Japanese
04 Limited Sazabys
Skream! マガジン 2015年10月号掲載
2015.09.08 @赤坂BLITZ
Writer 山口 智男
客席の明かりが消えたとたん、歓声とともに観客がぐわーっとステージに押し寄せ、ステージに出てきた4人を手拍子で迎えた。1曲目は『CAVU』からの「Buster call」。HIROKAZ(Gt)のアルペジオに合わせ、GEN(Ba/Vo)が朗々と歌い始めると、客席から歓声が上がる。そして、ブレイクをきっかけに曲は2ビートのメロコアに変化。一気に演奏が加速したとたん、スタンディングの客席で激しいモッシュが始まった! その様子を2階席から眺めながら、もうン歳若ければ、あそこに飛び込んでいたのにと筆者は自分の歳を恨んだ(笑)。
今年4月にリリースしたメジャー第1弾アルバム『CAVU』を引っ提げ、全国を回ったフォーリミこと04 Limited Sazabysの"CAVU Tour 2015"。その追加公演がメンバーにとって憧れのひとつである念願の赤坂BLITZワンマン公演という形で実現した。ツアーは7月17日の地元・名古屋のワンマン公演で一旦終わっているが、その後、彼らは数々の夏フェスに出演してきたんだから、バンドのコンディションはベストだったに違いない。その証拠に「days」「fiction」と『CAVU』からの曲を畳み掛けたあと、KOUHEI(Dr/Cho)が軽快に鳴らすサビのダンサブルなビートが観客を踊らせた「Chicken race」に繋げた序盤が終わった時点で、GENは早くも"過去最高のライヴをしちゃってる(笑)"と宣言。そして、"音良くない? 男子は心臓で、女子は子宮で俺の低音をがちっと受け止めてください"と久々に演奏するライヴハウスの音の良さを噛みしめながら、2ndミニ・アルバム『sonor』収録のメロコア・ナンバー「Remember」、ギターをかき鳴らしながら終始、激しいアクションを見せていたRYU-TA(Gt/Cho)のシャウトが演奏にアクセントを加えた「knife」、ダンサブルな「ghost」、ポップな魅力が際立つメロディック・パンク・ナンバー「Do it Do it」と新旧の曲を次々に客席にぶつけ、観客はそんな熱演にモッシュしたり、手拍子したり、手を振ったり、曲に合ったやり方で応えながら、バンドとともに熱気を作り上げていった。
"半ズボンでやるんだった(笑)"。予想以上の盛り上がりを目の当たりにしたGENは"ここまで連れてきてくれてありがとう。ここまでついてきてくれてありがとう。去年の今ごろはBLITZでできるなんて想像できなかった"とワンマン・ライヴという形でBLITZのステージに立てた感激と、それを実現させてくれたファンに感謝の気持ちを述べたが、ライヴは中盤。しんみりするには、まだ早い。その後も『CAVU』の曲を織り交ぜ、テンポよくライヴを進めていったが、この日のセットリストが改めて印象づけたのは、メロコアをベースにしながら、彼らがそれだけに止まらない幅広い曲を作り続けてきたことだった。その延長で、より幅広い曲を作れるようになったことをアピールしたところに『CAVU』の魅力があったわけだが、その幅広さがこの日も演奏した「me?」、「milk」といったポップな曲だけではなく、「knife」のようなダークな色合いの曲にも広がったところがいい。そこにルックスも含めたポップなアピールと表裏一体とも言えるパンク・バンドらしい彼らの気骨を感じ取ったのは、筆者だけではなかったはずだ。
後半戦は、10月28日にリリースするニュー・シングル『TOY』から披露した新曲でスタート。ツアーの合間に行った曲作りとレコーディングを振り返って、"つらかった。ピリピリして(メンバーの)仲が悪かった(笑)"とGENは苦笑。しかし、夏の終わりをイメージしたという新曲は爽やかさと切なさが入り混じる曲調と歌の裏でメロディアスなフレーズを弾き続けるHIROKAZのギター・プレイが新境地を印象づけ、今回の追加公演をより意味のあるものにしたんだから、つらい思いをした甲斐はあったはず。
その後も音楽に専念できる日々が続いていることに感謝しながら、ファンに生きる力を与えることで、その恩を返したいという気持ちを語りながら、「labyrinth」、「Terminal」、「monolith」とお馴染みの曲を次々に演奏しながら、アンコールの「swim」までエネルギッシュに駆け抜けていった。
シングル『TOY』も楽しみだが、その『TOY』を引っ提げ、11月からはワンマン・ツアーがスタートする。"素晴らしい景色を見たい。一緒に作りたい"とこの日、GENは語っていたが、バンドにとって記念すべきライヴになるに違いない12月2日のZepp DiverCity公演では、どんな景色を見せてくれるんだろうか。今から楽しみにしている。
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.13
-
星野源
あれくん
SVEN(fox capture plan)
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
TenTwenty
板歯目
SAKANAMON
LOCAL CONNECT
FIVE NEW OLD
ASP
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
コレサワ
鶴
"HELLO INDIE 2025"
なきごと
ズーカラデル
UNCHAIN
ART-SCHOOL
有村竜太朗
アルコサイト
[Alexandros]
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
チリヌルヲワカ
GRAPEVINE
Nothing's Carved In Stone
Homecomings
ADAM at
ブランデー戦記
Eve
神はサイコロを振らない
荒谷翔大
すてばち
カミナリグモ
FUNNY THINK
ぜんぶ君のせいだ。
VOI SQUARE CAT
安藤裕子
古墳シスターズ
東京スカパラダイスオーケストラ
reGretGirl
斉藤和義
原因は自分にある。
トラケミスト
- 2025.07.14
-
Mirror,Mirror
- 2025.07.15
-
有村竜太朗
板歯目
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
[Alexandros]
Mirror,Mirror
TENDOUJI × 浪漫革命
SCOOBIE DO
キミノオルフェ
羊文学
Saucy Dog
Ivy to Fraudulent Game
- 2025.07.16
-
有村竜太朗
YOASOBI
BLUE ENCOUNT
桃色ドロシー
GLIM SPANKY
BIGMAMA × Dannie May
坂本慎太郎
Base Ball Bear × PEDRO
SHE'S × ヨイズ
TenTwenty
Saucy Dog
- 2025.07.18
-
斉藤和義
YOASOBI
フレンズ
[Alexandros]
SVEN(fox capture plan)
板歯目
東京スカパラダイスオーケストラ
ExWHYZ
GLIM SPANKY
the paddles
キュウソネコカミ
NEK! × komsume
KiSS KiSS
Organic Call
SIRUP
ぜんぶ君のせいだ。
SAKANAMON
ヤングスキニー
ACIDMAN
Laughing Hick
TENDOUJI
cinema staff × eastern youth
- 2025.07.19
-
豆柴の大群
浅井健一
フレンズ
"NUMBER SHOT2025"
コレサワ
YOASOBI
PIGGS
鶴
東京スカパラダイスオーケストラ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Novelbright
"JOIN ALIVE 2025"
shallm
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
キノコホテル
UNCHAIN
竹内アンナ
め組
"焼來肉ロックフェス2025"
SPECIAL OTHERS
ExWHYZ
LOCAL CONNECT
寺口宣明(Ivy to Fraudulent Game)
ぜんぶ君のせいだ。
いきものがかり
新しい学校のリーダーズ
"DAIENKAI 2025"
チリヌルヲワカ
片平里菜
PENGUIN RESEARCH
荒谷翔大
Nothing's Carved In Stone
マオ(シド)
- 2025.07.20
-
神はサイコロを振らない
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
[Alexandros]
ビッケブランカ
"KESEN ROCK FESTIVAL'25"
ASP
"JOIN ALIVE 2025"
さめざめ
キノコホテル
HY
Eve
"OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025"
崎山蒼志 / NakamuraEmi / ズーカラデル / TENDRE ほか
GRAPEVINE
"焼來肉ロックフェス2025"
清 竜人25
PK shampoo
"DAIENKAI 2025"
LOCAL CONNECT
ROF-MAO
いきものがかり
GARNiDELiA
ブランデー戦記
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
RELEASE INFO
- 2025.07.13
- 2025.07.15
- 2025.07.16
- 2025.07.18
- 2025.07.19
- 2025.07.20
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号