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INTERVIEW

Japanese

TOKYOてふてふ

2021年05月号掲載

TOKYOてふてふ

TOKYOてふてふ

Official Site

メンバー:楪おうひ 十叶のんの めありらすと ちむら詩文 神狩こはく世會 セツナウイネ

インタビュアー:吉羽 さおり

ぜんぶ君のせいだ。や、KAQRIYOTERRORが所属する"コドモメンタルINC."からのニューカマー、TOKYOてふてふが1stアルバム『impure』をリリース。人の心のままならなさ、愛憎など矛盾する思い、心の奥底ではわかっている純度の高い思いや、希望をどろりとしたノイズで隠してしまうような裏腹な思いなど、人間が抱える厄介な業や、相反する気持ちを歌にし表現するグループだ。力強くアグレッシヴなサウンドに、ファルセットを多用した、脆く壊れそうなヴォーカルが映える。そんな叫ぶような歌、ぎゅっと胸を絞って感情残り1滴まで吐き出していくような曲が、この『impure』には揃っている。3月に初のワンマン・ライヴ"TOKYOてふてふ 1st ONEMAN LIVE~虚歪~"を終えたばかりの6人に、アルバムについて、これまでやこれからについて話を訊いた。

-初めてのSkream!でのインタビューでもあるので、みなさんそれぞれの自己紹介もできればと思うのですが。まずは、どういう思いを持って自分もステージに立とう、こういう活動をしたいって思ったのですか?

神狩こはく世會:もともと、こういう活動に憧れはあったんですけど。別に今の生活も不満はないし不幸でもないし、このままでいいのかなって思っていたんです。でも、そんなときに(所属事務所の)"コドモメンタルINC."のオーディションを見つけて。やっぱりそういう思いがあるなら、今やらなかったらこの先やらないだろうなって思って、応募をしたんです。

-"コドモメンタルINC."にどんなグループがいるかは知っていたんですか?

神狩こはく世會:はい、ぜんぶ君のせいだ。さんを知ってました。あとは好きで観ていたのが、星歴13夜さんで。たまたまYouTubeでMVを観ていいなって思ったんです。

-ステージに立つ、人前で何か表現することについてはどうでしたか?

神狩こはく世會:ひとりで何か発表するとかはすごく苦手だったんですけど。何かステージで堂々と表現している姿っていうのに憧れていて。そういうふうになれたらいいかなって思ってます。

-めありらすとさんはどうですか?

めありらすと:自分はこういうキラキラしているアイドルや、アーティストの方を見ているのがすごく好きで、かっこいいなって思っていたんです。でも、私自身は自分の好きなところがずっとなかったので。きっとそういう自分にはできないことだなって思っていたんですけど。こはく世會と一緒で、"このままやらなくていいのか?"って思って。きっとここで何もやらなかったら、一生やらないままただ後悔して終わっちゃうなと。もしできるなら、死ぬ気でやりたいって思いがあって、そのときに"コドモメンタルINC."のオーディションを見つけたんです。ここで強くなりたいなって思って、今に至ります。

-音楽はもともと好きだったんですか? "コドモメンタルINC."で好きだったグループはありましたか?

めありらすと:ライヴには行ったことがなかったんですけど、友達がぜんぶ君のせいだ。さんが好きで、一緒に映像を観たり、音楽を聴いたりはよくしてました。音楽はもともと好きで、アイドルさんや、邦ロックを聴いてましたね。

-では続いて、十叶のんのさんお願いします。

十叶のんの:私は小学生の頃からずっとダンスを習っていて、その関連でいろんなアーティストのバック・ダンサーとかもやらせてもらっていたんです。そういうことを結構長い間続けていたんですけど、コロナ禍になって自分を見直したときに、自分のことを観に来てもらえる、そういう立場の人に憧れを持つようになって。ダンス関連の仕事はずっとしたいなって思っていたので、ダンスもしっかりとやりながら、自分が今まで経験していないような成長できる場所に行きたいっていうのもあったから、オーディションを受けたんです。

-どんなダンスをやってきたんですか?

十叶のんの:ジャズ・ダンスから始めて、そこからヒップホップとか、だいたい全ジャンルかじってはいるんですけど(笑)。

-ではTOKYOてふてふの振付はお任せっていう感じですかね。

十叶のんの:TOKYOてふてふの振付は、今は私プラスメンバーの誰かという感じでやっていて。曲調に合わせて、これはジャズっぽい感じがいいかなとかいろいろ作ってみて、メンバーに"どうかな?"って相談して決めてます。

-TOKYOてふてふらしい特徴的な動きはあるんですか?

十叶のんの:てふてふ(TOKYOてふてふ)ではしなやかな動きをよく取り入れていますね。てふてふらしい振付というのを見つけたいなとずっと思っていて。1stシングル「innocence soar」は、てふてふにとって初めての曲だから、観た人に"めっちゃ踊れんじゃん!"って思ってもらいたいというのが自分たちの課題だったので、難易度は高めに作っているんです。歌詞に、"ゆらり堕ちル"というフレーズがあるんですけど、ヒラっと落ちていくような、しなやかな動きをしていて。かっこいい曲の中にも、しなやかな動きは入れるようにしています。

-ちむら詩文さんはどういうきっかけでオーディションに?

ちむら詩文:自分はずっと歌とか、表現することがすごく好きで、漠然とやりたいなと思って生きてきたんですけど。バンドをしていたこともあったんですけど、うまくいかなくて挫折してとか、そういうことを繰り返してきていたんです。それで、何にもなれないなって思ってすごい劣等感ばっかり抱えて生きてきて。そんななかで、ぜんぶ君のせいだ。さんに出会って、曲に感化されて、すごく元気を貰ったんです。それで自分もこういう人たちのようになりたいって思って、"コドモメンタルINC."のことが好きになって。それでここに辿り着きました。

-バンド活動は難しかった感じですか?

ちむら詩文:そうですね。やりたいことがそれぞれにあったり、よくある方向性の違いみたいなのもあったりして(笑)。やっぱり、バンドも人間関係だと思うので、私はそういうのを長く築いていくことが困難で、当時は続けていくことが難しかったです。

-グループに入るとなったら、今度はやっていけるかなとか心配もあったと思うんですが。そこは、今回は腹のくくり方が違った感じですかね。

ちむら詩文:実はTOKYOてふてふより以前に、ぜんぶ君のせいだ。さんのオーディションを受けているんです。受けたはいいものの、当時は劣等感ばかりの自分だったので。自分はオーディションを受ける価値があるのかって自問自答を繰り返してしまって、結局オーディションを辞退してしまったんです。そのオーディションに行かなかった自分に、すごく後悔してしまって。そこから長い間、ぜんぶ君のせいだ。さんの曲はすごく好きだし聴くんですけど、聴くとそのときの自分が蘇ってきて、どうしても嫌な気持ちになってしまう自分がいたんです。今度はそういう自分を変えたいなっていう思いがありました。もちろん人間関係のトラウマはあったんですけど、最初こそ衝突とかもあったかなとは思うんですが、みんな本当にびっくりするくらい素直で、いい人たちで。私のことを受け入れてくれるし自分もみんなのことを受け入れられて、自分でも不思議なんですけど、ここでは強くいられるなって思いました。

-いい出会いになったんですね。では、セツナウイネさんは?

セツナウイネ:私は、学生時代に学校に行っていなかった時期があったんです。そのときはずっと家にいて、ぜんぶ君のせいだ。さんとか、アイドルの動画をずっと観ていて。アイドルに対する憧れみたいなものがすごく強くなって、ステージに立ったりしたいなっていう気持ちが芽生えたんですけど、なかなか行動には移せなかったんです。でも、このまま自分のやりたいことをしないで、普通に就職をして人生を終わらせちゃっていいのかなって思って。そこで、オーディションがあると聞いて受けた感じでした。

-勇気のいる行動でしたか?

セツナウイネ:はい、とても(笑)。集団行動も苦手だから、大丈夫かなっていう不安もあったんですけど。今は、受けて良かったかなって思ってます。

-ぜんぶ君のせいだ。はどんなところがいいなと?

セツナウイネ:歌詞がすごく好きなんです。パフォーマンスや、曲を聴いていても、歌詞を見ていても、強気でいられるというか。病んでいるところもあるけど、その病んでいる中にも、強気な歌詞があって。こういうのって、自分にはない考えだなとずっと思っていて、惹かれていました。

-では楪おうひさん。おうひさんはてふてふのリーダーでもありますね。

楪おうひ:私はぜんぶ君のせいだ。さんがずっと好きで、尊敬できるグループがいる事務所に入りたかったんです。で、たまたまそのときにオーディションを見つけたんで、後悔したくなくて応募したんですよ。ぜん君。(ぜんぶ君のせいだ。)さんは、YouTubeでライヴ映像を観たときに、ファンとの一体感がすごすぎて鳥肌が立って、勝手に涙が出てきちゃうくらい感動したんです。ライヴ映像だけで、こんなに感動したのが初めてで。それで、自分でチケットを取って初めて観に行ったライヴがぜん君。さんだったので、本当に今ここにいるのが、不思議なんです。

-YouTubeのあと、実際にライヴ会場で体感してどうでした?

楪おうひ:本当にこれまで体感したことのない感動で、1曲目から涙が止まらなかったですね。自分もこうやって誰かに感動を与えられるような人になりたいって思いました。