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9mm Parabellum Bullet 滝 善充の「滝工房~初級編~」【第3回】

2017年10月号掲載

9mm Parabellum Bullet  滝 善充の「滝工房~初級編~」【第3回】

9mm Parabellum Bullet

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「ミックスしています」


滝です。

夏も終わりでしょうか、とても寒いです。茨城は8月中も寒くて毛布をかぶって寝ていました。私の育った北茨城の夏は、都内近郊よりいつも4~5度低いのです。エアコンを使うほど暑くはないので、うちわを持って過ごしています。うちわで扇ぐ動きは、ギターやドラムで使う筋肉の刺激になるのでとてもいいです。

で、最近は、キツネツキの音源のミックスをやっています。先日卓郎が茨城にやってきて4曲録って日帰りで帰っていきました。卓郎は色々なところに出ていてとても忙しそうです。そんな中うちに来てくれて良かったです。

ちゃんと売りに出す音源のミックスをするのは今回初めてなので緊張しています。
最近は、身辺の人に聴かせるデモを作るのは茨城の自宅スタジオでやっているわけですが、私は作曲は得意な分野ですので、いつも一曲作って録音するのに2~3時間くらいしかかかりません。そのくらいの時間が現在ギターを弾くことができるリミットでもあります。

そして曲ができた後は満足気にチューハイを飲んだりしてるのですが、それを身辺の人に伝えるためにミックスダウンをしないといけません。これがめんどくさいし苦手な分野なので、一曲ラフミックスを作るのになんと2~3時間もかかってしまいます。しかもめちゃくちゃ疲れます。

作曲とミックスでかかる時間が半々であることに最近気づいてショックを受けています。しかし、どちらも音楽の仕事として同格のものであります。レコーディングやライブのエンジニアさんの仕事は壮絶な精度を求められるものです。私にはまだまだ遠い道のりでしょう。

そして今はチューハイは飲まずにコーヒーを飲みながらちゃんとしたミックスを作っているのですが、イメージがあるのにそこにたどり着けない時間が多いです。辛いです。ギターの演奏なら一瞬でイメージを表現できるのに......こんなとき、やっぱり大学ではなく専門学校に行って音響の勉強をできてたらな、と思ったりします。しかし大学に行かなきゃ9mmもないわけです。それは、私の人生のうちでもとても大きな分岐点でした。

今回のミックスのためにプラグインソフトも買いました。買ったのはウェイブスのAPI550とLA-3Aです。どっちもエレキギターに大変合うものらしいですが、私は今回はドラムを叩いています。プラグインとかよくわからない方には大変申し訳ないです。さすが世界のウェイブス、多分とてもいい音です。

これを見てる方の中には何を苦労してるのかわからない方もいるかもしれませんが、そういう音楽の仕事もあるということです。こうしてできた音源はCD-Rに焼いて売りに出します。スーパー自主制作スタイルです。大学生の頃に戻ったみたいな気持ちです。私はDIYの精神は絶対に誰にも負けないつもりです。みなさん、キツネツキの音源を聴く機会があればよろしくお願いします。

滝でした。