Japanese
ぜんぶ君のせいだ。/ KAQRIYOTERROR / TOKYOてふてふ
Skream! マガジン 2021年10月号掲載
2021.08.23 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 三木 あゆみ Photo by 小山田祐介
8月23日に下北沢LIVEHOLICの6周年記念イベントの一環として"コドモメンタルナイト vol.1"が行われた。ぜんぶ君のせいだ。、KAQRIYOTERROR、TOKYOてふてふのコドモメンタルINC.所属の3組が下北沢LIVEHOLICに集結し、レーベル"箱推し"のファンはもちろん、それぞれのグループがどんな音楽をやっているのか気になっていたファンにとってもスペシャルなイベントになっただろう。チケットはソールド・アウト、熱い盛り上がりを見せた一夜をレポートする。
まず登場したのは、"翔び堕ちル、夢と現実の狭間ノ街並みト"を掲げるコドモメンタルINC.の新ユニット TOKYOてふてふ。メンバー6人がステージに上がると、疾走感のあるアッパー・チューン「phantom pain」からライヴがスタートした。"手を挙げろ!"というメンバーの煽りを受けて観客も一斉に手を挙げ、一気にフロアの温度を上昇させる。しなやかさとキレが共存するダンスで圧倒した「cry more again」、ピアノの音像と彼女たちの儚げな笑顔がエモーショナルな「tokyo tragedy」、サビでの開放感が気持ちいい「innocence soar」などを披露し、ダンス、表情、歌で楽曲の世界を鮮やかに表現するTOKYOてふてふ。グループ全体でのパフォーマンスが特に魅力的で、それでありながら誰がセンターに立っても映えるような、それぞれの個性も生きたステージが印象的だった。ラストは"散弾銃咥えて叫ぶ/欠けた未来が見える気がするよ"といったフレーズに憂いと希望が共存する、煌びやかなロック・ナンバー「merry-go-round」で締めくくり、次のKAQRIYOTERRORへバトンを繋いだ。
季、心鞠游、ノア・ロンド、ヤマコマロの4人によるKAQRIYOTERRORは、アグレッシヴなパフォーマンスで観客に鮮烈な印象を与えた。この日のライヴではステージ後方にDJ卓が設置されており、曲の繋ぎをメンバーたち自身が行っているよう。のっけから観客を煽りハードに盛り上げた「かごめかごめ」から、ドープな重低音とドライヴ感のあるサビが観客のボルテージをさらに高めた「Avant-gardE」、力強いラップでノせていった「アイデンティティークライシス」を繋げ、怒濤の勢いで畳み掛ける。激しいシャウトを轟かせ、鋭い眼差しで歌ったかと思えば、屈託のない無邪気な笑顔で楽しさを爆発させる姿も見せ、"ライヴ・バンド"さながらのステージで会場全体をKAQRIYOTERROR色に染めていく。激しいEDMナンバー「うすうす」、わちゃわちゃ感が楽しく、そのなかでも熱い歌声を届ける「Original Satire」、そして「摩訶不思議ズム」でフロアを躍らせ、4人は清々しい笑顔でステージをあとにした。
いよいよトリのぜんぶ君のせいだ。が登場。2月に発表した現7人体制初のシングル曲「堕堕」で幕を開け、前2組のパフォーマンスによってすでに温まりきったLIVEHOLICの温度をさらに高めていく。ステージの幅いっぱいに7人が横1列に並ぶ光景は壮観で、7人7色の表情に目が釘づけになる。続けてなだれ込んだアッパーでハイテンションな「みすふぃっとらゔぁーず」では、彼女たちの熱量に観客も大きな手拍子やジャンプで応えていた。煌びやかな音像の中にちょっぴり切なさも含んだ「オルタナティブメランコリー」をフロアにいるひとりひとりに丁寧に届けたあと、7人それぞれのカラーが際立つ「唯君論.」へ。メンバー同士で歌のバトンを繋ぎ、そしてファンも全員巻き込んで、誰ひとりとして置いていかないライヴを作りあげていく。また、メイユイメイをはじめ、ヘヴィなシャウトをガツンと浴びせた「歩兵ディストピア」で攻め立て、「When you 2 WANT」でさらにぶち上げていく流れにも痺れた。そして最後は、美しさや儚さの中にヒリヒリとした痛みも滲む「Sophomore Sick Sacrifice」を全身全霊で歌い上げる。ジェットコースターのような感情起伏と、ライヴが進むにつれて一体感を増していく、彼女たちにしかできない満足度の高いステージを見せつけ、"コドモメンタルナイト vol.1"は幕を閉じた。
[Setlist]
■TOKYOてふてふ
1. phantom pain
2. effect pain spiral
3. cry more again
4. tokyo tragedy
5. innocence soar
6. for something
7. merry-go-round
■KAQRIYOTERROR
1. Hide and Seek
2. かごめかごめ
3. Avant-gardE
4. アイデンティティークライシス
5. Persona_
6. Full Time Dive
7. うすうす
8. Original Satire
9. 摩訶不思議ズム
■ぜんぶ君のせいだ。
1. 堕堕
2. みすふぃっとらゔぁーず
3. オルタナティブメランコリー
4. 唯君論.
5. 歩兵ディストピア
6. When you 2 WANT
7. Sophomore Sick Sacrifice
- 1
LIVE INFO
- 2025.07.21
-
"NUMBER SHOT2025"
斉藤和義
PK shampoo
LOCAL CONNECT
東京スカパラダイスオーケストラ
ASP
鶴
TENDOUJI
jizue
め組
HY
PIGGS
終活クラブ
小山田壮平 / 奇妙礼太郎 / 安部勇磨(Band set) ほか
ぜんぶ君のせいだ。
アーバンギャルド
僕には通じない
LACCO TOWER
GOOD ON THE REEL
いゔどっと
ビレッジマンズストア
GRAPEVINE
Homecomings
SpecialThanks / レイラ / GOOD4NOTHING / THE FOREVER YOUNG ほか
アカシック
PENGUIN RESEARCH
- 2025.07.22
-
Hump Back
終活クラブ
the telephones
- 2025.07.23
-
東京スカパラダイスオーケストラ
板歯目
フラワーカンパニーズ×アイボリーズ
9mm Parabellum Bullet
女王蜂
- 2025.07.24
-
水平線
板歯目
bokula.
ビレッジマンズストア
竹内アンナ
the paddles
- 2025.07.25
-
四星球
マカロニえんぴつ
セックスマシーン!!
東京スカパラダイスオーケストラ
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
キュウソネコカミ
FIVE NEW OLD
有村竜太朗
Ivy to Fraudulent Game
のうじょうりえ
輪廻
RAY
らそんぶる
UNCHAIN
ゴキゲン帝国
miida
bokula.
感覚ピエロ
- 2025.07.26
-
あれくん
[Alexandros]
Eve
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
GANG PARADE
須田景凪
コレサワ
LOCAL CONNECT
アーバンギャルド
reGretGirl
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
Creepy Nuts
FIVE NEW OLD
PENGUIN RESEARCH
マオ(シド)
さめざめ
Academic BANANA
"MURO FESTIVAL 2025"
WtB
有村竜太朗
Czecho No Republic
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.27
-
Eve
東京スカパラダイスオーケストラ
MAPA
神はサイコロを振らない
"OGA NAMAHAGE ROCK FESTIVAL vol.14"
LOCAL CONNECT
"FUJI ROCK FESTIVAL'25"
ASP
コレサワ
DURDN
"MURO FESTIVAL 2025"
Mrs. GREEN APPLE
- 2025.07.28
-
THE YELLOW MONKEY
パピプペポは難しい
のうじょうりえ
Hump Back
- 2025.07.29
-
大森靖子×銀杏BOYZ
斉藤和義
- 2025.07.31
-
TENDOUJI
フラワーカンパニーズ
GIFTMEN
なきごと
The Gentle Flower.
のうじょうりえ
ZAZEN BOYS
板歯目
- 2025.08.01
-
bokula.
GIFTMEN
ビレッジマンズストア
キュウソネコカミ / 礼賛 / 西川貴教 / FANTASTICS
GOOD BYE APRIL × エルスウェア紀行
cinema staff
the shes gone
ENTH × SPARK!!SOUND!!SHOW!!
Newspeak
Amber's
パピプペポは難しい / IQ99
- 2025.08.02
-
Saucy Dog
マオ(シド)
四星球 / フラワーカンパニーズ / Hump Back / 眉村ちあき ほか
なきごと
FIVE NEW OLD
BLUE ENCOUNT
TENDOUJI
カミナリグモ
"Live House Pangea presents「新世界FESTIVAL2025」"
あれくん
藤沢アユミ
reGretGirl
Nothing's Carved In Stone
ぜんぶ君のせいだ。
岸田 繁(くるり) / 向井秀徳アコースティック&エレクトリック / 折坂悠太
古墳シスターズ
PENGUIN RESEARCH
忘れらんねえよ
シナリオアート
SCOOBIE DO
eastern youth
"NEW HORIZON FEST"
ExWHYZ
BRADIO
映秀。
- 2025.08.03
-
Saucy Dog
なきごと
四星球 × G-FREAK FACTORY
マオ(シド)
ビレッジマンズストア
PK shampoo
フラワーカンパニーズ
BLUE ENCOUNT
Nothing's Carved In Stone
FIVE NEW OLD
reGretGirl
さめざめ
カミナリグモ
あれくん
忘れらんねえよ
SCOOBIE DO
"NEW HORIZON FEST"
古墳シスターズ
Lucky Kilimanjaro
め組
コレサワ
有村竜太朗
- 2025.08.05
-
Hump Back
BLUE ENCOUNT
YOASOBI
RELEASE INFO
- 2025.07.23
- 2025.07.25
- 2025.07.29
- 2025.07.30
- 2025.07.31
- 2025.08.01
- 2025.08.06
- 2025.08.08
- 2025.08.13
- 2025.08.15
- 2025.08.20
- 2025.08.22
- 2025.08.27
- 2025.08.29
- 2025.09.03
- 2025.09.05
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Organic Call
Skream! 2025年07月号