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COLUMN

ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"【第8回】

2021年03月号掲載

ぜんぶ君のせいだ。の"異常こそ正常だ。"【第8回】

ぜんぶ君のせいだ。

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こんにちは。Skream!さんのコラムを担当します。ぜんぶ君のせいだ。の雫ふふです。

しとしとぴっちゃん振り降られ 果ての未来も回し傘 よく寝気紛れ 日が暮れ安心 支配しこたまねお笑顔((ふふっ

というのが、ねおじぇらすめろかおす改という曲の口上にあるんですけど、そうやって歌詞に入っちゃうくらいふふは雨が大好きなんです。そして武器は傘です。

小さい時からずっと好きなんです。それこそ晴れの時に"良い天気"という言葉、あんまりしっくり来なくて、ふふは雨のほうが良い天気だな、なんて想うくらい。でも蛙やカタツムリからしたら、きっと雨のほうが良い天気なのでふふはそっち側の生きものなのかも知れないです(笑)。

雨の好きなところの大部分で、雨音、好きなんです。傘に当たる音、車に当たる音、トタン屋根に当たる音。思い付く雨の音って沢山ありますが、雨って何かに当たらないと音がしないんです。これって人の声や気持ちと同じだなあと、思うんです。誰かに話さないと、伝わらないと、即ち無意味になるかなあ、と。ならば雨を"声"に例えるとしたら、傘は何になるんだろう?君の声を聴くための耳。君が聞きたくない声なんてものから守る盾。とか。音を集めるような気持ちで、小さい頃によく傘をひっくり返して雨を溜めたことがあります。敢えて傘をささずに雨に濡れて帰った日があります。

あと、そういえば、幼稚園くらいのときから何度も繰り返しみる同じ夢があります。その夢も雨に関する夢なんです。その内容が、土砂降りの雨が降るモノクロの世界に壊れた観覧車のみがただ一つだけ。落ちた観覧車が雨に打たれてなる鉄の音。錆びた観覧車がぶら下がり揺れる音。その観覧車の色だけ、淡く錆びて色付いてます。自分はその光景をただ眺め雨に濡れています。暫く雨に濡れたあと、傘を握る手に気付きその先を見上げると折れたボロボロの傘を持っています。そうして前を向くと必ず今の自分と対峙します。綺麗な透明の傘を持っていて泣いていたり笑っていたり、様々です。そうして何が起こるでもなく目が覚めます。多分ふふはその目の前の自分と共に成長してきました。考えてみると雨って割と昔から関わりがあるものなんです。

例えば、常識(正常)という名の雨が突如降ったとして......傘をさせず雨に濡れてしまって常識を受け入れてしまうことが正解で、そんな時多くの人たちは雨の色に染まってしまうと思うんです。けどふふは、きっと自分の声を聞くために傘をさし続けてきました。ひとりぼっちで傘をさしていたふふが、それぞれの色の傘をさした6人に出逢いました。それが"今"です。

ふふは今、メンバーと患いさんを自分の武器である傘を使って色んなものから守ります。一緒にいたいから戦います。

きっと患いさんも自分の傘を持っているんだろうな。とおもいながら患いさんをみています。しっかりぼっちの集まりなのね。そんな患いさんを愛しています。「雨を避けてきた君がふふの持ってる大きな傘に入って、一緒に雨宿りすればきっとどんなことがあっても大丈夫よ。」そう思いながらふふはLIVEをしています。

ふふの世界ではずっと雨が降っています。
これがふふの正常です。

少し恥ずかしいですね、雨好きなの?とよく聞いてもらってたんですがこんな語ったのは人生で初めてです。それも雫ふふに成れたからです、嬉しいな◎

雨が降ったらふふを思い出してね。

そしてLIVEに雨宿り、しにきてね☂️

ぜんぶ君のせいだ。

如月愛海(きさらぎめぐみ)、征之丞十五時(ゆきのじょうおやつ)、甘福氐 喑(あまねちあん)、もとちか襲(もとちか かさね)、雫ふふ(しずくふふ)、メイユイメイ、个喆(こてつ)からなる病みかわいいをコンセプトとしたユニット。2015年結成。2021年2月に現体制初のシングル『堕堕』を発表。3月3日には、現在開催中の47都道府県ツアー"re:voke tour for 47"初日公演を収めたライヴBlu-rayをリリースする。