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COLUMN

ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"【第13回】

2022年01月号掲載

ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"【第13回】

ぜんぶ君のせいだ。

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こんにちは。Skream!さんのコラムを担当します。ぜんぶ君のせいだ。の雫ふふです。

"異常こそ正常だ。"第8回ぶりの2回目......! 前回が2021年3月、もうそんなに月日が立っているのですね......。今や雫ふふとしてぜんぶ君のせいだ。に存在することが、自分でも当たり前のようになっていましたが、雫ふふになる前の自分は、何者でもない、ただの取り柄のない人でした。

そして何もなかった頃の自分がこの世界で生きていたいと思う理由がただ1つ、音楽でした。

当時、学生の頃、アニメ、漫画、お笑い、絵を描くこと、好きだった何もかもが突然気持ち悪くなり、部屋に引きこもることが増えた時期がありました。その時、唯一音楽だけを聴くことが出来ました。何も出来なくなった私に唯一残ったものが音楽でした。

その頃のすべての生き甲斐が音楽だったのです。

なにもカッコつけず汗を流し、叫ぶ。何も飾らない言葉で、頑張れ、負けるなと、泣いてもいいと、泥臭く叫ぶ姿が何よりもかっこ良くて、嘘じゃない。音楽だけは嘘を吐かないと、当時の私は何度も救われました。

バイト以外の休みは全てLIVEに行っていた程で、当時から"ライブハウスだけが居場所"だと思っていました。

毎週何日もライブハウスに籠り、拳を上げ、知らない人と肩を組み歌い、誰の目も気にせず涙を流し、音楽に救われました。

昔、涙を流した場所、救われた場所、沢山笑った場所、怪我した場所。初めて遠征した場所。沢山の思い出がある場所、そんな場所に"ぜんぶ君のせいだ。"として立つ瞬間、今でもゾクゾクします。

そんなステージからの景色は涙が出るほど綺麗なんです。色んな感情が、苦しいくらい届きます。そんな顔を見ながら、自分と重なる瞬間が度々あります。

ただフロアで独りステージを眺めていた私。

7人でステージに立ち目の前のあなたを色んな悲しみから守りたいと、救いたいと、思っている私。

全く逆の立場のこの状況、異常なのでしょうか。

自分でもたまに自分の状況を疑う時があります。本当に私は雫ふふなのだろうか? と。

本当に弱くて救いを求めては泣いてばかりだったあの頃の私なのだろうか? と。

しかし、今でも変わらず、"ライブハウスだけが居場所"です。それは何も昔と変わらないのです。今読んでくれているあなたの居場所もきっと同じ。あなたが生きていたいと思える理由の1つに私もなれているのでしょうか。

そうだと嬉しいです。

これが私の異常こそ正常だ。あなたはどう思いますか?

ぜんぶ君のせいだ。

如月愛海(きさらぎめぐみ)、征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)、甘福氐 喑(あまねちあん)、もとちか襲(もとちか かさね)、雫ふふ(しずくふふ)、メイユイメイ、个喆(こてつ)からなる病みかわいいをコンセプトとしたユニット。2015年結成。2021年11月に現7人体制初のオリジナル・アルバム『FlashBack NightMare』をリリース。2022年4月3日にはTOKYO DOME CITY HALLにて単独ライヴを開催する。