Japanese
Bentham
Member:オゼキタツヤ(Vo/Gt) 須田 原生(Gt/Cho) 辻 怜次(Ba) 鈴木 敬(Dr/Cho)
Interviewer:秦 理絵
2011年の結成以降、ひたすら全国のライヴハウスを駆け抜けてきたBenthamが、結成10周年記念アルバム『3650(読み:サン・ロク・ゴー・マル)』をリリースした。デビュー前の未発表音源を再構築した「幸せトカゲ」や「Corner」といった新曲6曲をはじめ、人気曲のリアレンジやライヴ音源を収録した全10曲は過去、現在、未来という時間軸と、スタジオ、ライヴハウスという空間軸を縦断して、あらゆる角度からバンドの魅力を浮き彫りにする。新曲のみのフル・アルバムではなく、あえて変化球の企画アルバムを作ることで、Benthamは何を得て、何を伝えようとしたか。メンバー全員に赤裸々に語ってもらった。振り返れば、上手くいかないことも多かった10年間だったかもしれないが、宝物のような出会いを胸に、自由に歩みを進めるBenthamの言葉を受け取ってほしい。
-今年は10周年を掲げて活動をしてるわけですけど、これまでの自分たちの道のりを振り返る機会も多いんじゃないですか?
オゼキ:そうですね。Benthamとして、"10周年"っていうのを設定してるんですけど、実は僕らは10年よりも前に各自が音楽活動をしていたんですね。10年前だと、僕は23歳なので。コピー・バンドからオリジナルの曲を作りはじめたのが19歳とかなんですよ。僕とか須田はBenthamしかバンドをやってないから、そうやって考えると、3~4年、何をしてたんだ? っていう期間があるんですけど(笑)。そこらへんは10周年に含まれてなくて。
須田:3~4年ぬるっとしてた時期を経て、タカ(鈴木)さんが入ってきたあたりから本格的な活動を始めたので。そこからのカウントだろうってので、今回こういう区切りにしたんですよね。ちゃんとバンドの命が注ぎ込まれた時期というか。
-バンドが進み出したところを"結成日"と呼んでいるんですね。
須田:車にガソリンが入りました、みたいなことですよね(笑)。
辻:この4人で初めてリハーサルに入ろうぜって決めたのが、2011年の3月11日だったんです。たまたま震災の日だったから、日付まで覚えてて。
-スタジオで揺れたんですか?
辻:いや、たしか夕方ぐらいにスタジオを予約してあって。スタジオに入ろうとしてたら、その前のお昼に地震が来たので。やっとこの4人で音を出せるね、みたいな感じのときにスタジオに入れないっていう。そこからのスタートで。怒濤の10年だったよね。
-どんな10年間だったと思いますか?
オゼキ:とにかく人に恵まれてましたね。こういうことがあって大変だったよとか、こんないいことがあったよとかより、人との繋がりに助けられたのが大きかったなって。
-その"人"の中にはメンバーも含まれると思うんですけど......。
オゼキ:あ、そうですね。
-特に思い浮かぶ顔はどなたですか?
オゼキ:やっぱり古閑(裕/所属事務所"有限会社マーガレット・ミュージック"、レーベル"KOGA RECORDS"代表)さんが一番デカいですよね。古閑さんと、栗ちゃん(レーベル担当者)っていうのは。僕の中ですごく......ヤバいな、10周年のインタビュー。(※涙ぐみながら)ちょっとあんまり話したくない(笑)。
須田:"話したくない"って。
辻:話すために来てるんだよ!
-今どんな感情が込み上げてきたんですか?
オゼキ:いや、もう......ありがとうって。ありがとうしかないです。
-タカさんは10周年を迎えて思うことはありますか?
鈴木:最初メンバーだけでやってたときは、そんなに活動頻度も多くなくて。スタジオも、1週間に1回入るか入らないかぐらいだったと思うんです。そこから古閑さんに会って、急にライヴも年間100本とかになって。でまたコロナで、奇しくも出会った頃に戻ったようなライヴの頻度になって、なんとなく感じることもあるんですよね。
-10周年アニバーサリーがコロナ禍になってしまったことに対しては、どう捉えていますか? やりたいことが企画段階でボツになってしまうこともあると思うんですけど。
オゼキ:正直、10周年っていうものに僕は過度に期待をしていたんですよ。そのときまでに何かを成し遂げなければいけないっていうのがあって。僕が高校生のときに聴いてきたバンドって、10周年ですごく売れてたんですよね。だから、8周年~9周年の時点から焦りもあって。10周年に寄せる文言を出すときに、"思いどおりの10周年ではないんですが"っていうのを添えるようにしてるんです。それは、表向きはコロナのことですけど、実際自分たちの活動は上手くいかないことが多かった。ただ、それを悔いることもないですし、これから成し遂げるっていうか。10周年2日目とかに達成してもいいんじゃないかなっていう考えに、シフトできた期間だったんです。
-"10周年までに"っていう期限にこだわる必要はない。
オゼキ:うん、そういう意味で、コロナがなかったら僕は10周年を迎えられなかったかもしれないですね、気持ち的に。
辻:コロナの状況だと、何周年とかって言ってる場合じゃなくて、続けてるかどうかの問題のほうが、バンド界隈ではトピックとして大きくなってしまっているんですよね。
-ええ、今日に関しても、誰もメンバーが欠けていない状態で、またインタビューをさせてもらえるというだけで感慨深かったりもします。
辻:友達のバンドのメンバーがやめるとか、活動休止、解散っていうのもこの1年間でたくさん見てきて。正直、そういうのを目の当たりにすると、怖いというか。もしかしたら自分たちも急に止まってしまうかもしれないじゃないですか。でも、この4人は歩みを止めようとはしなかったので、それがありがたいなって。続けられることって大事なんだな、続けたいんだなって改めて認識しましたね。
-タカさんはどうですか?
鈴木:年齢的にも、20代後半が30代後半になるのって......。
-タカさんは少し年上ですもんね。
鈴木:ま、30代後半は俺だけなんですけど。
辻:もうアラフォーだ(笑)。
鈴木:そういうことも考える時期だったりもして。やっぱりいろいろな人の支えがあったからやれてるっていうのはすごく大きいと思います。
-私が最初にBenthamの取材をしたのは、7年前に初の全国流通盤『Public EP』をリリースしたときだったんですけど。当時、"今後どういうバンドになりたいですか?"みたいなことを聞いたんですよ。
辻:ヤバい、恥ずかしいぞ、これは(笑)。
-辻さんは、"4人で音楽シーンに新しい風を吹かせたい"みたいなことを言ってて。須田さんとオゼキさんは近くて、"いろいろな音楽をやっていきたい"、"ホーンとか鍵盤を入れてやってみたい"って、この頃から幅広い曲を作りたいっていう話をしてたんです。
辻:まだホーンは入れられてないね。
-でも、その後鍵盤を入れた曲も発表してるから、ちゃんと少しずつ実現してるんですよ。で、タカさんは"ガツガツ盛り上げたいです"。
一同:あはははは!
鈴木:なんか言った気がする......。
辻:小学生みたい(笑)。
-どうですか? 活動初期の自分たちのことを思い返すと。
須田:もっと夢みたいなことを言ってたら、面白かったなと思うんですけど。
オゼキ:たしかに。でも、たぶんいろいろな楽器を入れられてないことに対して焦ってたんですよね。7年もありゃ、ゲストにホーンとか呼べるし、と思ってただろうし。初めての全国流通盤を出せて、少しずつバンドの未来みたいなのが現実的に見えてくるなかで、当時は当時で焦ってたんだなって感じました。
LIVE INFO
- 2025.05.26
-
清 竜人25
水中スピカ
Poppin'Party
- 2025.05.27
-
Saucy Dog
KALMA
片平里菜
浅井健一
フラワーカンパニーズ
go!go!vanillas
Pii
- 2025.05.29
-
オレンジスパイニクラブ
THE BAWDIES
片平里菜
フラワーカンパニーズ
THEラブ人間×ニッポンの社長
斉藤和義
怒髪天
yummy'g
sumika
BECK
あいみょん
Hump Back
ハンブレッダーズ / w.o.d. / Kanna
CUTMANS
- 2025.05.30
-
THE YELLOW MONKEY
TENDOUJI
オレンジスパイニクラブ
緑黄色社会
yutori
KALMA
サイダーガール
片平里菜
[Alexandros]
a flood of circle
チリヌルヲワカ
水中スピカ
Subway Daydream
女王蜂
Mr.ふぉるて
downy
四星球
Lucky Kilimanjaro
DYGL
MONO NO AWARE
flumpool
射守矢 雄(bloodthirsty butchers) / 山本久土
Nothing's Carved In Stone
- 2025.05.31
-
古墳シスターズ
ポップしなないで
GANG PARADE
怒髪天
チリヌルヲワカ
ヤングスキニー
"hoshioto'25"
People In The Box
indigo la End
浅井健一
[Alexandros]
a flood of circle
竹内アンナ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
藍坊主
おいしくるメロンパン
斉藤和義
打首獄門同好会
Myuk
THEラブ人間×ニッポンの社長
水中スピカ
THE BAWDIES
Mr.ふぉるて
HY
androp
sumika
Creepy Nuts
"CAMPASS 2025"
eastern youth
Keishi Tanaka
"THE BEACH 2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
ASIAN KUNG-FU GENERATION
flumpool
星野源
Official髭男dism
清 竜人25
- 2025.06.01
-
DYGL
YUTORI-SEDAI
古墳シスターズ
怒髪天
Subway Daydream
TENDOUJI
ポップしなないで
おいしくるメロンパン
ヤングスキニー
緑黄色社会
サイダーガール
KALMA
浅井健一
yutori
打首獄門同好会
Myuk
androp
downy
斉藤和義
Baggy My Life × Comme des familia
オレンジスパイニクラブ
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
藍坊主
ネクライトーキー
HY
sumika
Creepy Nuts
WANIMA
サニーデイ・サービス × YOGEE NEW WAVES
arko lemming
DURAN × BONGFATHER
"CAMPASS 2025"
Academic BANANA
FIVE NEW OLD
ASIAN KUNG-FU GENERATION
indigo la End
星野源
Official髭男dism
- 2025.06.04
-
TENDOUJI
SIX LOUNGE
にしな
Saucy Dog
ビレッジマンズストア
Yukimi(LITTLE DRAGON)
オレンジスパイニクラブ
SUPER BEAVER
- 2025.06.06
-
荒谷翔大
にしな
People In The Box
SIX LOUNGE
sumika
downy
VOI SQUARE CAT
スカート
カメレオン・ライム・ウーピーパイ
Bimi
Nothing's Carved In Stone
THE YELLOW MONKEY
四星球
a flood of circle
ASIAN KUNG-FU GENERATION / 10-FEET / 羊文学 / Perfume
KiSS KiSS
"MILLION NEXT FEVER 2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
Age Factory × ENTH × Paledusk
銀杏BOYZ
JYOCHO
なきごと
[Alexandros]
キュウソネコカミ
material club
- 2025.06.07
-
荒谷翔大
クレナズム
DIALOGUE+
Subway Daydream
People In The Box
浅井健一
FIVE NEW OLD
藤沢アユミ
WANIMA
yutori
Rei / 氣志團 / MIKAGE PROJECT ほか
斉藤和義
あれくん
Keishi Tanaka
HY
ブランデー戦記
SHISHAMO / ハンブレッダーズ / ねぐせ。 ほか
GANG PARADE
四星球
"百万石音楽祭2025"
スカート
チリヌルヲワカ
ザ・クロマニヨンズ × MAN WITH A MISSION
清 竜人25
CNBLUE
緑黄色社会
"SAKAE SP-RING 2025"
MUGWUMPS
Myuk
ネクライトーキー
阿部真央
LACCO TOWER
いきものがかり
パピプペポは難しい
[Alexandros]
ズーカラデル
藍坊主
- 2025.06.08
-
竹内アンナ
Bimi
荒谷翔大
SPARK!!SOUND!!SHOW!!
yutori
DIALOGUE+
Subway Daydream
浅井健一
Baggy My Life × Comme des familia
UNCHAIN
Novelbright / Dragon Ash / Kroi / 離婚伝説 ほか
斉藤和義
sumika
Keishi Tanaka
HY
鶴
"ツタロックDIG LIVE Vol.17 -OSAKA-"
DURAN × BONGFATHER
SPARKS
FIVE NEW OLD
GANG PARADE
"百万石音楽祭2025"
東京スカパラダイスオーケストラ
CNBLUE
緑黄色社会
"SAKAE SP-RING 2025"
SCOOBIE DO × デキシード・ザ・エモンズ
女王蜂
いきものがかり
WtB
indigo la End
cinema staff
眉村ちあき
THE BACK HORN
RELEASE INFO
- 2025.05.26
- 2025.05.28
- 2025.05.30
- 2025.06.01
- 2025.06.04
- 2025.06.05
- 2025.06.06
- 2025.06.11
- 2025.06.12
- 2025.06.13
- 2025.06.18
- 2025.06.20
- 2025.06.22
- 2025.06.25
- 2025.06.28
- 2025.07.02
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
トゲナシトゲアリ
Skream! 2025年05月号