Japanese
【Skream!×MUSE音楽院特別企画】 空想委員会特別講義
2014年10月号掲載

テディ:せっかくやるんだから、そのへんはいろいろ考えましたよね。今三浦君が言った通り、他のバンドのお客さんからしたら空想委員会のバンドを観ることって目的ではないので、いかにその人たちの目的になりうるかを工夫しました。そもそも空想委員会を知らない人たちがほとんどで、それは観ていこうとは思わないわけで。観てってもらうにはその日出ることを知ってもらわないといけない。さらにどんなバンドなのかということを知ってもらわないと、興味を持ってもらえない。そこに関しては、メンバーも努力しましたよね。
岡田:アマチュア時代のライヴハウスにいるお客さんって、音楽大好きでいろんなフェスに行きます!っていう人よりも、友達のライヴを付き合いで観に来てるっていう人が多かったから、そういう人にいかに興味を持ってもらうかを考えましたね。
テディ:みなさんライヴハウスに行ったら、フライヤーとかもらいません?あれって、全部読むことはまずないし、その日あったライヴに出ないバンドのも入っているから、どれが出るバンドのものなのかもわからない。どんなことが書いてあっても、本当に必要なことがあのフライヤーだけではわからないから、空想委員会のメンバーはみんな外で手配りしてましたよね。
佐々木:そうですね。ライヴ始まる前に、チケットのカウンターの前で......。
三浦:今考えたら邪魔なんですけどね(笑)!でも、ちゃんと受付のお姉さんに許可を取って、入場してきたお客さんに、"今日●番目に出る空想委員会です!よかったら観て行ってください"ってチラシを配ったりしましたね。1回顔を見ることで、印象に残るじゃないですか。
佐々木:でも、無視されたりもするんですよ。
岡田:"いいです"みたいなね。
佐々木:いや、"いいです"も優しい方じゃないですか。もう"ぷいっ"みたいな。あのときのショックは今でも残ってますね。転換のときにもチラシ配ったりして。でも、その分、知らないお客さんが観てくれたときの喜びはすごかったよね。それで、1人でもCDを買ってくれた人がいたときの嬉しさといったらなかった。僕らを知らない人が観てくれるっていうのは、友達を集めてライヴをやっていたときにはなかった感覚だよね。
テディ:俺が空想委員会に出会ったときに、1番いいなって思ったのは"友達呼びたくないんですよ"って言っていたとこ。
メンバー一同:あ~!
テディ:普通は、お客さんに友達を呼んできてもらうんですけど、やっぱりチケットっていうのは俺たちを好きな人たちに買ってもらいたいって言ってたから、友達にチケットを売るようなことは赤字になったとしてもやりたくないって言ってたよね。
三浦:まあ......、あの、友達......いなかったっていうのもあるんですけど(笑)。僕、青森出身なんで呼べる友達がいなかったんですけど、ここふたり(岡田、佐々木)は、友達いっぱいいそうでしょ?
岡田:佐々木さんは音楽やってない友達がたくさい居て。逆に俺の場合は音楽やってる友達しかいなくて。
会場:(笑)
三浦:だから、お客さんを呼ぼうと思えば呼べるふたりだったんだけど、そこはファンではないっていう。お金かかってもいいから、そこまで頑張ろうよって。
テディ:純粋に音楽で空想委員会を好きになってもらおうっていう意志は誰よりも強かったよね。だから、頑張れたんだろうなって思いますね。
佐々木:言うことはいっちょまえにね。
三浦:あんなにぼやぼやしてたのにね。
佐々木:そこは友達じゃねえだろってね。
テディ:あとは、ライヴ会場でプロジェクターが使えるところは、ライヴの前にミュージック・ビデオとか自己紹介流したり。結局は全部知ってもらうためにやっていたことなんだけどね。
佐々木:ライヴって30分しかないから、その30分で自分たち全部をアピールするのは大変だしね。しかも、その30分に来てもらえるかもわかんないし。だから転換も僕らの時間だと思って、やってたね。
三浦:テディさんはもともとイベンターなので、主催でイベントをやってたわけですよ。そのイベントに僕らも出てたので、転換の時間も使わせてもらっていいですかって言えたわけ。他のライヴハウスだと、だめかもしれないじゃん。だけど、OKって言ってもらえたので、自分たちのCMを作ったり、MVを流したりとか、転換の15分をちょっとでも有効活用できるように工夫してましたね。
テディ:彼らに限らず、僕のイベントに出てくれていたバンドたちはいろんな工夫をしてましたね。普通のフライヤーだと読んでもらえないから、巻物ふうにしてるのとか。それを、みんな開いてみてたり。あとは、さっき言ってたYouTube。理想としては、その場で知ってもらうよりは、ライヴハウスに来る前に事前に空想委員会を聴いてもらうことじゃん。だから、いかに事前に音を聴いてもらうかとかいう努力もあったよね。ライヴをやっていない日もいろんなことをしてましたよね?YouTubeにアップしてても、有名な人しか検索はされないし。だから、いかにURLとか動画の窓をあちこちに出してもらえるように頑張るかとか。あと、CDも通販で買えるようにしたりとかね。
佐々木:それは結構大きかったよね。最初にAmazonに出したときには、1枚とか2枚しか売れてなかったのに、1ヶ月経つごとにどんどん枚数が倍になってて。YouTubeみてただ単純にいいって思ってくれた人が買ってくれたってだけのことだと思うんですけどね。発送とかも全部自分たちでやってたから、数字もわかるわけだよね。
岡田:うん、数字を全部エクセルに打ち込んでね。そういうの得意なんで。
テディ:このバンドは相当経理をしっかりやってる。
佐々木:僕は頭が悪いんで、足使うタイプなんですけど、岡田君は結構パソコンを駆使して。役割分担はしてましたね。僕はパソコンを使えないから、CDを作るっていう作業をしてましたね。ジャケットを切ったり。
テディ:あれも1つ1つ手作りっていうのがかえってよかったと思うんだよね。一気にプレスしちゃうと、半年後も同じものが残ってるわけで。でも、アマチュアの人ってそんなにCD売れないから、自分たちでパッケージングしてると中身とかも変えられたりするメリットがあって。新しいフライヤーだったり、今の自分たちのメッセージだったり、結構リアルタイムで入れていけたのはよかったですね。
佐々木:ブックレットいれたりね。
テディ:CDをライヴ会場限定にはしてないから、全国各地に聴いてくれる人がいるけど、まだ自分たちはライヴしに行くことはできない。でも、その人たちとは繋がっておきたいというか、聴いてくれている人の声を聞きたいし。でも、そのかたからのレスポンスが来たり、今も応援してくれてたりね。そういうコツコツしたこともできたので、自主盤CDも悪くはなかったと思います。まあ、アマチュア時代はそんな感じですかね。
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