Japanese
9mm Parabellum Bullet
2014年12月号掲載
Member:菅原 卓郎 (Vo/Gt)
Interviewer:石角 友香
デビュー10周年にふさわしいと言うより、結果的に9mm Parabellum Bulletというバンドがどれだけ時代やそこに地に足をつけて生き、且つ正義感なんて危うい妄想じゃなく、実感したことをそのまま音と言葉に昇華できるか? その現時点での成果が現れたようなシングル、それが「生命のワルツ」だ。豊穣だった2014年のロック・ミュージックの中でも大きな楔となりそうなこの曲を軸に、あの雪の2月の日本武道館公演で演奏された「オマツリサワギニ」「EQ」をパッケージしたこの作品について、菅原卓郎に訊いた。
-このシングルについてのビジョンや考えはあったんですか?
出すんだったら、今まで自分たちがやってきたことをどう痛快に裏切るか? そういう1曲にしたいね、と考えてました。でも、それさえもみんなで曲を持ち寄って、いざ、その顔ぶれを見てから思ったことで。何か新曲は形にしたい、ライヴでやるだけじゃなくて、アイテムとしてこの10周年中に届けたいなっていうのはあったんですけど、真っ先にそこのメモリアル感や日ごろの感謝みたいなものを込めるんじゃなくて、とりあえずかっこいい曲、やりたい曲を持ち寄って、それから選ぼうっていう。バンドのリズムで出てきたもの、ナチュラルな表現というか。考えてることがテーマを敢えて作ったりしないことで出てくるだろうといつも思っているので、今回もそういう感じでしたね。
-裏切られるというよりは、すごく9mmらしい曲だと思いました。
やっぱり......どうやっても自分たちで演奏する限りは、9mmらしいっていうのは出ると思うんです。で、今回はどこに自分たちらしさがあるのか?というと、曲調そのものでいったら8分の6のスラッシュ・メタルだとか、こう豪勢なイントロがついてて。あれは取ってつけたイントロなわけじゃなくて、あれも含めてまるまる1曲なんだっていうことです。
-なるほど。今まだ10周年中ですけど、11年目のデビュー曲みたいに聴こえたんですよ。
ああ、でも全然そんなことは考えてなかったですよ(笑)。
-もちろん、印象ですけども。曲調とか菅原さんの歌詞だったりとか。
はい。歌詞のほうが――デビューするっていう感じではないですけど......歌詞は最初は10周年だとか、周りの人への感謝だとか、そんなことは別に入れなくていいよ、曲としてかっこいいものを出す、曲そのものが周りの人、自分たちに関わってくれてる人――バンドもファンも含めて、曲そのものがメッセージなんだからそれでいいじゃん、っていうのが基本姿勢なんです。でも実際歌詞書き出したらそういうものを何ひとつ入れない、感じてることを入れないわけには(笑)いかないなというか。
-それも逆に自然じゃないですもんね。
そうですね。何か......ホントにそうやって考えてるうちに"メッセージにしよう、今回は"と思って......そうしてできあがったものですね。
-時代感がめちゃくちゃ出てるなと思ったんです。面と向かってのコミュニケーションが少ない時代だったり、あとは世界の力関係とか。
自分は書いてるときに思ってたのは、あのー......なんていうのかな...誰もが基本的にはその社会の中で大事なところの、こっから先は侵入しちゃダメってところを守ってる、門番としての仕事が絶対あると思ったんです。こっから先は犯罪になっちゃうとか、なんていうのかな......なんか大したことじゃないような仕事でも、例えば......警備の仕事してる人がいるじゃないですか。全然周りには犯罪も何もなくて暇なとこで、ただ警備してるっていう仕事があるとするじゃないですか。でもその人たちが、ホントに何か来たら、突破されちゃったら、意味なくなっちゃいますよね。でも、そういうことが今、頻発してんじゃないかな?と思って、いろんなとこで。で、こうダラダラしながら警備しててもいいんだけど......実際にそこ守ってんだって思えないふうに今なってんのかな? 時代がっていう。ダラダラしてても大丈夫っていうか。自分も何かしら任されてるはずなんだけど。で、まぁ俺がそこ破っても大丈夫だろ、俺がやんなくても大丈夫だろっていうのが"弱さ"だなと思って。で、(歌詞の)"強すぎる弱さ"っていうのは、ここは絶対大事だってわかってんのに守れないで、こう突破させちゃうというか。で、"誰かがやるはずだ"って。自分が最終防衛ラインだっていうところを守んないことが弱さなんじゃないかな。で、そこと戦わなきゃいけないんだけど、弱さそのものと。
-そうですね。
でも弱さそのものと戦うのには暴力とかが使えないというか。それは自分の中にあるものだし。で、なんせ相手は弱さだから弱いじゃないですか。弱さにはパワーがないんで。だとしたら何か?って言ったら、やっぱり音楽だとか、「生命のワルツ」の歌詞の中では"歌があるぜ"ってことですけど、いろんなアートの。そういうときに(音楽が)必要なんじゃないかなっていう。
-アート、音楽でも映画、絵でもいいんですけど、そういうものの無力さを震災直後とかは一旦感じた人もいるけど、9mmの場合はむしろ必要なんだっていう姿勢だったと思うんですよ。
全然無力じゃないと思うんですよ。でも、簡単に言うとTPOがあるだろうっていうだけで。例えば震災のがれきの山とか、目の前で家がなくなっちゃって、避難しててってとこでまず何がいる?っていう中で音楽ではないじゃないですか、きっと。"元気出そう"と思って自分で歌ってたとか、そういうのとは別の話ですよ。そこに音楽をCDとして売るとか、パフォーマンスしてお金とるということを音楽とするなら、俺は必要ないと思うんですけど、でも、その人たちが心の中で必要としなかったことは全然ないと思うんですよね。そこが音楽は無力じゃないっていうことっていうか。
LIVE INFO
- 2025.04.17
-
柄須賀皇司(the paddles)
XIIX
yama
KANA-BOON
ELLEGARDEN × FEEDER
SUPER BEAVER
The Ravens
君島大空
KIRINJI
Mirror,Mirror
androp
東京初期衝動
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
- 2025.04.18
-
超☆社会的サンダル
THE KEBABS
藤巻亮太
Maki
Omoinotake
THE LAST DINNER PARTY
緑黄色社会
THE ORAL CIGARETTES
yama
never young beach
曽我部恵一
FUNKIST
androp
indigo la End
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
あっこゴリラ
THE BACK HORN
- 2025.04.19
-
"ジゴロック2025"
MAN WITH A MISSION
フラワーカンパニーズ
GANG PARADE
ねぐせ。
サカナクション
"IMPACT! XXII"
WANIMA
眉村ちあき
ヤバイTシャツ屋さん / SUPER BEAVER / ストレイテナー / アルカラ ほか
THE YELLOW MONKEY / UVERworld / シンガーズハイ / yutori ほか
never young beach
原因は自分にある。
THE ORAL CIGARETTES
古墳シスターズ
THE BAWDIES
FINLANDS
sumika
ずっと真夜中でいいのに。
ゴキゲン帝国
太田家
Base Ball Bear × ART-SCHOOL
FUNKIST
HY
PIGGS
BRADIO
須田景凪
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
- 2025.04.20
-
片平里菜
"ジゴロック2025"
chef's
眉村ちあき
緑黄色社会
サカナクション
ビレッジマンズストア
fox capture plan
This is LAST
NOT WONK
古墳シスターズ
10-FEET / フラワーカンパニーズ / 四星球 / くるり / Hakubi ほか
UVERworld / Novelbright / TOOBOE ほか
原因は自分にある。
藤巻亮太
go!go!vanillas
NakamuraEmi
HY
sumika
indigo la End
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
THE BACK HORN
ずっと真夜中でいいのに。
THE LAST DINNER PARTY
SCOOBIE DO
BRADIO
吉澤嘉代子
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
moon drop
- 2025.04.21
-
THE KEBABS
クジラ夜の街×ルサンチマン
SANDAL TELEPHONE
- 2025.04.22
-
片平里菜
SUPER BEAVER
THE KEBABS
HINDS
Saucy Dog
THE YELLOW MONKEY
NANIMONO × バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
暴動クラブ
- 2025.04.24
-
PEDRO
柄須賀皇司(the paddles)
片平里菜
阿部真央×大橋卓弥(スキマスイッチ)
indigo la End
w.o.d.
BIGMAMA / cinema staff
THE KEBABS
yama
藤巻亮太
- 2025.04.25
-
古墳シスターズ
FUNKIST
そこに鳴る
w.o.d.
Keishi Tanaka
fox capture plan
chef's
ラブリーサマーちゃん
それでも世界が続くなら
斉藤和義
yama
the shes gone
Laughing Hick
ビレッジマンズストア
- 2025.04.26
-
CYNHN
Keishi Tanaka
阿部真央×大橋卓弥(スキマスイッチ)
sumika
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Novelbright
ヤバイTシャツ屋さん / 打首獄門同好会 / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / キュウソネコカミ ほか
FUNKIST
"ARABAKI ROCK FEST.25"
GANG PARADE
サカナクション
渡會将士
"nambar forest'25"
INORAN
ACIDMAN
Laura day romance
Bimi
Subway Daydream
Bray me
FINLANDS
WANIMA
Omoinotake
柿沼広也 / 金井政人(BIGMAMA)
古墳シスターズ
ハシリコミーズ
THE BAWDIES
斉藤和義
Panorama Panama Town
Ado
MyGO!!!!! × Ave Mujica
村松利彦(Cloque.) / まやみき(ank) / るい(TEAR) ほか
RAY
This is LAST
- 2025.04.27
-
原田郁子(クラムボン)
Keishi Tanaka
sumika
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
BLUE ENCOUNT / SUPER BEAVER / 四星球 / ENTH ほか
The Ravens
FUNKIST
"ARABAKI ROCK FEST.25"
THE KEBABS
GANG PARADE
ヒトリエ
緑黄色社会
サカナクション
"nambar forest'25"
Bray me
FINLANDS
Ayumu Imazu
渡會将士
Bimi
HY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
オニザワマシロ(超☆社会的サンダル) / 名雪(Midnight 90's)
Subway Daydream
THE BAWDIES
fox capture plan
トゲナシトゲアリ×ダイヤモンドダスト
Ado
MyGO!!!!! × Ave Mujica
- 2025.04.29
-
sumika
fox capture plan
10-FEET / THE ORAL CIGARETTES / 04 Limited Sazabys / Maki ほか
眉村ちあき
とまとくらぶ
FUNKIST
Omoinotake
ねぐせ。
大橋ちっぽけ
The Ravens
Ochunism
ずっと真夜中でいいのに。
フラワーカンパニーズ
超☆社会的サンダル
HY
mudy on the 昨晩
WANIMA
yutori
荒谷翔大 × 鈴木真海子
Newspeak
"JAPAN JAM 2025"
GANG PARADE
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Laura day romance
amazarashi
- 2025.04.30
-
とまとくらぶ
超☆社会的サンダル
桃色ドロシー
THE YELLOW MONKEY
RELEASE INFO
- 2025.04.15
- 2025.04.16
- 2025.04.17
- 2025.04.18
- 2025.04.21
- 2025.04.23
- 2025.04.25
- 2025.04.26
- 2025.04.28
- 2025.04.30
- 2025.05.02
- 2025.05.03
- 2025.05.07
- 2025.05.09
- 2025.05.14
- 2025.05.16
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Bimi
Skream! 2025年04月号