Japanese
ぜんぶ君のせいだ。
Member:如月愛海 ましろ 一十三四 征之丞十五時 凪あけぼの
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 石崎祥子
4月28日の初の日比谷野音でのワンマン"ぜんぶ君のせいだ。単独公演~声高EX少数派~"で、咎憐无が卒業し、翌月に凪(なぎ)あけぼの、征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)が加入した、ぜんぶ君のせいだ。が新体制で活動をスタートした。7月7日から29都市31公演の全国ワンマン・ツアー"CULT CHAOS CUTIE TOUR 2019"が始まり、7月31日には9thシングル『AntiIyours』(読み:アイアイユアーズ)と、再録アルバム『LIVE or DIE~ちぬいち~』が同時リリースと、ほぼノンストップで走り続けている。今年10月には初ライヴから4周年を迎えるが、地道な活動を重ね迫力のあるライヴが武器だと言えるまでに成長をした。とはいえ、この間にも何度かメンバー交代を経験し、ひと筋縄ではいかない活動でもあった彼女たち。新体制となった今、5人は何を感じ、どう進んでいくのかじっくりと話を訊いた。
-Skream!では、デビューから登場してもらっているので、新体制となったぜん君。(ぜんぶ君のせいだ。)の流れや、心境面についても深くお聞きしたいなと思っています。まずはこの5人となってライヴを何本かやってきましたが、感触はどうですか。
 凪あけぼの:ライヴについては、最近、自分でめちゃめちゃ成長したなと思っていて。最初のころは、とにかくステージに立って楽しもうっていうのがあったんですけど、最近は周りを見れるようにしようとか、今日はこの曲でこういう表情をしようとか、工夫ができるようになってきました。
凪あけぼの:ライヴについては、最近、自分でめちゃめちゃ成長したなと思っていて。最初のころは、とにかくステージに立って楽しもうっていうのがあったんですけど、最近は周りを見れるようにしようとか、今日はこの曲でこういう表情をしようとか、工夫ができるようになってきました。
征之丞十五時:おやつも最初のころは、踊ること歌うことに必死で、がむしゃらに頑張っていたんですけど。最近は、ひとりでも多くの患い(※ぜん君。ファンの呼称)さんと目を合わせようとか、メンバーが今どういう動きをしているかとか、楽しむ以外にも気にしなきゃいけないことがたくさんあるので。そういったところを少しずつ頑張っていこうとしています。
-加入からみっちりと重ねた練習の成果が出始めているところですかね。
如月愛海:形になりつつあるとは感じますね。5人体制となってからツアーまで時間も短いなか、曲数も多くて、ダンスのポジションはもちろん、歌割りも全員変わったんです。そういうことが今、頭や身体に入ってきていて。ひとりひとりがちゃんと、それぞれに向けてできる状態になってきました。
-これまでやってきた曲を、歌割りから全部変えるというのはなかなか大変ですよね。
一十三四:ほぼ毎日練習詰めでしたね。ツアーまでの2ヶ月も、会っていない日がないんじゃないかというくらいでした。
-メンバー同士意見を戦わせたり、厳しくするところは厳しくしたりというふうにやっているという話も聞きました。
ましろ:そうですね(笑)。ライヴ前は、みんなで言い合ったり、言ってもうまくできなかったり、言うことすらもうまくできないとかで、右往左往したんですけど。ライヴが始まってからは、物事がすんなりといきました。理解に追いつくのが早くなったんです。やっぱり、ぜんぶ君のせいだ。ってライヴ・グループなんだなって改めて思いました。ライヴをするだけで理解度は全然変わってくるんですよね。ツアーで成長しているのは、間違いないです。
-そこはやっぱり現場なんですね。如月愛海さん、ましろさん、一十三四さんの3人は、結成から4年間ずっと走ってきて。でもその4年の間にも何度か、メンバー交代を経験しました。グループとして大きな会場でやるようにもなり、いい調子のときにメンバーが変わる経験もしていると思うのですが。実際にそこについてはどう感じているんですか。
如月愛海:ぜん君。が流れに乗っているなというときが、自分の中では一切ないんです。
-そうなんですね。
如月愛海:ライヴを続けたいというのが一番なんですよね。じゃないと他にもいろんなグループがいるから、追いつかれちゃうし、追い抜かれてしまうという意識がめちゃくちゃあって。何人体制だったから流れに乗れたとか、あのメンバーだったから流れに乗れたとかも今はなくて。本当に、この新しくなったぜんぶ君のせいだ。のことを、好きでいてもらえるようにっていう気持ちのほうが強かったんです。
一十三四:ずっと綱渡り状態でやってきたので。"5人になった、わー大変だ"っていうのもないし。前の4人がどうだったかというのもなく。ぜんぶ君のせいだ。であれば、大丈夫だっていう自信があるんです。5人になって、やることが増えたのが楽しいっていうほうが、今は大きいですね。
如月愛海:今回、新メンバーを入れるかどうかという話が出たときも、どっちでもいいなって思えたんです。私たちは3人でもやれるし──
一十三四:でもふたりが入ったら楽しくなるんじゃない? とかね。
ましろ:ぜんぶ君のせいだ。であれば、ぼくたちは平気で。例えば、ぜんぶ君のせいだ。のために努力を続けるか、違う道に進むかは、人としての選択だから。それが正しい、正しくないとかではないんです。でも3人はぜんぶ君のせいだ。のためにもっと何かをしたいという意志がある人たちなので。
如月愛海:だから、結局なんでもいいってなるんですよね。
一十三四:こういうと語弊があるかもしれないけど、たとえひとりでも10人でも大丈夫っていうかね。
如月愛海:そこにちゃんと意志があればいいんです。こういうぜんぶ君のせいだ。を続けていきたい──例えば圧巻のライヴ・パフォーマンスで患いを巻き込みたいとか、むちゃくちゃでもいいから、強気な気持ちを出せるライヴがしたいっていうのが、ずっとあったから。嫌な言い方になってしまいますけど、メンバーがどれだけ変わろうがうちら3人のうち誰かひとりでもいれば、それをわかってもらえるように話せると思うし、ぜんぶ君のせいだ。にできると思っていたんです。
ましろ:まぁ、3人はやるしねって。誰かを入れるなら、パフォーマンスは4人や5人のほうが可能性も広がるから嬉しいけどねっていう。
如月愛海:そうそう。
ましろ:あとは、ぜんぶ君のせいだ。にはいろんなタイプの楽曲があるので、この3人はそれを4年間やってきたことによって、マインドやパフォーマンス面で、"かっこいい"ものに向かっていってたんです。でも、それだけで表現できる曲ばかりではないんですよね。もっと違う人の意見や感情があれば、ぜんぶ君のせいだ。の幅広い楽曲の表現の仕方も変わるんじゃないかなと思ったので。
-それはライヴをちゃんと積み重ねてきた確固たる強みや、意識の高さがあるからこそ、なんでもいいんだって言えることですよね。初期のころだったら芽生えてないマインドっていうか。
如月愛海:きっとそうだと思います。
ましろ:そうですね。初期のころは何度か、ぜんぶ君のせいだ。を存続できるかみたいなことがあったんですけど。初めてそういう、今後続けられるかどうかって話になったときに、これは自分たちが意志を持たないと続けていけないものなんだなってわかったんですよね。そこからは屈強な心でいました。
如月愛海:なので大変なのは、新しく入ったふたりだと思います。
-まさにそうですよね。この3人が積み上げてきたことや強い想いについていかないといけないところもある。
 一十三四:ふたりは、この2ヶ月くらいの間に半年分くらいの成長を遂げてくれていて。それもぜんぶ君のせいだ。が好きだからこそなんですよね。
一十三四:ふたりは、この2ヶ月くらいの間に半年分くらいの成長を遂げてくれていて。それもぜんぶ君のせいだ。が好きだからこそなんですよね。
如月愛海:ぜん君。ってとにかくライヴが中心なぶん、活動のスピードが早いんです。私たち3人もこれまでライヴを重ねてきたからこそ、今これだけ歌えるようになっているし、伝えられるようになっているんですよね。ふたりはそこに追いつこうと努力しているし、それがめちゃくちゃ早く身になっている状態なんです。めっちゃいい人が入ったなって思ってます(笑)。
ましろ:なかなかできないよね。嫌になってしまってもおかしくないくらいのスケジュールだと思うし、好きでもできないくらいのことかもしれないので。
-ええ、練習にツアーにレコーディングと、目まぐるしくてキャパオーバーにもなりそうです。
一十三四:ぼのとおやつの共通の長所は、へこたれないっていうところで(笑)。
-食らいついてきてくれるんですね。でも好きなところで活動できるというのもふたりにとっては大きいとも思うし、この3人が積み上げてきたことやライヴのすごさも知っているからこそ、壊せないという想いもあるのかもしれないですね。
如月愛海:おやつは、これが最後のチャンスだからとか言ってたしね。
征之丞十五時:自分の人生において、これが最大の転機で、最大のチャンスで、これを逃したら、きっと何もできなかったなと思うので。今は必死についていこうっていう、それはとても大きい部分です、だから頑張れるって言うか。
凪あけぼの:ぼのは今まで、何か物事を頑張ったことっていうのが一度もないんですけど、憧れていたグループに入ることができて、人生の一大イベントみたいな感じなんです。ここでもし頑張れなかったら、これから何もできないなと思って。だから自分のためでもあるし、グループのためでもあるし、これからも絶対絶対頑張っていこうって思ってます。
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