Japanese
Bentham
Member:オゼキタツヤ(Vo/Gt) 須田 原生(Gt/Cho) 辻 怜次(Ba) 鈴木 敬(Dr/Cho)
Interviewer:秦 理絵
-だからこそ貪欲にチャレンジし続けてきた10年間でもあったと思います。そんなBenthamの10周年記念アルバムが『3650』です。まず、新曲+リアレンジ曲、ライヴ音源という構成で出すことにしたのは、どういった意図があったんですか?
オゼキ:コロナがデカかったですね。作曲のペースや全体のスケジュールを考えたときに、曲数の制限が出てきてしまったんです。自分たちの中では10曲入り、12曲入り、なんならもっと多くとか、いろいろな意見があって。それはファンのみなさんにありがとうの気持ちを込めて特別サービスというか。いっぱい聴かせたい。頑張ろう、10周年みたいな感じだったんですけど。それが難しいかもしれないってなったときに、少しでも曲数を増やせられないかって努力した結果が、今回の内容っていうことですね。
-話せる範囲でいいんですけど、作曲のペースが落ちたのはコロナの何が理由だったんですか? そもそもスタジオに入れないっていう物理的な問題なのか、活動が減るぶん、インプットが少なくて曲自体が生まれてこないのか。
オゼキ:まず、10周年に出すアルバムを設定したときに、その内容を濃くしたくて。2020年はそのために各々で頑張ろうっていう修行モードに入ってたんです。アルバムに向けたスタートダッシュが切れるように、配信とかEPを出そうとかもあったんですけど、コロナのゴタゴタで、そういうことをやりながら10周年を迎える余力もなくなってしまって。ライヴもリハも少ないなかで、Zoomとか、遠隔でやるレコーディングの仕方をトライ&エラーしながら繰り返してたのもあって。今までのBenthamから比べると、すごくテンポが下がった感じになってしまったんですよね。
-10周年に出すアルバムだからこそ精度を上げていきたいっていう目標があったけども、それがコロナによって出鼻を挫かれてしまった。
オゼキ:それで、アルバムそのものが空中分解しそうだったので。いや、ちゃんとやろうぜっていうか。10周年に出すアルバムを作るわけだから、どういうものにしていくか? っていう話し合いはちゃんとしたかった。結果、"マズいよ、コロナでヤバいよ"って空気感よりは、みんなで乗り切ろうっていうか。10周年に向けて頑張ろうぜっていう空気になれた。だから今誰もメンバーが欠けてないし、解散もしてないんです。
-そこから、今回の企画盤のアイディアはどんなふうに膨らませていったんですか?
辻:ミーティングを繰り返していくうちに出てきたワードとしては、Benthamがこれまで頑張ってきたこと、例えば年間100本やってたライヴや今現時点で活動してるBentham、この先どういうことをしていきたいかというBentham。この3つを出したいってことでしたね。
-過去、現在、未来のBenthamというか。
辻:それをかたちにしていく作業をしていこうよっていうコンセプトがあって。それが今自分たちに必要な意志表示だったんです。もっともっといろいろな人にBenthamを聴いてもらえることをやらないとなっていうのは、それこそコロナ禍で改めて思ったので。それをアルバムに詰め込みたかったっていうのは大きかったですね。
-新曲だけで作るフル・アルバムでは伝えきれないものが表現された作品になりましたよね。
辻:それは完成した盤を聴いたときにすごい思いました。
須田:今までのアルバムではデモを20曲出して、10曲収録とか、そういう作り方だったんですけど。今回は"この曲を入れない"って選択じゃなくて、"この曲を入れる"という決め打ちで作っていったところがあって。一曲一曲のアレンジに時間を増やしていこうっていう。考え方はシンプルでしたね。
鈴木:「TONIGHT」のリアレンジで、ドラムが打ち込みっていうのも新たなチャレンジだし。新曲の中には、昔、古閑さんと会う前にやってた曲のリアレンジもあるんですよ。今までもあって、これからもある。10周年を総括する作品になったかなと思います。
-古閑さんと会う前の曲というのは、どれですか?
オゼキ:「Corner」と「幸せトカゲ」は初期のほうですね。「幸せトカゲ」は、"幸せと影"っていう曲だったんですよ。
-歌詞カードを見ないで聴いたとき、"幸せと影"って歌ってると思ってました。
オゼキ:そうなんです。古閑さんと会う前にライヴでやったけど、ボツになってた曲ですね。気に入ってたんですけど、決め手がなくて。ずっと気になってはいたんです。「Corner」は、本当に組み立てのときに作った曲で。
-たしかに「Corner」は、すごくフレッシュな曲だなと思いました。
須田:これ、何年前だっけ?
オゼキ:12~3年前ぐらいですね。敬が加入するときに、"こういう曲をやってますよ"って聴かせたのは、「Corner」とかだったと思います。
-今回、どうして発掘しようと思ったんですか?
オゼキ:曲出しのときに、コロナでピリついてたのもあって"いやいや、新曲を持って来いよ!"みたいな感じになるのが嫌だなと思ったんです。で、これが必要な気がする、ぐらいの感じで提案させてもらって。今回のアルバムでは、僕のメロディを提示したかったんですよね。そのためには新曲が必ず正義かと言ったら、そうじゃないというか。
-昔の曲でも、今の自分たちで再構築することで意味を見いだせる。
オゼキ:そうそう。ずっと「パブリック」(2014年リリースのEP『Public EP』収録曲)をこすってきて、ダサいなって思ってたときもあったんですよ。でもいい曲があるなら、死ぬまでやるのもかっこいいんじゃないかって発言してるミュージャンの方がいて。そういう考え方もありだなと。「パブリック」のアレンジ違いを10バージョン出してもいいわけですよ。やらないですけどね(笑)。そういう気づきもあって、自信のあるメロディなら入れようっていう単純なことでしたね。
-当時のデモ音源は残ってたんですか?
オゼキ:デモも残ってたし、みんな身体にも入ってたんですけど、そのままやるのは違ったんですよ。もとの曲は参考曲でありながら、今のアレンジに変えたくて。
辻:オゼ(オゼキ)から連絡が来て、"誰か、「Corner」とか「幸せトカゲ」の昔の音源残ってるやついない?"みたいな。俺、そういうのは家のパソコンの中にわりと大事にとってあるんですよ。で、"探してみるわ"って見たら、めちゃくちゃいっぱいアレンジがあって。同じ曲なのに日によって毎回違うんです。
須田:アレンジは結構変えてると思います。正直なことを言うと、僕は前のまんまだったら嫌だったんですよ。どこか納得いかなくて。それを探りながら、もちろんメロディはいいから、サウンドでどう開花させるかっていう戦いはありましたね。
オゼキ:そうだね。
須田:別人になりたかったんですよ。だけど、別人になりすぎちゃうと、作ったときの感じを壊してしまう恐れもあるし。ちょうどいいところを探す作業が、どんな新曲のアレンジよりも難しかったです。
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