Japanese
04 Limited Sazabys
Skream! マガジン 2018年06月号掲載
2018.04.29 @横浜アリーナ
Writer 山口 智男
バンド・シーンの盛り上がりを反映するように、多くのライヴハウス育ちのバンドが日本武道館を含むアリーナのステージに立ち始めた。その中には、自分たちの出自をアピールするように大箱ならではの演出に頼らず、あえて普段ライヴハウスでやっているようなパフォーマンスを貫き通すバンドも少なくなかった。それはそれで潔いと思う。しかし、それはポップ且つカラフルな魅力とともにエンタメ心も持ち合わせている04 Limited Sazabys(以下:フォーリミ)にとって、相応しいやり方ではなかった。
この日、フォーリミはオープニングで、いきなりバーン! と炸裂させ、そこにいる全員の度肝を抜いたパイロをはじめ、アリーナならではの演出もふんだんに交えながら、満員の観客を存分に楽しませた。そして、"普通のあんちゃんのままでここまで来られた"と終盤GEN(Ba/Vo)が言っていたように、音楽的な成長はともかく、バンドの本質というか、根っこの部分では何も変わっていないことも同時に印象づけたのだった。
そこにこそ、バンドの結成10周年を記念する東名阪アリーナ・ツアーの初日となるこの日の見どころがあったんじゃないか。そんなバンドの想いは、数あるレパートリーの中から特にアグレッシヴな面をアピールする「fiction」、「escape」、そして「knife」の3曲を、1曲目から畳み掛けるように演奏したセットリストにもしっかりと表れていた。アリーナ・ライヴの序盤にはあまりにもアグレッシヴな展開にしょっぱなのパイロ以上に度肝を抜かれ、その直後、胸の中で快哉を叫んだ。この感覚、彼らのメジャー1stフル・アルバム『CAVU』を聴いたときに似ている。その後もGENが"(昨夜は)寝る前に気合を入れてパックしました(笑)"と余裕の軽口を叩きながら、「My HERO」といった2ビートのメロディック・ナンバーを繋いでいき、「drops」のシャッフルのリズムで観客を踊らせると、結成前からあったという英詞のメロコア・ナンバー「Standing here」を久々に披露した。客席の反応を見ると、初めて聴くという観客も少なくなかったようだが、この曲は観客にノってもらうことよりも、アリーナで演奏することで、自分たちは曲を作ったころと変わっていないと伝えることに意味があったように思う。
その後、ステージに乱入してきたカメラマンが実はBLUE ENCOUNTの田邊駿一(Vo/Gt)だったというスキットで笑わせると、その田邊と「climb」を、そしてgo!go!vanillasの牧 達弥(Vo/Gt)と「Warp」を演奏するというアニバーサリー・ツアーならではの豪華共演を挟む。そしてそこからの後半戦は、「Buster call」、「monolith」というライヴの人気曲で一気に加速。「mahoroba」、ライヴ初披露となった「夕凪」で和の情緒をアピールすると、フォーリミが持つメロディアスな魅力を物語る「Letter」、「milk」、「hello」の3連打でバンドの音楽的な成長をダメ押しで印象づけた。
そして、「swim」、「Give me」と繋げた本編ラストでは、"ここからアクセルを踏む。快進撃の開始。(今までは)頂上を目指す序章だった"とGENが宣言。アンコールでは"かっこ良くなって帰ってきます。(ライヴに)確かめに来てください"と「Squall」を演奏した。この日、フォーリミの4人は曲間のMCでも下ネタを含む毒のあるジョークを交えながら、反骨精神というか持ち前の向こう意気をアピールしたが、満たされることのないハングリー精神を歌った「Squall」ほど、自ら"快進撃の開始"と位置づけたこの日のラストに相応しい曲はなかったはずだ。
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