Japanese
ぜんぶ君のせいだ。
2022年12月号掲載
Member:如月愛海 もとちか襲 メイユイメイ 个喆 寝こもち
Interviewer:吉羽 さおり
2022年4月、TOKYO DOME CITY HALLのライヴを最後に征之丞十五時と甘福氐 喑が脱退し、新メンバー 寝こもち(星歴13夜)の加入が発表され新体制となったぜんぶ君のせいだ。。そして現在、"47都道府県TOUR3周目 ROAD TO BUDOKAN~THE LAST~"を疾走中で、2023年3月15日に決定した"ぜんぶ君のせいだ。日本武道館 単独公演~この指とまれ~"までノンストップで突き進んでいるところだが、その最中でリリースとなったのが7枚目のアルバム『メイダイシンギ』だ。前アルバム『FlashBack NightMare』で初めて外部から多彩な作家陣を迎えて、ぜん君。(ぜんぶ君のせいだ。)の世界を広げていったが、今回もまたボカロPからロック、ラウド系バンドなど多彩なクリエイターがぜん君。の世界を広く、深く広げている。自由で定型のない曲をぜん君。として表現する、その解釈や表現力の高さを改めて思うアルバムだ。
-寝こもちさんが加入して新体制となって初のアルバム『メイダイシンギ』が完成しました。リリース直前に雫ふふさん契約解除がありましたが、アルバムが完成しての手応えはどうですか。
如月愛海:そうですね、体制が変わった作品にさらに体制が変わるということになってしまって。
もとちか襲:当初はその予定はなかったんですけどね。
如月愛海:でも、こもち(寝こもち)が加入して、歌唱力が上がった部分が大きいので、そのぶん今回は相当いろんな挑戦をさせていただいたアルバムになると思います。ただこれに触れないわけにはいかないんですけど、ここからまた歌割りが変わるというのもあって。今回のアルバムはアサノチャンジ(SHIFT_CONTROL/Vo/Gt)とかもそうなんですけど、雫が好きな方たちが作曲家勢にいて歌割りが多い部分があったんです。それもあったから、絶賛5人での歌割りにし直し中なんですけど、ぜん君。の中では今までやったことない曲ばかりなので、海外の人も含めて、全人類に向けた感じのアルバムになったかなと思います。
-ぜん君。としては初となる全英語詞の「the other side of」もありますしね。
如月愛海:昔から応援してくれている人たちに対してはもちろん、今応援してくれている人たちに宛てた曲もあるし。あとは今、世界的に流行っているとか、こういう曲調があるよねというのにも挑戦していて、でもひねくれているところも忘れていなくて。バラエティに富みすぎたアルバムができたなと。
-前アルバム『FlashBack NightMare』(2021年リリース)からこれまで、レーベルの枠を超えたいろんな作家の方が入って。それまでの5作が濃密にぜん君。ってこういうものですよって世界観を作り上げてきたところから、さらに広げるアルバムになっていったと思うんですが、実際に『FlashBack NightMare』の曲をツアーでやってみての感触はどうですか。これまで以上に新たな人が聴いてくれているな、ファンが広がっているなと感じることは?
如月愛海:新しい方たちがまた一気に増えたなって一番感じたのは、7人体制になってからのツアー("re:voke tour for 47")だったんです。そこからの前作『FlashBack NightMare』は、患い(※ファンの総称)さんによって、この曲が好きだとかあの曲が好きだとかが、たぶん分かれたなというのはあって。あとはライヴでやる曲が固まってきていたので、いろんな幅が増えたと思うし、若干年齢層が高い方も引っ掛かってくれているなという感じがありました。そして今回のアルバムは、それこそ若い世代から年齢層の高いところまで網羅するものになったなと思います。
-ロック好きからポップス好き、アイドル・シーン好きな人も交ざれる作品ですよね。
如月愛海:そうですね。実際にこれだけライヴをやっていても、ぜんぶ君のせいだ。を知らない人のほうが多いんです。でも自分たちが立つ場所(日本武道館)はもう決まっているので、そこに向かって、まずはいろんな方にいったん興味を持ってもらえるようなアルバムで、なおかつ自分たちの得意な部分は伸ばして、プラス、レベルを上げてという。
もとちか襲:挑戦した部分もあるというね。『FlashBack NightMare』もいろんな方から楽曲を貰って、そのときのぜん君。らしさももちろんあったんですけど、『メイダイシンギ』はそのときよりも1段、2段上くらい進化したぜん君。らしさがあるというか。今のぜん君。はこんなことができるんだっていうアルバムだなと思います。
-これまでは歌のノリも含めてぜん君。っぽいグルーヴがあったと思いますが、今回のアルバムではその部分でも広がりがあって、なおかつこれぞぜん君。という強さもある。
如月愛海:前作『FlashBack NightMare』のときはどちらかというと寄せてもらっていたんです。ぜん君。らしくというか。
-楽曲提供の際にということですね。
如月愛海:今回は例えば、étéのオキタユウキ君の曲(「孤HOLIC」)は完全にオキタ君の曲で。どちらかと言えば自分たちを広げるためにやったという感じがありますね。こういう曲調がいいとかはもしかしたらあったかもしれないですけど、細かいオーダーはしていないと思います。
-では、それぞれ今回この曲が面白かったなとか、個人的に好きだなという曲など聞かせてください。
メイユイメイ:一番好きなのが「孤HOLIC」です。今回のアルバムはデモを貰った時点では、"これぜん君。の曲なの?"っていう曲ばかりで。でもみんなの声が入るとちゃんとぜん君。の曲になりました。ずっとついてきてくれている患いさんのことを置いてけぼりにしない、でも新しい人たちにも聴いてもらえるいろんなジャンルの曲が入っていたんです。レコーディング前としたあとで一番印象が自分の中で変わった曲は、「ギザトゥンク%」でした。
个喆:たしかに!
メイユイメイ:でも最初にデモで貰った時点では、ぜん君。で歌うことがあまり想像できていなくて。最初はどこらへんが"トゥンク"なんだろうって思ってたのもあったんですけど(笑)、みんなの声が入ったあとはそれが理解できたというか。
个喆:この曲最初はなかなか覚えられなかった。
メイユイメイ:難しかったよね。
-いろんな要素が詰まった曲ですよね。ラップもあり、ポップさもエモさもあり、それが一気に爆発するような曲で。
如月愛海:この1曲で1クール分のドラマですよね。
メイユイメイ:最後に来るおめぐ(如月愛海)のセリフのちょっと声が枯れててハスキーなところがあるじゃない? それがあいまってこのポエトリー・リーディング部分がすごくハマってて良かった。
-ラストに駆け上がっていくそのセリフの感情の溢れ具合は、あぁやっぱりこれはぜん君。だなっていうところです。
如月愛海:いろんな曲を出すにつれて、自分たちが出すことでぜん君。の曲になるんだなっていうことがわかってきましたね。しかもそれこそ7人のときは、元ゆくえしれずつれづれのメイ(メイユイメイ)と个喆が加入して、ゆくえしれずつれづれの要素も若干入ったものとかを再録していたんですけど、今回寝こもちが入って、言ってみれば今コドモメンタルの3グループが合体している状態で。
-ぜんぶ君のせいだ。、ゆくえしれずつれづれ、そして寝こもちさんの星歴13夜というそれぞれに個性があったグループのメンバーがいることになりますね。
如月愛海:そうなって音楽の幅が広がっていないほうがおかしいじゃないですか。もともと違うグループのメンバーが一緒にやっていることで、自分たちの良さを全部出す、いろんな楽曲をやれるぜん君。ってすごく強いなと思います。今回のアルバムは、星歴13夜が好きな人も、ゆくえしれずつれづれが好きな人も、ぜんぶ君のせいだ。が好きな人も、ただただ音楽が好きな人にも聴いてほしい。
-すっかり馴染んでしまっているから普通に受け止めていますけど、思い返してみれば、別グループで活動していたメンバーがひとつのグループになるって、普通ないことですもんね(笑)。
如月愛海:ないですよね。みんなそれぞれにやってきたことがあるから、ライヴとかでも安心してるし。
-それだけぜん君。が持っている自由度の高さや器の大きさもあったと思うし、それがまたメンバーが増えるにつれ、新たに広がっていく柔軟さとタフさもあったという。振り返れば、改めて歴史の濃さを感じます。
如月愛海:だからファン層も自由でいいんです(笑)。狙いに行ってないので。ひとつ何か狙っているとしたら、ここを居場所にしてほしいなっていう気持ちだけなんです。
-それでは、个喆さんはどの曲が好きですか。
个喆:个喆は「イロヅクシグナル」がすごく好きで。ぜん君。のときもゆくえしれずつれづれのときも幽世テロルArchitect(現KAQRIYOTERROR)のときも、こんなまっすぐというか、爽やかな、爽快感ありますみたいな曲を歌ったことがなかったからどうやって歌えばいいんだろう? ってわからなさすぎて、とりあえず何か映画とかを想像してみましょうと思ったんです。これは映画"君の名は。"の世界観を想像しながらまっすぐに歌ってます。新しい挑戦ができたのが嬉しかったですね。
-歌詞も曲もとにかく爽快さがある。このタイプはあまりなかったですね。
如月愛海:たしかに、常にひねくれがちだったので(笑)。今自分がライヴをやっていてこのメンバーでやる「MONOLOGUE」(2018年リリースの4thフル・アルバム『NEORDER NATION』収録曲)が好きなんですけど、「イロヅクシグナル」は、それが頭にありましたね。「MONOLOGUE」は夕方のイメージがあって、しかも主人公がもう少し幼いイメージがあったけど、「イロヅクシグナル」は少女だけど少し大人で、朝焼けから始まる曲で。このメンバーで歌う「MONOLOGUE」がエモいなって思っていたから、「イロヅクシグナル」を聴いたときに、そこからの成長、時を経た私たちを感じました。「イロヅクシグナル」はぜん君。のことをよく知ってくれている、SHIFT_CONTROLのヴォーカルのアサノチャンジさんが作ってくれているんですけど、シフコン(SHIFT_CONTROL)はギターの岡村(耕介)さんが私たちのバック・バンドを何年もやってくれているので、そういう繋がりがある方に作ってもらえたのも嬉しかったですね。
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