Japanese
Bentham × Skream! × バイトル
2018年06月号掲載
Member:小関 竜矢(Vo/Gt) 須田 原生(Gt/Cho) 辻 怜次(Ba/Cho) 鈴木 敬(Dr/Cho)
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香
-辻さんは、バイトながら責任ある仕事を任されて。大変さがありそうですね。

辻:めちゃくちゃ大変でしたね。シフトを組むときも、この子とこの子を組ませると、笑顔がよく出るなとか考えたり、店長とバイトの子たちの間に入ったりとか、店長よりも上の経営側の人たちとの間にも入らなきゃいけなかったりしたこともありました。スタッフが働きづらいなと思う空気を出してしまうと、それがお店の雰囲気にも出てしまうので。なるべくそういうことがないように、お店をいかに円滑に回すかという視点で見させてもらったのは、自分の人生においては大事だったなと思いますね。
-今、バンド内のポジションとしても、辻さんは当時のような役回りがあるなと思いますか?
辻:あまりないかもしれない(笑)。
小関:でもバンドの内側のことや機材のこと、スケジュールのこととかは、わりと辻君と敬が気づいて、"これどうだったっけ?"と確認するのが多いですね。
-そういうところに目がいくんでしょうね。
辻:だといいんですけど(笑)。
鈴木:今は、メンバー以外のスタッフの人が増えてきたので、そういうふうに気を配っているのは感じるかな。
小関:うん、軟骨みたいな感じだよね。
辻:骨と骨の間にある感じね。まぁ、ベースという役割も一緒かな、リズムとメロディをくっつける軟骨みたいな感じで、ちょっとすり減ったりなんかして。
小関:なくならないといいね(笑)。
辻:怖ぇ! でも、そのスタジオでバイトしていたときにお客さんで来ていた人たちと、今フェスとかでお会いできたりするんですよ。"あぁ、あのときの"っていう感じで。今でもそうやって挨拶できるっていうのは、ものすごくいいなと思いますね。
-鈴木さんはアルバイトの思い出は何かありますか?
鈴木:バイトは、そんなに長く続かなくて......本当にダメでして......。
小関:口調がダメ男だ。
鈴木:一番やっていたのが日雇いのバイトで、荷物を運ぶ仕事ですかね。自分がやりたいときに、連絡をして行くような仕事でした。なるべく人と話さないようにして、荷物だけ運んで帰るみたいな感じでしたね。そのあと、スターバックスのバイトの面接を受けたんですけど、それは落ちました。面接で、"今までやってきたアルバイトで得たものはありますか?"って言われて、"いや、特にないっすね"って言っちゃったので、たぶんそれが理由だと思うですけど。
小関:それは落ちますね。
辻:ましてや、意識高そうなスターバックスの面接で。
鈴木:きっと、学生でもそういう子はいると思うんですけど、あまり気にしないでほしいっていうか。根性を叩き直される場面はいつか来ると思うので。
-鈴木さんは、どこで叩き直されましたか?
鈴木:僕はサポートの仕事で、大事なときに曲をちゃんとさらっていかなくてできなかったことで、ヘコんだりしましたね。ちゃんとやろうっていう、そういうところですかね。
辻:(敬は)今、事前準備めちゃくちゃしますから。ツアーでも空き時間を見つけたら、リハーサル・スタジオで練習してくるとか。
小関:メンバーで一番ストイックですよ。
鈴木:ハンバーガー・ショップで働いてるときは、何バーガーになんの具を入れるかも全然覚えられなかったんですけどね(笑)。
-バイトを通して学んだことや、今、経験として生きていることはありますか?
小関:お金に対しての価値観ですね。あとは、お金の使い道だったり、時間が有限なことに気づいたりというか。時給をとるのか、やりたいことをとるのかとか、時間の配分を学んでいったことは、役立っていますね。アルバイトって、自分の夢や、その先の目標の繋ぎになる時間だと思うので。フリーターでアルバイトをしていることを、後ろめたい感じで言う人も多いんですけど、働いているだけでも素晴らしいことですからね。僕は、アルバイトの期間に、僕の仕事はこれじゃない、バンドをやりたかったんだって強く思えたし。夢に近づけるように音楽のリハーサル・スタジオで働くとか、アルバイトをするなかでも動けることはいっぱいあると思うんです。いろんな職種を経験したのも後悔してないですし、動いたら動いたぶんだけ前に進めると思うので。アルバイトはした方がいいですね。
須田:お金はもちろん、同じ目的を持って集まっている人のコミュニケーションの場っていうのがあるんですよね。学生だと、同じものを学んでいるけれど、同じ年代の人が集まるじゃないですか。社会に出る前に、そういう環境ではないところで学べるところってバイト先だと思うので、その仕事に対してどのくらい意欲があるのか、この人はどういう気持ちで仕事をしているのかを客観的に見ることもできるし。それを見て、自分はどうしたいかも見えたりするんですよね。
この歳になって、バイト経験が人生のひとネタになっていると思う(辻)
-辻さんは、今に役立つことがたくさんありそうですね。
辻:音楽スタジオってそこまで人手が足りているわけではないので、基本的にはDIY精神なんですよね。家具が壊れたら直したりしていましたし、そういうことも含めると、全部が経験で。バイトでやっていたことが、人と話すときのひとつのネタにもなるし、そういう経験を話すだけで、人とコミュニケーションもとれますしね。それくらい自分にとって、血肉になっている。音楽関係だと、フェスの警備員や設営的なこともやっていて。修善寺でやっていた"METAMORPHOSE"という野外フェスのコンサート・スタッフをやっていたんですけど、そのときの知識は今も役立っていますし、"そのフェス行ったことあるよ"っていうところから人と話せたりしますからね。バイト経験が人生のひとネタになるっていうのは、この歳になって思います。
-ネタが尽きないですもんね(笑)。鈴木さんは、サポートの経験やプレイヤーとしての幅広さがBenthamに生きているのでは?
鈴木:そうですね。ジャンルも、歌モノから、クラブとかでDJと僕がドラムでというものから、幅広くやっていたので。
小関:(敬は)本当に有名な方ともやってましたしね。知り合ったころは、僕は音楽でお金が貰えるなんて想像できなかったので、具体的にいくらくらい貰えるのかとか話を聞いたりして、音楽でお金を貰うのを初めて目の当たりにしたので、"かっけぇ!"と思ってて。テレビ収録とか、僕らが初めて経験することも、敬は初めてじゃなかったりするんですよね。そこらへんはどしっと構えていてくれるので。
須田:頼りになりますね。
辻:MV撮影とかの当て振りのうまさとかもね(笑)。
-では、同じように夢を追い掛けながらアルバイトをしている人に、Benthamからのアドバイス、メッセージをお願いします。
小関:アドバイスというところで言うと、僕の場合は、高時給よりはやりがいを感じる仕事を選んだ方がいいというか。たとえ、その先に夢や目的があってお金のために働くなかでも、その方が気づける部分があるんですよね。多少内容はきついなと思っても、内容のある仕事とか、これは身になるなというようなものから始めた方がいいんじゃないかなって思っています。
LIVE INFO
- 2025.10.10
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
暴動クラブ × 大江慎也
Rei
SUPER BEAVER
ザ・シスターズハイ
KING BROTHERS
PEDRO
YOASOBI
moon drop
オレンジスパイニクラブ
OKAMOTO'S
the cabs
WHISPER OUT LOUD
FRONTIER BACKYARD
LEGO BIG MORL
JON SPENCER
NOMELON NOLEMON
a flood of circle
DOES
水曜日のカンパネラ
FOO FIGHTERS
キタニタツヤ
たかはしほのか(リーガルリリー)
ExWHYZ
MONOEYES
藤森元生(SAKANAMON)
大塚紗英
感覚ピエロ
ZAZEN BOYS×サニーデイ・サービス
East Of Eden
アーバンギャルド
JYOCHO
羊文学
小林私
THE SPELLBOUND
- 2025.10.11
-
終活クラブ
キュウソネコカミ
トンボコープ
Appare!
cinema staff
秋山黄色
YOASOBI
moon drop
コレサワ
OKAMOTO'S
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
KNOCK OUT MONKEY
INORAN
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
KANA-BOON
ExWHYZ
FRONTIER BACKYARD
androp
カミナリグモ
brainchild's
フレデリック
envy × world's end girlfriend × bacho
"JUNE ROCK FESTIVAL 2025"
East Of Eden
Official髭男dism
藤沢アユミ
豆柴の大群
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.12
-
a flood of circle
キュウソネコカミ
SUPER BEAVER
WtB
キタニタツヤ
セックスマシーン!!
WESSION FESTIVAL 2025
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
INORAN
"京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園"
Omoinotake
Bimi
ART-SCHOOL
Official髭男dism
eastern youth
なきごと
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.13
-
WtB
阿部真央
I Don't Like Mondays.
Awesome City Club
ExWHYZ
Appare!
The Biscats
brainchild's
Rei
OKAMOTO'S
秋山黄色
Age Factory
トンボコープ
CYNHN × タイトル未定 × fishbowl
"WESSION FESTIVAL 2025"
岡崎体育
"FM802 MINAMI WHEEL 2025"
シド
SCANDAL
cinema staff
Cody・Lee(李)
コレサワ
ネクライトーキー×ポップしなないで
リュックと添い寝ごはん
eastern youth
hockrockb
Omoinotake
Kroi
PIGGS
清 竜人25
Plastic Tree
ぜんぶ君のせいだ。
LiSA
"TOKYO ISLAND 2025"
- 2025.10.14
-
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
ドミコ
THE ORAL CIGARETTES
Hump Back
Survive Said The Prophet × NEE
MONOEYES
ぜんぶ君のせいだ。
超☆社会的サンダル
go!go!vanillas
武瑠 × MAQIA
- 2025.10.15
-
ドミコ
LONGMAN
PEDRO
キュウソネコカミ
MONOEYES
打首獄門同好会
アカシック
HY × マカロニえんぴつ
ポルカドットスティングレイ
藤巻亮太
- 2025.10.16
-
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
YOASOBI
PEDRO
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
"Shimokitazawa SOUND CRUISING presents. サウクルラボ vol.1"
SCANDAL
SIX LOUNGE
brainchild's
- 2025.10.17
-
挫・人間
キュウソネコカミ
打首獄門同好会
アイナ・ジ・エンド
YOASOBI
a flood of circle
ズーカラデル
LONGMAN
chilldspot
otsumami feat.mikan
リュックと添い寝ごはん
コレサワ
神聖かまってちゃん
終活クラブ
NOMELON NOLEMON
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
フラワーカンパニーズ
SUPER BEAVER
東京スカパラダイスオーケストラ
BIGMAMA
Bimi
- 2025.10.18
-
TOKYOてふてふ
伊東歌詞太郎
挫・人間
シド
OKAMOTO'S
YONA YONA WEEKENDERS
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
アイナ・ジ・エンド
moon drop
RADWIMPS
キュウソネコカミ
ぜんぶ君のせいだ。
bokula.
the cabs
SWANKY DOGS
amazarashi
INORAN
WtB
osage
"LIVE AZUMA 2025"
カミナリグモ
Cody・Lee(李)
阿部真央
Newspeak
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
Keishi Tanaka × 村松 拓
"ASAGIRI JAM'25"
ズーカラデル
I Don't Like Mondays.
Victoria(MÅNESKIN) ※振替公演
ロザリーナ
the paddles
神聖かまってちゃん
LACCO TOWER
星野源
- 2025.10.19
-
DYGL
リュックと添い寝ごはん
OKAMOTO'S
Age Factory
bokula.
ぜんぶ君のせいだ。
moon drop
コレサワ
TOKYOてふてふ
RADWIMPS
SIX LOUNGE
リリカル / みじんこらっく / とにもかくにも / ティプシーズ / 台所きっちん
SUPER BEAVER
Laura day romance
WtB
Omoinotake
"LIVE AZUMA 2025"
Cody・Lee(李)
ビレッジマンズストア
SPRISE
伊東歌詞太郎
浪漫革命
LUCKY TAPES
ハンブレッダーズ / KANA-BOON / キュウソネコカミ / マカロニえんぴつ ほか
ネクライトーキー×ポップしなないで
Keishi Tanaka × 村松 拓
ナナヲアカリ
"ASAGIRI JAM'25"
高岩 遼
Sou
森 翼
SCANDAL
パピプペポは難しい
osage
星野源
PIGGS
- 2025.10.20
-
打首獄門同好会
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
TOKYOてふてふ
TenTwenty
- 2025.10.21
-
The fin.
神聖かまってちゃん
ASIAN KUNG-FU GENERATION × ASH
- 2025.10.22
-
ザ・シスターズハイ
打首獄門同好会
キュウソネコカミ
ハク。× YONLAPA
ザ・ダービーズ
MONOEYES
挫・人間
VOI SQUARE CAT
kiki vivi lily
- 2025.10.23
-
DYGL
RADWIMPS
キュウソネコカミ
終活クラブ×ザ・シスターズハイ
MONOEYES
挫・人間
cakebox(シノダ/ヒトリエ)
RAY
古墳シスターズ
トンボコープ
go!go!vanillas
- 2025.10.24
-
LUCKY TAPES
ExWHYZ
RADWIMPS
amazarashi
YOASOBI
YONA YONA WEEKENDERS
TenTwenty
DYGL
アイナ・ジ・エンド
THE BACK HORN
すなお
ポルカドットスティングレイ
OKAMOTO'S
藤巻亮太
キタニタツヤ
FIVE NEW OLD / 浪漫革命 / MONONOKE(O.A.)
WHISPER OUT LOUD
Cody・Lee(李)
BIGMAMA
僕には通じない
NOMELON NOLEMON
PEDRO
アーバンギャルド
- 2025.10.25
-
フラワーカンパニーズ
秋山黄色
センチミリメンタル
東京スカパラダイスオーケストラ
コレサワ
超☆社会的サンダル
eastern youth
打首獄門同好会 / ガガガSP / 片平里菜 / AMEFURASSHI ほか
chilldspot
TOKYOてふてふ
brainchild's
フレデリック
LACCO TOWER
YOASOBI
森 翼
Appare!
Rei
Age Factory
DeNeel
osage
優里
Lucky Kilimanjaro
KANA-BOON
ASH DA HERO
the paddles
シド
cinema staff
SUPER BEAVER
Mrs. GREEN APPLE
ズーカラデル
bokula.
橋本 薫(Helsinki Lambda Club)
toe
ザ・ダービーズ
山内総一郎
INORAN
藤巻亮太
Omoinotake
OASIS
RELEASE INFO
- 2025.10.10
- 2025.10.11
- 2025.10.12
- 2025.10.13
- 2025.10.14
- 2025.10.15
- 2025.10.16
- 2025.10.17
- 2025.10.19
- 2025.10.22
- 2025.10.24
- 2025.10.26
- 2025.10.29
- 2025.10.30
- 2025.10.31
- 2025.11.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
暴動クラブ
Skream! 2025年10月号