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DISC REVIEW

Japanese

lilithpride

KAQRIYOTERROR

『lilithpride』

Release Date : 2019-09-11
Label : コドモメンタルINC.

幽世テロルArchitectから名前を変え、5人体制で始める第1弾シングル。幽世時から受け継がれている、不気味でいてかっこいいエクストリームなサウンドやヴァイブは変わらずに、アップデートしながら、1stシングルとしてグループの決意や不変のクセを全開にしたのが表題曲だ。デジタルでラウド&グルーヴィなサウンドに5人の声が跋扈し交わっていくこの曲で、感情のメーターを振り切ってKAQRIYOTERRORとして狂い咲くことを宣誓する。ポジティヴなタイトル・チューンに対して、c/w「SOS」はアンニュイなポップさが光る曲。低体温的だが、気持ちは迸っている歌は、空回りしている人生にピッタリと寄り添ってくれる。ここからまた"電磁的恐怖こうげき"がパワーアップしてスタートする。(吉羽 さおり)


Related DISC REVIEW

Reaper feeder

今年4月に新メンバー RЯ(ありゃ)、そしてオリジナル・メンバーだったのなめらが再加入して、新体制となったKAQRIYOTERROR。表題曲「Reaper feeder」は、ダークでポップなエレクトロ・ダンス・チューンだ。どこかオリエンタルな香りがする響き、また4人の個性的なヴォーカルがリズミカルに織り成されることで、不可思議な桃源郷感があり、そんなふわふわ浮遊するような心地よさから、それでいいの? 今のままでいいの? と矢継ぎ早に問い掛けられていく。この疑問符がボディ・ブローのように効いてくる曲だ。c/wは2018年のミニ・アルバム収録曲の新バージョン「アイデンティティークライシス(FF Ver.)」を収録。「Reaper feeder」と共鳴し、こちらは痛烈な一撃を食らわす。(吉羽 さおり)


BWG

『lilithpride』に続くシングル。ジャンルレスでルール無用なKAQRIYOTERROR節は「BWG」でも加速していて、インダストリアル・ロックをベースに、エキゾチックなフレージングから詩情溢れるピアノの旋律も織り成され、着地点も不明なカオスなサウンドに乗って5人の声が跋扈する。惰性と日常を疑えとばかりの縦横無尽さで、拳を突き上げる曲はまさにKAQRIYOTERRORだ。また、レーベルメイトの少年がミルクと、そのバンド・メンバーであるハヤシタカヒロのタッグで、作詞作曲を手掛けた「なんちゃらバブルス」もまた、「BWG」に共振する内容をポップに描いたもの。禁忌がタブーというマイ・ルールで素っ頓狂なパワーがあるが、2曲共に確実に仕留めにいく鋭さを持つ本領発揮の新作だ。(吉羽 さおり)


lilithpride

幽世テロルArchitectから名前を変え、5人体制で始める第1弾シングル。幽世時から受け継がれている、不気味でいてかっこいいエクストリームなサウンドやヴァイブは変わらずに、アップデートしながら、1stシングルとしてグループの決意や不変のクセを全開にしたのが表題曲だ。デジタルでラウド&グルーヴィなサウンドに5人の声が跋扈し交わっていくこの曲で、感情のメーターを振り切ってKAQRIYOTERRORとして狂い咲くことを宣誓する。ポジティヴなタイトル・チューンに対して、c/w「SOS」はアンニュイなポップさが光る曲。低体温的だが、気持ちは迸っている歌は、空回りしている人生にピッタリと寄り添ってくれる。ここからまた"電磁的恐怖こうげき"がパワーアップしてスタートする。(吉羽 さおり)


The Forbidden Masturbating

不穏にして邪気たっぷりな音像と、殺伐とした剣呑な言葉たちが吹きすさぶなかで、彼女たちは今日も楽しげに躍り歌い続ける。ぜんぶ君のせいだ。などを世へ送り出してきたレーベル"コドモメンタルINC."の手掛けるアイドル、幽世テロルArchitectにとって、今作は新体制での初シングルだ。"禁忌がタブーの電磁的恐怖こうげき。なにひとつ思い通りになんてならない世の中だから、幽世からこうげきを開始しますけど"なるコピーを掲げながら小悪魔の所業さながらに少女たちが暴こうとしているのは、閉塞した現世にはびこる欺瞞なのかもしれない。圧倒的密度の中で音像と歌が炸裂する「The Forbidden Masturbating」のほか、代表曲「かごめかごめ」の"2019Ver."なども収録。(杉江 由紀)


Cultural Mixing

2017年10月に1stシングル『かごめかごめ / Hybrid TABOO』、翌月に2ndシングル『ユビキリゲンマン』を発売し、早くもアルバムというハイペースなリリースと、音源ごとに新たなサウンドを切り出す撹乱ぶりに驚かされる。ぜんぶ君のせいだ。やゆくえしれずつれづれを擁するコドモメンタルのニューカマーは、ポップでキャッチーなふうでいて、一番厄介な存在だ。カラフルなシンセ・ポップがあり、ラップやシャウトが入ったラウドやダンス・チューン、メロウなメロディを響かせる曲もあり、また今作はGeorge(MOP of HEAD/Machine)による曲が2曲収録され、さらなる幅を生み出している。ファットなビートと重厚なサウンド、3人の個性溢れる歌声が織りなすめくるめく高揚感を味わいたい。(吉羽 さおり)


ユビキリゲンマン

10月にシングル『かごめかごめ / Hybrid TABOO』でデビューした3人組が、早くも2作目を完成。アグレッシヴなビートのシンセ・チューンや、儚げなポップ・ソング、ぶっ飛んだヴォーカルやラップが乗る曲など不思議な存在感を醸し出していた前作だが、今回もその掴めなさに拍車が掛かっている。バキバキのEDM「ユビキリゲンマン」に、カラフルなポップ・ナンバーに突如ラップが切り込む「いろはにコラージュ」、そして「Therefore?」はエキゾチックな雰囲気漂うダンス・チューン。ハイトーン・ヴォーカルと、パンチの効いたロックなヴォーカルという凸凹な組み合わせの3人だからこそ、クールな曲も歪な面白さで多面的に見せられる。3人の未知の可能性が、曲によって開かれていくのが楽しみだ。(吉羽 さおり)


かごめかごめ / Hybrid TABOO

ぜんぶ君のせいだ。、ゆくえしれずつれづれに続き、コドモメンタルが送り出す3ピース・アイドル・グループ、幽世テロルArchitect。他グループ同様、尖ったエクストリームなサウンドと歌で、素っ頓狂に暴れ回る1stシングルだ。ヘヴィなインダストリアル感と攻撃的な音響感で打ちつけるサウンドに、ラップやウィスパー・ヴォイス、メロディで畳み掛けるように織りなしていく「かごめかごめ」のスリリングさ、めまぐるしく展開していくEDMサウンドで何度も爆発や暴発を繰り返す「Hybrid TABOO」の奇天烈さなど、頭も身体も引っ掻き回していくこのグループのテーマは、"禁忌がタブー"。結成したばかりで3人のポテンシャルは未知数だが、ここからの展開への期待を存分に詰め込んだ、宣戦布告的な曲が揃った。(吉羽 さおり)



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