Japanese
Bentham
2017年08月号掲載
メンバー:小関 竜矢(Vo/Gt) 須田 原生(Gt/Cho) 辻 怜次(Ba) 鈴木 敬(Dr/Cho)
インタビュアー:沖 さやこ
今年の春に晴れてメジャー・デビューを果たし、2枚のシングル『激しい雨/ファンファーレ』、『White』をリリースしたBenthamが、キャリア初のフル・アルバム『Re: Wonder』を完成させた。フロントマンの小関竜矢が"結果的に集大成的なアルバムになった"と言うとおり、インディーズ時代にリリースしたEP4枚の要素と、メジャー・シングル2枚の要素が絶妙にブレンドされた作品になった。とはいえ過去作のまとめにはならず、新しい挑戦を随所に取り入れている。メジャー・デビューをしてからの心境から音作りへのこだわりまで、じっくりと話を訊いていった。
-Benthamは4月にメジャー・デビュー。それ以降とそれ以前では、メジャー・デビューというものの捉え方も変わってきているのでしょうか?
小関:変わったと思います。バンドを始めたころは、"メジャーに行ったらバンドはだめになるんじゃないか"とも思っていた。もちろんメジャーでの活動は縛りや制限もあるんですけど、メジャーとインディーズの境目や、メジャーだからできることとかも年々変わってきていて――いまのメジャー・シーンのやり方は、僕たちのスタンスや、やりたいこととちょうどしっくりきてる感覚があるんです。僕らは曲がいいので、それをより多くの人に伝えたい。バンドからやりたいことを明確に提示していればメジャーでもしっかりやれると思うし、抵抗なくメジャー・デビューを決めました。
-では、いい環境で活動ができているんですね。
小関:とはいえ理不尽なことはあるんですよ(笑)。でも、それには僕らの力不足であったりとか、ちゃんとした理由があるんですよね。発売元がすごくいい会社で、僕らが"こういうふうにしたい"と提案すると、"じゃあそうするためにはどうしようか?"とか、"そうするとあれができないけどどうする?"と一緒に考えてくれる。だからこそ、さらにメンバー内のディスカッションが大事になってきていて。ファンの方々が"Bentham、メジャーに行ってよかったね"と思うかどうかは、これからの僕らの活動次第だと思います。
須田:たくさんの人が関わってくれているのもあって、"Bentham"という名前を耳にする機会はすごく増えていて。でも、僕らの名前だけ知っているという人に、もう一歩踏み込んでもらえるかどうかは自分たち次第だなというのをすごく感じました。メジャー・デビューして、ライヴも制作もいままで以上に頑張らなきゃいけないなと思っていますね。
鈴木:ふたりの言ってくれたことのほかに、生活の面だとリハのスタジオ代を事務所(KOGA RECORDS)から払ってもらえるようになったことがすごく大きくて。そのぶん休みがなかったりもするんですけど(笑)、みんなの時間も合うようになったし、音楽に集中できる環境を整えられたことがバンドとしてもありがたいです。
辻:メジャー・デビュー以前も以降も、やることは変わらないなと思っていて。でも、意識が足りなくてもだめになってしまう......音楽に対してどういうモチベーションでいるべきなのか自問自答することが多いんですけど、結局は"楽しいことがしたいな"、"もっとライヴでお客さんを盛り上げたいな"、"もっとたくさんのお客さんに観てもらいたいな"というところに戻ってくるんですよね。もっと先を見たいので、メジャー・デビューは変化というよりは過渡という感覚に留めています。
-全国デビュー時からBenthamは速い四つ打ちを取り入れたりと、日本のロック・シーンに対して意識的な印象があったのですが、メジャー・デビュー・シングル『激しい雨/ファンファーレ』(2017年4月リリース)を聴いて、Benthamは自分たちの好きな音楽をやろうとし始めているのではないかと思いました。Benthamが全国デビューしてから、踊れるロックとは別の文脈で大きくなってきたバンドも多く、もともとBenthamが持っている音楽嗜好はそっちの方が近い気がしていたので、そこがちょうど重なっているのかなと。
小関:僕らは僕らのいるシーンに乗っかりながら手探りで活動をしていって......でも『激しい雨/ファンファーレ』の曲たちは、シーンを意識したわけでもなく、あまり計算もせずスッとできあがったんですよ。それで(聴き手の)リアクションも良かったので、自分たちの進むべき方向はこっちなのかな、と思ったんですよね。制作面でも気負った状態でメジャー・デビューをしたわけではないので。
-なるほど。メジャー・リリースされた2枚のシングルを経て完成したキャリア初のフル・アルバム『Re: Wonder』は、これまでのBenthamのテイストを残しながら、最もバンドのやりたいことが反映されていると思いました。これまでで一番、音作りやフレージングも詰められているのでは?
須田:制作に時間もかけられたし、初のフル・アルバムということで......いままでももちろん1曲1曲磨いてきたんですけど、アーティストのいい意味でのエゴとかが出るのはやっぱりフル・アルバムだと思うし、いままで以上に気合が入っていた部分はあって。僕はひとつ前に録った曲を忘れるくらい、そのときそのときのやるべきことに集中してたというか。サポートしてくれる人も増えたので使う楽器も増やせたし、細かいアドバイスをしてくれる人も増えて、周りの影響もあって自分もいろいろ細かいところまで意識できました。ひとつひとつの音に渾身の力を注ぎ込んだ! という感じで、かなり濃厚で充実していました。
鈴木:"本当はこうしたいけど、音を作るうえでのスキル的にそこまでいけない"ということがいままであったんですけど、今回はそれがほとんどなくて。"こういう音を作りたいんですけど"と相談しながら、理想に近いかたちで毎回録れました。
辻:その様子を見ているのもすごく面白かったですね。ドラム・チューニングのやり方から、"この曲はこれを使ってみようか"と急遽打面を張り替えたり。そういう細かいところまでこだわることで、音がまったく変わるのがすごく面白くて。
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