらに追求したものになると思いきや、予想以上にアグレッシヴでちょっとびっくりした直後、バンドの芯がこれっぽっちもぶれていないことがわかって思わず快哉。メロディック・パンクを軸に新しいサウンドも含め、いろいろな楽曲に挑戦しているが、その幅広さがポップからアングラまでというところにバンドの心意気が感じられるが、スロー・ナンバーが1曲もないところもいい。「Any」を始めライヴではお馴染みの3曲もリメイクして収録。現在のバンドの姿をすべて曝け出すという想いもあるようだ。(山口 智男)
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切なさとポジティヴなヴァイブが絶妙に入り混じりあいながら一皮剥けたことをアピールするTrack.1「swim」は、3rdミニ・アルバム『monolith』のヒットをさらに大きな広がりのあるものにするに違いない。ブレイク間近!?と噂されている名古屋の4人組が『monolith』から7ヶ月ぶりにリリースするシングル。その他の3曲もメロディック・パンクならではの疾走感を持ちながら、曲ごとに新境地を思わせるアレンジを閃かせ、より広がりある魅力を心憎いまでにアピールしている。1度聴いただけで耳に残る中性的な歌声のインパクトのみならず、多彩なリズム・パターンで曲のバリエーションを作るドラムや印象的なフレーズを奏でるギターも聴きどころ。バンド・サウンドそのものに個性が感じられるところがこのバンドの一番の強みだ。(山口 智男)
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MC いつかとDJ ゴンチによる現役OLエレクトロ・ヒップホップ・ユニットの2ndミニ・アルバム。その舌鋒はますます鋭く冴え渡っており、ダイエットを口癖にしながら実行できない人間に痛烈にツッコミを入れるTrack.1「サプリミナル・ダイエット」、クレーマー消費者へ向けた痛快なTrack.5「GODcustomer」、自撮り女子に強烈な"ディス"を送るTrack.8「自撮ーる」など、テーマとなっているのは自己愛に満ちた人々。核心を突いたリリックに耳が痛い人も多いと思うが、キャッチーなサビメロとエレクトロ・サウンドが融合したTrack.2「骨抜きに恋して」やダンサンブルなTrack.7「ベルサッサ」といった楽曲で聴けるサウンドは理屈抜きにカッコいい。TOWER RECORDS限定盤にはもう1曲追加収録。その曲名は「豚」! (岡本 貴之)
一見、キラキラしたリア充女子も、年がら年中、恋バナをしてる女子も、どうも他者への愛じゃなく、それって自己愛の塊なんじゃ?という場面に遭遇すること多くないですか? そこに違和感を持つあらゆる人は痛快な気分に、そして若干、自分ごととして刺さる女子のみんなさえ踊らせる、それがCharisma.comの許容量なのでは。テーマが愛や恋なぶん、歌詞はさらに攻撃的になりつつ、トラックはバキバキの四つ打ちエレクトロ以外にも大きくウィングを広げた本作。ゆったりめのBPMが歌詞のアグレッシヴさを強調するTrack.1、ミニマル・ファンクが今っぽいTrack.2、ダークで冷淡ですらあるR&BのTrack.8など、サウンドが洒脱になればなるほど、内容が刺さるという展開に唸りながら笑うしかありません。(石角 友香)
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もし怒りが込み上げても、すぐにそれをぶつけずに、ちょっと冷静になってごらん......というのは、筆者が昔、誰かに言われた言葉である。"知らんがな"って言わないで。本当にそうだと思うのだ。"怒り"とは往々にして、一方的なエネルギーである。Charisma.comがインディーズ時代から支持を得たのは、MCいつかの紡ぐリリックが、"怒り"を放つと同時に相手を"受け止める"懐の深さを持っていたからだと思う。彼女は怒りながらも冷静だ。満を持してのメジャー・デビュー作、MCいつかは過去最高に優しい。中間管理職になった(らしいですよ)からだろうか。ポップで穏やかな「アラサードリーミン」などは涙が出てくる。悩むアラサー、嫌な上司にお局、ダメダメなカップル......でも"本気で生きている"人には、このふたりは優しい。(天野 史彬)
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最高。もう最高。現役OLエレクトロ・ヒップホップ・ユニット、Charisma.com待望のフル・アルバムである。前作『アイ アイ シンドローム』で見せた、鋭い社会批評を取り込んだ刺々しいリリックの殺傷能力は俄然高まり、同時にトラックは一層のポップネスと奥深さを手に入れた。まるで隠れた場所から手榴弾を投げつけるテロリストのように音と言葉を放っていた『アイ アイ~』と違い、本作からは、ミュージシャンとして真っ向からこの社会に喧嘩を売ろうとする2人の確信に満ちた姿が浮かび上がる。だからだろうか。この作品からは全編通して、今、この世の中を生きる人々に対して捧げられる母性的な優しさすら感じさせる。そう、怒りとは愛なのだ。Charisma.comは怒りという名の全身全霊の愛で、この社会を抱きしめている。(天野 史彬)
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MCいつかとDJゴンチの現役OLによるエレクトロ・ヒップホップ・ユニット、Charisma.comが2014 PARCO VALENTINEキャンペーン・ソングに起用された「チャンコイ」に続くiTunes限定配信シングルをリリース。今作は"幸運(ハッピー)は回ってる(ターン)"という想いを込めた、彼女たちらしいホワイトデー・ソング。本人たち曰く"こじらせ女子の日常の歌"だという今作は、日々の生活から嫌気がさしている女子の感情をありありと表現しており、現役OLの2人だからこそ産み落とせた作品と言える。1stミニ・アルバム『アイ アイ シンドローム』の楽曲と比べ軽やかにはなっているものの、独特な気だるさと刺々しいリリックは健在。iTunesエレクトロニック・チャート1位に輝いた「チャンコイ」同様、今回もヒット間違いなしの1曲。(奥村 小雪)
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MCいつかとDJゴンチというふたりの現役OLから成るエレクトロ・ヒップホップ・ユニット、Charisma.comのデビュー・ミニ・アルバム。ヘヴィでアグレッシヴなトラックに乗せて歌われる、現役OLならではの生々しく社会の矛盾、暗部を暴き、告発するリリックの鋭さは、そのキュートな存在感と相まって、聴く者に大きな衝撃を与えるだろう。SNSに蔓延する肥大した承認欲求や、会社での理不尽な人間関係といった彼女たちの怒りの矛先は、今、誰もが無理やり隠し通そうとする現代社会の“弱さ”でもあるから。だが、だからこそ、Charisma.comの音楽には、この社会で悩み、傷つきながらも生きる者への慈愛にも似た優しさも孕んでいる。それは、メロウで感動的なラスト・トラック「OLHERO」に、何よりも顕著に表れている。(天野 史彬)
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2018年末に交通事故に遭った長谷川プリティ敬祐(Ba)復帰後初となる待望の新作。表題曲は、希望に満ちた"4人で再び音を奏でる、歓びの人間讃歌"となっており、光を信じて困難を乗り越えたメンバーの強い絆、支えてくれた人々への感謝の気持ち、多大なる愛に溢れている。"音楽って楽しい"、そんな想いが凝縮されたようなキラキラと眩しいサウンドは、聴き手を笑顔に、ハッピーにしてくれるはず。そして、そんな新曲を今届けたいと考えるところにもバニラズらしさを感じる。改めて"おかえりなさい"だ。また、カップリングのサウナ・ダンス・チューン(!?)「TTNoW」、柳沢進太郎(Gt)が手掛け、ヴォーカルも担当した「ノットアローン」、「おはようカルチャー」のライヴ音源(完全限定生産盤のみ)も必聴。(三木 あゆみ)
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まず「No.999」のハチャメチャっぷりに大笑いした。いったい1曲中に何ヶ国へ行くつもりなのだとツッコみたくなるほど目まぐるしい展開に、止まらないバンド・サウンド、皮肉を交えつつ感性を殺すなと訴える歌詞。C~Dメロがかなりクレイジーだけどそれも含めていい。ピカピカのおもちゃを手にしてはしゃぎながら遊ぶバンドの姿に、バニラズを初めて好きになったあのころと同じような気持ちになった。最高だ。カップリングの「触れたら」は柳沢進太郎(Gt)が書いた曲を牧 達弥(Vo/Gt)が歌うというバンド初の試みで、新たなアンセムが生まれたような手応え。観客の声をはじめとした会場の空気をそのままパッケージングしたライヴ音源も、聴いているだけでテンションが上がる。(蜂須賀 ちなみ)
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「SUMMER BREEZE」はタイトルが想起させるとおり爽快さ抜群。これまでは洋楽あるいはフォークからの影響が反映された曲が多かったが、コード進行や転調の仕方などにそことは異なる要素が見受けられる。「スタンドバイミー」はゆるやかなシャッフル・ビートが心地よい1曲。好奇心のまま様々なジャンルを吸収してきたこのバンドは、全体的に音を重ねまくる傾向にあったが、この曲では引き算のアンサンブルが冴えわたっている。新しい風の吹く新曲が2曲できたから両方リードにしよう、という流れはかなり健全だし、両曲ともライヴですでに力を発揮しているというのだから頼もしい。柳沢進太郎(Gt)が作詞作曲&ヴォーカルのカップリング「Penetration」も必聴だ。(蜂須賀 ちなみ)
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桜、そして恋愛というJ-POPのクリシェを調理したTrack.2「サクラサク」、ブラス・サウンドを取り入れたTrack.3「FUZZ LOVE」、柳沢進太郎(Gt)作詞作曲のTrack.9「ストレンジャー」と、かつてなく個性豊かだが、このバンドにしか鳴らせない13曲を収録した充実の3rdアルバム。これまでは好奇心&探究心旺盛であるバンド自身の奔放な性格をうまく乗りこなせていない感じがあったが、先発シングル3枚でバンドの地盤を固められたこと、さらにライヴを通して"音楽の自由を謳歌してこそバニラズである"という点を確かめたことなど、この1年での経験が自信と誇りをもたらしたようだ。もともとこういうことをやりたかった人なんだろうなぁ、というのがいよいよ見えてきた印象。そのまま突き進め!(蜂須賀 ちなみ)
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2017年第2弾シングル。表題曲「平成ペイン」はタイトルどおり平成生まれならではの視点で綴られた歌詞が特徴的で、牧 達弥(Vo/Gt)による比喩や皮肉の表現も冴えわたる。基本的にこのバンドらしい軽快な曲調だが、何かをなぎ倒さんとする勢いあるイントロや終盤に待つ不意の転調など熱量がグッと高まるポイントがいくつも用意されていて、聴いているとつい拳を握り締めてしまう。前作『おはようカルチャー』からの、先陣切って聴き手を引っ張るモードは継続。音楽に懸ける愛情だけではなく、バンドとしての誇りと矜持まで表れるようになってきたその音が、今年のバニラズはひと味違うと知らせてくれているようだ。そしてカップリングには、恒例のカバー曲ほか、幻のあの曲も収録!(蜂須賀 ちなみ)
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リード曲「スーパーワーカー」も良いがそれだけで判断するべからず、というほど多彩な曲が並ぶ。それでも、がむしゃらにあれこれやっているように聴こえないのは、どの曲もバンドの個性である昭和フォーク直系のメロディ・ラインやブリティッシュ・ビートなどを忘れていないからだろう。自らの武器を握りしめながらも固定のジャンルから大いにはみ出す曲たちを聴いて、自由を求めて冒険を絶やさない彼らの音楽が全方位的に濃度を増したのだと確信した。また歌詞に関しても、バンドやロックンロールへの希望と理想を描く視点も残しつつ、喧騒の中で戦うように生活する人々の背中を押すものへ変化した印象がある。奔放な本作を引っ提げてのツアーも始まるが、その先のさらなる進化にも期待したい。(蜂須賀 ちなみ)
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いわゆる若手バンドと歳が近いため、勝手ながら彼らを"次世代を担うか"よりも"「これがうちらの世代だ」と胸張りたくなるかどうか"で見てしまう筆者だが、go!go!vanillasのことは心から信頼している。跳ねるリズム、センチメンタルなメロディ・ライン、シニカルな視点もあくまでサラッと描く歌詞のセンス――もともとバンドが持っていたそれらを高純度でレベル・アップさせたメジャー・デビュー・アルバム。クローンのように均一化された昨今の"踊れるロック"に疑念を抱いている人にこそ、若手バンドだからと決めつける前に聴いてほしい。多少歪でもどこまでも自由に転がり続ける音楽は、人間の感情もロックンロールの根っこも、"喜怒哀楽"のうちの"楽"がすべてではないと物語っている。(蜂須賀 ちなみ)
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どこか懐かしく温かい、そして最高にポップなロックンロールを鳴らすgo!go!vanillasがTOWER RECORDS限定でリリースするニュー・シングル『エマ』。"1・2・3"と威勢良く始まる冒頭の表題曲から軽快なビート全開で聴く者をいとも簡単に踊らせたかと思えば、昔懐かしいサウンドと歌うようなギターが印象的な「となりの町のお嬢さん」で甘酸っぱい恋心を歌い、切なくも甘いメロディと牧達弥(Vo/Gt)のソフトな歌声が絶妙にマッチしたミディアム・ナンバー「ルーシア」でソウルフルに今作を締めくくる。決して完璧な演奏ではないかもしれない。しかし、真っ直ぐ前を向いて鳴らされる彼らの音楽は未完成な私たちとリンクし、身近に感じさせる。そして、それ故に人間味溢れるものとなり聴き終えたあとにホッとさせてくれるのであろう。(小滝 詩織)
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曲のタイトルを歌詞に歌いこんだTHE BEATLES他、60年代のブリティッシュ・ビートからの影響は明らかだろう。しかし、様式美の追求が歓迎されることがままあるロックンロールの世界において、自分たちらしい表現にこだわりながらそれを飄々とやっているようなところが頼もしい。その意味では、キャロルやルースターズといった日本語のロックンロール・バンドの系譜を現代風にアップデートしたバンドという印象もある。THE BAWDIESを見出したレーベルがデビューさせた大分出身の4人組、go!go!vanillasの1stアルバム。演奏、それを生々しさとともにとらえた音像にしてもまだまだ荒削りながら、詩情や歌心を感じさせるソングライティングはすでに個性的。僕はそこに大いにシビれた。(山口 智男)
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2年間の活動休止を経て、21年4月、活動を再開した空想委員会が『恋愛下手の作り方』で全国デビューしてから10周年という節目にリリースした、全12曲書き下ろしのフル・アルバム。日々の暮らしで感じる生きづらさと、そこに潜む希望の欠片を探す3人組ギター・ロック・バンドと自ら掲げる彼らがここで歌うのは、自分たちも含む"世渡り下手"への愛......ではなく、叱咤激励だ。彼らには不似合いかもしれない叱咤激励という言葉を使いたくなるほど力強くなったメッセージと、ファンクを含めダンサブルなリズムを強化したアレンジに、バンドの成長を感じずにいられない。かつて身上としていた恋愛下手をテーマにした曲は、Track.10「ラブソングゾンビ」のみ。そんなところからも再出発にかけるバンドの思いが窺える。(山口 智男)
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空想委員会が活動休止をして2年、三浦隆一(Vo/Gt)のソロ・デビュー・アルバムが完成。もともとは昨年春の発売を予定していたが、コロナ禍や三浦の体調不良もあり、1年の時を経ての発売となる。Kenji Smith(Gt/ex-ウソツキ)、出口博之(Ba/モノブライト)、渡辺拓郎(Dr/藍坊主)といった盟友と作り上げたのは、三浦の心の内に触れる作品だ。ソロという新たな道を歩んでいく、そこでふと襲われる不安や正解を求める焦燥感は、自分の足元が不安になる出来事が多かった昨今の日常にも重なりそう。その音楽は、どうにもならない悩ましさを抱えながらも、一歩を踏み出す確かで軽やかな躍動がある。彼が自身に問い掛け、自分の声に耳を傾け続け聞こえてきたこの音楽は、誰かにとっての道しるべになりそうだ。(吉羽 さおり)
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1年3ヶ月ぶりの新作は、クラウドファンディングにより制作された、フロントマン 三浦隆一(Vo/Gt)が原作を手掛ける同名アニメと連動したEP。これまで三浦の実体験や心情に焦点を当てた楽曲制作を行ってきた彼らだが、今作では登場人物ふたりのそれぞれからの視点で綴られたもの、三浦から主人公に向けて宛てられたものと、歌詞表現の幅が広がった。リスナーからメッセージを募って制作されたという「エール」、アニメの主題歌であり歌を最大限に生かしたサウンドスケープの「マイヒーロー」など、着火性は高くないかもしれないが一過性ではない、バンドの核心となるエモーショナルな温度感をじっくりと伝える楽曲がひと際存在感を放つ。楽器隊のシンプルでありながら細やかな音使いも聴きどころだ。(沖 さやこ)
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"作った人間によってデフォルメされた音楽を、聴き手にも好きなようにデフォルメしてほしい"という意味のアルバム・タイトルを冠した約1年2ヶ月ぶりのフル・アルバム。これまでの人生経験を綴った三浦隆一(Vo/Gt)の歌詞も題材が多岐に渡り、岡田典之(Ba)も自らが作曲した楽曲はアレンジのイニシアチブを取るようになるなど、これまでで最もそれぞれのメンバーのカラーが出た作品になった。その結果3人の化学反応の生みだす調和によって、バンドとしての鋭さや楽曲のバリエーションが生まれている。佐々木直也(Gt)による全収録楽曲のフレーズを織り交ぜたインスト・ナンバーももちろん収録。3rdフル・アルバムが原点も成長も存分に含んだ作品になったことは、バンドにとっても大きな自信になったのでは。(沖 さやこ)
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TVアニメEDテーマや映画の主題歌などを収録した両A面シングルから約8ヶ月ぶりのリリースとなるEPは、初期空想委員会の代名詞ともいえる恋愛ソングを主軸にした作品。とはいえリスナーに懐古の念を起こさせないのは、アレンジや歌詞に新しいアプローチがあるからだ。特にアレンジは目覚ましく、通常盤に収録されている「波動砲ガールフレンド」のアコースティック・バージョンは、アップ・テンポの原曲を落ち着いたタッチでリアレンジ。テンポ・チェンジを用いたTrack.1、曲名のとおりトランス要素を取り込んだTrack.2を筆頭に、らしさを残しつつ斬新な印象を与える。非常に理想的なアップデートでは。ラストに"その先"を匂わせる歌詞も、タイトでクールな音のなかで力強く響く。(沖 さやこ)
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世の中には嘘が多く存在する。それは自分自身を優位に立たせるものであったり、自己防衛のものであることも多く、穿った見方をしてしまうこともある。だが音楽を含めた芸術に関して嘘は天敵である。空想委員会は、そういった狡猾なことは一切せず、努力を欠かさず生身の自分自身で音楽を作り鳴らすバンドだ。フロントマンの三浦隆一の人間性はメジャー・デビュー以降さらに楽曲に明け透けになり、心境の変化が新たな色彩をもたらす。楽器隊もそこに突き動かされるように、楽曲の奥行きを作るため以前以上に細部まで音色を追求。これまでの持ち味をブラッシュアップさせながら、新たなチャレンジを要所要所で取り込んだ精度の高い楽曲が揃っている。彼らの音楽愛と好奇心はこれからも我々の心を刺激し続けるだろう。(沖 さやこ)
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男性目線と女性目線の2曲で、ひとつの冬の恋の終わりを描くことをコンセプトに制作された完全限定生産の両A面シングル。Track.1はシンプルで疾走感のあるギター・ロック。冬の冷たい空気の中を疾走していくような力強さもあれば、触れたらすぐに溶けてしまう雪のような繊細さや感傷性も持ち合わせた空想委員会らしい楽曲だ。Track.2は舞い落ちる可憐な雪を彷彿とさせる、ストリングスを用いた軽やかなナンバー。"終わった恋の続きを始められたら"と願う女性の切なくささやかな希望が綴られた歌詞とサウンドの親和性が、冬が終わると春が来ることを伝えてくれるようだ。2015年は制作面でも活動面でも彼らにとって大きな過渡期と言っていい。来年の活躍に期待を寄せざるを得ない完成度である。(沖 さやこ)
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初めて"自分"と"あなた"のことを歌いたくて曲を書いた――三浦隆一(Vo/Gt)に訪れた転機(※詳細はインタビュー記事にて)から生まれたこのミニ・アルバムは、間違いなくバンドの、そして三浦の新境地だ。元来、彼は自分の心情を嘘偽りなく歌詞にしているが、今作にはその心境の変化や新たな意志が克明に記されている。聴き手を誘うTrack.1、自分自身の変化とメッセージを投げかけるTrack.2、作曲者である岡田典之(Ba)を詞に投影したTrack.7など、これまでにはなかったカラフルな表現が揃った。歌の芯が強くなった分、佐々木直也(Gt)の作る遊び心のあるアレンジやギター・ソロもより際立ち、3人のプレイヤーとしての個性が見られるところも面白い。空想委員会、劇的革命の真っ最中だ。(沖 さやこ)
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精力的な活動を行い続ける空想委員会からわずか約3ヶ月で届けられた新作は、枕草子をモチーフに、四季折々の恋模様を描いた4曲入りEP。「春恋、覚醒」は5拍子の上に、6拍子のギター・リフが乗るイントロから、疾走感のあるセクションへと移る様が桜吹雪のように鮮やかで、バンドに新たなモードをもたらす攻勢的な楽曲。メジャー・デビュー以降、サウンドのギミックがさらに洗練されており、よりロック・バンドとしての腕を強化する意思表示と言ってもいい。男子からの共感性抜群であろう生々しい歌詞の描写とダンス・ビートのコントラストもクールな「作戦コード:夏祭り」、夕日に染まる教室が浮かぶ穏やかな「秋暮れタイムカプセル」、現在の空想委員会の原点である「マフラー少女」と、4曲それぞれ異なった趣を楽しめる。 (沖 さやこ)
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バンドの中心人物である三浦隆一は不思議な人だ。冷静で淡々としつつも人当たりは良いし、よく笑うしジョークも言う。だが心の奥底に何か大きなものを抱えているような、深い目をしている。そんな彼の内面が出た"THE三浦隆一"とも言えるのが今回のメジャー1stシングル。表題曲は自分を振った相手を恨む気持ちを歌ったもので、本人は"自分の鬱憤晴らしだ"と言っていた。だがその中でも自然とリスナーを導いたり夢やエンタテインメント性を与える楽曲に昇華されているところは、バンド・メンバーが元来持つ人間力が大きい。三浦が自分をさらけ出した楽曲に対して、ふたりは"歌を聴かせたい"と真摯に向き合い、楽曲制作を経て彼らはさらに絆を深めた。この先バンドの自由度がさらに広がることを予感させる。(沖 さやこ)
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淡々としているのか、それとも情熱的なのか。突き飛ばしても倒れない、そんな強さを持つ声が紡ぐのは、恋愛にまつわる不平不満と恐怖に、憧れ――。インディーズ時代から学校と紐付けされたユーモア溢れる活動と、完成度の高い楽曲で10代のリスナーを中心に話題を集めていた空想委員会がメジャー・デビューを果たす。正統派ギター・ロックとひねくれた恋愛観、遠くから憧れの人を見つめる切なくひとりぼっちの音楽。そこに美しく華やかなギターの音色と安定感のあるベースが加わることで、委員長・三浦隆一ひとりだけの世界だったものがドラマティックに変貌し、空想委員会の世界となる。ひとつひとつの音があたたかいのは、このCDの向こうにいるリスナーへ宛てる想いだろう。そう、彼らの音楽は優しいのだ。(沖 さやこ)
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皆様は雨というものにどのようなイメージをお持ちだろうか。濡れる、髪が広がる、傘が邪魔、頭痛に悩まされる......ネガティヴなことがたくさん思い浮かぶが、本当にそれだけ?少し見方を変えるといろんな世界が広がっているのでは? ――そんなことを教えてくれるのが、春にメジャー・デビューが決定している空想委員会の『空の罠』だ。2013年11月にライヴ会場限定でリリースした2nd EPの後編となる3rd EP。雨をコンセプトにした作品を作ることになった発端は、ライヴの日は大抵雨、ワンマン・ツアー初日に台風直撃等、雨バンドと称されることが多くなったからとのこと。そんな自虐を巧妙にエンタテインする手腕がニクい。ちょっぴり切ないムードの漂う音色と文学的な言葉遊びの罠にかかってみては。(沖 さやこ)
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