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INTERVIEW

Japanese

MAGIC OF LiFE × Skream! × バイトル

2018年09月号掲載

MAGIC OF LiFE × Skream! × バイトル

Member:高津戸 信幸(Vo/Gt) 山下 拓実(Gt) 渡辺 雄司(Ba) 岡田 翔太朗(Dr)

Interviewer:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

MAGIC OF LiFE × Skream! × バイトル
キャンペーン情報

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-山下さんは、アルバイトで印象的だったことってありますか?

山下:マジでないんですよねぇ。

高津戸:今日なんで来たん?

岡田:はははは(笑)。

山下:黙々とやるような仕事をずっとやっていたんですよね。メールを打ったりするのもそうだし。だから、あまり誰かとコミュニケーションを取るっていうのもなかったかもしれない。バーくらいかな、接客とかをしたのは。あとお酒のことは全然わからなかったけど、そのバーでちょっとだけ覚えましたね。たまにお酒についてマニアックな人も来るんですよ。ウイスキーの銘柄とかは、その店で覚えましたね。

-バーでは、アコースティック・ライヴもしていたんですよね。そういう弾き語りのブッキングの仕事とかはしてなかったんですか?

山下:やってみればって言われたんですけど、そんな荷が重いことはできないって言って(笑)。

高津戸:はははは(笑)。

山下:だって出演が決まらなかったりしたら、俺の責任じゃないですか。さすがに荷が重すぎて......。

-はっきりしてる(笑)。渡辺さんもライヴハウスでバイトをしていたということですが、それはどんな経験になっていますか?

渡辺:今好きな音楽も、全部そのライヴハウスで出会った音楽とかから好きになったものですね。あとは、基本的には照明の仕事をやっていたんですけど、ずっと同じ場所で音を聴いていたので、音のことについてもわかるようにはなりました。もっとこうしたらいいのにっていうのも、わかるようになったというか。

-そのライヴハウスではどんなジャンルのバンドが多かったんですか?

渡辺:ハードコアやメロコアとかですね。あとは地元の高校生や大学生のイベントとかが多かったです。そこでのバイトを通じて今も繋がっている人が多いですね。

-岡田さんは何かバイトで印象的だったことはありますか?

岡田:僕はほとんどのバイト先が、従業員数が多い大きな企業だったんですけど、ドイツ雑貨を扱っていたところは、社長がバンドマンで小さな規模でやっていたので、働いたのは短い間でしたけど、印象的でしたね。滑らないハンガーとか湯たんぽが、取引を一番していた大きなアイテムなんですけど、そういうのを袋詰めしたりしていました。楽天とかAmazonにも卸していて、ここには1日1,000本とか、こっちには300本とかを納品していて。

高津戸:でも、大きな企業でバイトとかもしてるじゃん。そうなると上司とか店長さんとかから学んだこととか、厳しいところもあるでしょ?

-最初に言っていたマクドナルドなどは、マニュアルとかも細かくあって、きちんとしている印象もありますね。

岡田:仕事中はもちろん厳しいんです。"ちゃんと手を洗った? 爪もブラシした?"とか、"消毒もした? じゃあ匂い嗅がせて"とか(笑)。それくらい厳しいんですけど、その反面、僕のいた店舗では年に1回バイト全員で旅行するというのもあったんです。僕はそのときタイミング悪く行けなかったんですけど、すごい楽しそうにやってましたね。

高津戸:僕も高校1年生でロッテリアでバイトしたときは、それが初めてのバイトだったから、大人の方に教わるし、怒られるし、指導されることが学校以外で初めてのことで。そうやっていろんなことを教わって、大人になっていくんだなっていう感覚があったのもバイトで学んだことのひとつですね。

山下:俺は、できればバイトしたくないなーってずっと思ってましたけどね。

高津戸:もう喋らないで(笑)。

山下:っていうのは、実家が寿司屋だったんですよ。だから、小学生のうちから手伝いをしていたんです。小学生のときは、時給400円くらいだったかな。

高津戸:ちゃんと時給で貰っていたんだ。いいね。

-働いて何か身についたことはなかったですか?

山下:人とコミュニケーションをとることは、そこで学びましたね。地元の小さな店なので、酔っ払ったおじさんとかがすごい絡んでくるんですよ(笑)。苦手だなって思っても、お客さんだからちゃんとしなきゃいけないじゃないですか。不機嫌な顔すると親にも怒られてましたしね。

高津戸:そのときのバイト代は何に使ってたの?

山下:釣りが好きだったから、釣りの道具とかかな。

高津戸:働いたお金で自分の好きなものが買えるっていう経験ができるのもバイトだよね。それは何にも変えられない喜びでもあるし。

山下:もう締めようとしてる?

高津戸:してないよ(笑)。

-それでは(笑)。バンド活動や夢を追い掛けながらバイトをしている人へ、みなさんからメッセージやアドバイスがあればお願いします。

高津戸:今って、バイトをするのは当たり前という感じになっているんじゃないかな。どうせやるなら、楽しくやった方がいいと僕は思う。あとはバイトで初めて学ぶことや、吸収できることが多いんで、その経験は一生の宝になりますね。未だにバイトでの経験は忘れないし、そこで体験したものが積み重なっているので。夢を目指すなかでのバイトでも、例えば僕は音楽をやりたいからライヴハウスで働くっていうの以外の、飲食店のバイトでも、何かバンドに返ってきていると思うんです。自分が心弾んでやっていることに無駄なことはないと思うので。バイトをする時間はかけがえのないものじゃないですかね。

渡辺:たしかに、今の自分があるのは、やってきたバイトがあるからです。今後の自分を作るために必要なことだと思うので、頑張ってほしいですね。

岡田:僕の家も、母ちゃんがお好み焼き屋をやっていたんですけど、母ちゃんが結構バイトの男の子とかに厳しいんですよ(笑)。ふてくされてレジ打ってる子とかに、"あんたなんなの! やりたくないなら辞めなさいよ"って言っていたんですよね。僕はそれ、意外といいことだなと思っていて。生活の中でアルバイトがどれだけのウエイトを占めるかわからないですけど、その仕事を選んだ以上は一生懸命やるべきだし、楽しんでやった方がいいと思っているから。

高津戸:そういう人の方が素敵だよね。輝いてる。

岡田:楽しんでアルバイトをやっていけば、それ以外の自分の生活も豊かなものになると思うんですよね。