Japanese
空想委員会
2017年04月号掲載
メンバー:三浦 隆一(Vo/Gt) 佐々木 直也(Gt) 岡田 典之(Ba)
インタビュアー:沖 さやこ
空想委員会は昔から、変化を恐れないバンドだった。そのときそのときの自分たちが信じるベストなものを選び、気持ちに正直にバンド活動を続けてきたと思う。様々なトライを続けてきた彼らが辿り着いた『デフォルメの青写真』は、日本のギター・ロックの青さや鋭さ、ロマンが詰まった、バンドの歴史を総動員したような渾身の作品である。現在のバンドのモードをそのまま音楽に落とし込んだ今作について、3人に訊く。
-メジャー3rdフル・アルバム『デフォルメの青写真』、とてもいい作品になりましたね。
三浦:ね、ほんとにね(笑)! まったく同じ意見です。
佐々木:制作自体は『色恋沙汰の音沙汰』(2016年12月リリースのメジャー2nd EP)と同時進行で進んでいたので、「スタートシグナル」(Track.1)や「キラーチューンキラー」(Track.6)とか、岡田君の作った3曲(Track.3「何者」、Track.5「恋とは贅沢品」、Track.9「通行人「R」」)のオケとかは"大歌の改新"(※2016年11月より第3期として敢行した対バン・ツアー)が始まる前くらいにはあって、そのあとに足りないぶんの曲を増やしていって......だからテーマを特に設けずに作るというのは、『ダウトの行進』(2016年2月リリースのメジャー2ndフル・アルバム)のときと同じですね。
三浦:ほぼできあがったあとに、3パターンくらいアルバム・タイトルの案を俺が出して、みんなで決めました。出した候補すべてに違う意味があったんですけど、"デフォルメの青写真"の意味としては――僕が書いてる歌詞は僕のフィルターを通って出てきたものだから"デフォルメされている"ということなんですよね。それを聴いた人のフィルターを通ると、その人なりの解釈になる、"デフォルメ"されるんですよね。そのデフォルメの設計図という意味で"デフォルメの青写真"。このアルバムを聴いて、勝手に好きなように変換してイメージを膨らませて聴いてね、ということですね。
-空想委員会がもともと持っているポリシーでもありますね。
三浦:聴く環境や心情で、デフォルメはされるものだと思うんですよ。解釈は様々、それでもOK。人の真意は100パーセント伝わるものではないから、僕という人間が勝手に言ってることを、勝手に解釈してほしい。
佐々木:字面と響きが良かったんですよね。意味もいいし。決めたあと、もともと撮ってあったアー写が青みがかってたから偶然マッチしたし。
-空想委員会は"○○の××"というタイトルが多いなと。"種の起源"、"空の罠"、"ダウトの行進"、"色恋沙汰の音沙汰"......。もちろん違うものもたくさんあるんですけど。
三浦:まったく違うものを組み合わせるのが好きなんですよね。"空想委員会"というバンド名がそもそもそうですから。
-なるほど、そうですね。今作はいろんな時代の三浦さんが登場しているのかな? と思うくらい、歌詞に三浦さんの人生が反映されている気がしました。
三浦:ツアーをやりながら書いたものはいまの僕で、「何者」や「恋とは贅沢品」、「通行人「R」」、「罪と罰」(Track.12)みたいな、ツアーがひと区切りついてから書いた歌詞は心の深いところに潜っていっているので、昔の僕が出てきているというか。ライヴをしていると外向きになるので、"みんなに聴いてもらってなんぼ"みたいな歌詞になる。ライヴがないと自分と向き合う時間が増えるので、そうするとライヴをしている期間には思ってないようなところまで潜っていく。モードが全然違うんですよね。深いところに潜っていく感覚は久しぶりでした。
-どちらのモードの歌詞も切れ味が鋭く、三浦さんの人間性がものすごく濃く出ていると思います。佐々木さんや岡田さんも作曲をなさるようになって久しいですが、そういう環境がメイン・ソングライターの三浦さんにもいい影響を及ぼしているのでは?
三浦:そうですね。岡田君作の3曲は完全に曲に引っ張られました。この曲がなかったらこの歌詞は書いていないですね。「何者」の歌詞は弦楽器が入ったあと、"この雰囲気で何を歌うか......"というのを考えて書いた歌詞です。
佐々木:ストリングスを入れるのは「私が雪を待つ理由」(Track.7/2015年リリースのメジャー2ndシングル曲)に続き2回目なんですけど、今回は岡田君がデモの時点で弦楽器を入れてきてくれたので、バンドとしてのアプローチもイメージしやすくて。リード・ギターの俺のフレーズでバンド感が変わってくるので、ストリングスありきで念入りに音作りできたのはよかったですね。ライヴもエモーショナルにできると思います。
-"制服を脱げばただの透明人間"、"点数付けて欲しい 制御して欲しい"、"門出のとき 涙も出なかった/広がる世界が怖かった"などなど、なかなか衝撃的な言葉が並びます。
三浦:ずっと思ってたことですね。卒業式のたびに思ってたし、就職活動するときもそうでした。社会人になったら自由なぶん結果を出さなきゃいけなくて。学校は決まり事は多いけど、やることも頑張ることも決まっていたからラクだったな! と思ったし。俺は楽観的な人間ではないので、"自分探しの旅に出たって自分なんてあるわけない! 自分の答えは自分の中にしかないんだ!"と思うんです。その歌詞があのストリングスの入った雰囲気に、絶対に合うと思ったんですよ。寂しさもあり、日本っぽさもあって、このテーマは絶対に活きるという予感があったので。
岡田:音のハーモニーの仕方によって和の雰囲気が出るので、それが"卒業"に影響したのかも。
佐々木:今回岡田君が作った曲は、完全に岡田君がアレンジを全部考えているんですよ。だから俺も岡田君にちょこちょこ確認しながらギターで色をつけていって。隙間を探して"ここはこういうふうにしたらオイシイだろうな"と探す作業はこれまでやってこなかったので、難しかったけど面白かったですね。刺激をもらって、いい相乗効果が生まれたと思います。
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