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INTERVIEW

Japanese

幽世テロルArchitect

2017年12月号掲載

幽世テロルArchitect

Member:のなめら 个喆 ヤマコマロ

Interviewer:吉羽 さおり

10月に1stシングル『かごめかごめ / Hybrid TABOO』をリリースした3人組ユニット 幽世テロルArchitectが、早くも2ndシングル『ユビキリゲンマン』をリリース。ハイパーなデジタル・サウンドや甘いシンセ・ポップに続く今作は、ラウドでハードコアな表題曲、カラフル/ポップにクールなラップ・パートが仕掛けられた「いろはにコラージュ」、そして素っ頓狂な3人のヴォーカルがインパクト大な本格的ダンス・チューン「Therefore?」と、3曲それぞれ振り切った内容だ。曲に振り回されながらも、3人の個性や面白さもじわじわと出てきたシングルとなっている。幽世は、ここからいったいどこへ向かうのか? 3人に訊いた。

-1stシングルのリリース後に、インストア・ツアーでたくさんのライヴをしてきましたが、3人の一体感は出てきましたか。

ヤマコマロ:だいぶ一体感は感じられるようになってきました。

のなめら:ほぼずっと3人一緒にいたので、今回のインストア・ツアーはとても濃かったです。インストア・ライヴに合わせた煽りもしました。

ヤマコマロ:見せ方を考えながらのツアーでしたね。

-インストア・ライヴだと、ライヴハウスに足を運んでくれる人とはまた違ったお客さんも来るかと思うんですが、難しさはありますか。

个喆:とても難しいですね。毎回、終わると反省会を開いてます。

のなめら:そう。のなめ(のなめら)がふたり(个喆、ヤマコマロ)に"今日、どうだった?"って聞いて、自分のダメだったところを言わせるっていうのをしてます(笑)。

-そこはのなめらさんが仕切っているんですね(笑)。3人のキャラクターの違いや個性もより見えてきましたか。

个喆:のなめが、まとめ役?

のなめら:まとめてはいないのかなぁ。

ヤマコマロ:のなめらが、私たちふたりの中間的な感じはある。

个喆:なんでも言ってくれるしね。

のなめら:そういう、なんでも言い合える仲ではいたいよね。ライヴも、1回インストア・ライヴをやってそのまま終わりにしたくないんです。1回1回のライヴを大事にしたいから、ライヴのあとには必ず、ふたりからいろんな意見を貰っています。

-デビューから濃い1ヶ月ですね。そのなかで早くも2ndシングル『ユビキリゲンマン』が完成しました。レコーディングはいつごろ行っていたんですか。

ヤマコマロ:前作のインストア・ツアーが始まる直前でした。

のなめら:ツアー初日には、もう新曲を披露していたんです。

-前のシングルともまた違って、今回の「ユビキリゲンマン」はかなりラウドでアグレッシヴな曲になりましたね。

ヤマコマロ:かっこいい曲になりました。歌詞とメロディが、ストレートに突き刺さるような曲で。それでいて、切ない曲。

のなめら:歌っていて苦しい曲ですね。

ヤマコマロ:その苦しさを、ぶちまけるというか。

のなめら:今回は歌詞を見て、"あぁ、こういう曲なんだ"っていうのがわかったので、やりやすかったんです。

个喆:わかりやすかったね。

-前作同様に、歌割りについてはのなめらさんがやっているんですか?

のなめら:いや、今回は社長が歌割りをしてくれたんです! とても嬉しいです。

-今回の3曲はヤマコマロさんの低音ヴォーカルのパンチがより効いた曲になりましたね。のなめらさんと个喆さんのハイトーンも、それぞれ違った声質とハイパーさがあって、そこにマロ(ヤマコマロ)さんの声が重りのような役割をしていて、いいバランスだなと思います。その個性が今回はより出せていますね。

のなめら:そうですね、マロの声が土台となっていて。

ヤマコマロ:みんなもそうなんですけど、だんだんと自分の良さだったり役割だったりがわかってきたところがあります。