Japanese
Skream!×MUSE音楽院公開講座
2016年11月号掲載
メンバー:秋野 温(うたギター) 神田 雄一朗(ベース) 笠井 快樹(ドラム)
インタビュアー:渡邉 徹也 Photo by ミクスケ
-1本目で?
秋野:1本目で(笑)。僕の声が、途中で出なくなってしまって。昔からちょこちょこやらかしてるんですけど、ちょっと気合が入りすぎて身体がガチガチなのかわかんないけど、どんどん声が出なくなっていくという。それが今回1本目で起きたんですよ。で、ライヴ中に"ちょっともう声があれだから、1回下がります!"って言って下がっちゃって。ふたりに、"喋って繋いどいて"って言って。それで、ふたりで20分くらいずっと喋り続けてて、気がつけばドッカンドッカン盛り上がってたんです(笑)。
一同:(笑)
秋野:"あれ、俺もう戻んなくていいんじゃないか?"ってね。
神田:調子良かったね、俺たち。
笠井:たまに俺が前に出ると、それだけで盛り上がってもらえるっていう(笑)。
秋野:だからヴォーカルの人ってやっぱり、声が出る、出ないってところに気を遣っているというか。打ち上げには出ない歌い手さんも周りにいっぱいいますし。風邪は引きたくないけど、引いちゃうし。花粉の時期なんか、アレルギーでヒーヒー言ってる人たちもいっぱいいるし。その中で、やっぱり体調管理がシビアに求められる。体調崩して一番ショックを受けるのは自分だったりするし。それを少しでも精神的にやわらげてくれるのは、メンバーとお客さんだけだなと思うので。そういうトラブルがあったときに備えて(笑)。"お前、声出てなくても、気持ちは伝わってるからOKだぜ!"っていうような関係を日ごろから(お客さんと)築いておけば、何かあったときに、なんとかプラスに変えられる瞬間があるんじゃないかと思いますね。
-なるほど。日ごろの積み重ね、ということですね。
秋野:ちなみに、僕のギターの音が出なくなるっていうトラブルもあったんですけど、だいたい足元を見ると、うちのベースがシールドを蹴っ飛ばしてます(笑)。
一同:(笑)
秋野:それがよくあるんですよね。機材トラブルなんてほとんどないのに。
神田:普段上手側にいるのにギター・ソロで下手に出てきたときに、隙間ができるので僕はそっちに行くんですよ。そのときに、足元のシールドをパッと引っ張っちゃうんですね。だから、ソロがまったく弾けないっていう(笑)。
秋野:前に出て"イエーイ!"ってやってんのに、カッ! っとシールドが抜けて"音が出ない!?"みたいな(笑)。
-なるほど(笑)。他にトラブルはありましたか?
笠井:スネア・ドラムっていう、真ん中に一番叩くやつがあるんですね。その裏側に響き線ってのが付いてて。他の太鼓は叩くと"トントン"っていうんだけど、それが張ってあると鼓笛隊の小太鼓みたいな感じで"パシャッ"って音がするんです。そのスナッピー(響き線)が切れるっていうアクシデントがありまして。その日に限って、機材車からサブのスネアを下ろさなかったんですよね。"あ、今日は大丈夫だよ"って。そういうときに限って、スネアがトラブるんですよ。で、"トラブったな~"と思ったら、"すみません、今日ちょっとライヴハウスのやつ貸してください!"って言って本番中にライヴハウスのスネアを借りるんですけど、そしたらそれがすでにトラブってるんですよ(笑)。
一同:(笑)
笠井:それも直んなくて。結局他のバンドから借りてなんとかなったんですけど。
-ダブル・トラブルですね。
神田:あとは、トラブルっていうと機材トラブルが多いと思うんですけど、それこそ僕らがバンドを始めた20代のころなんて楽器ひとつしか買えないので、"サブを持つなんてのはプロのやることだ!"みたいな感じだったんですよね。でも、若いうちからなんとか頑張ってでも、サブは用意しといた方がいいなって。あとは、ギタリストとかベーシストって足元にエフェクターを置くじゃないですか。それが原因で音が出なくなることもよくあるんですよね。でも、いくつも置いてあると、どれが壊れてるのかわかんないわけですよ。なので、最悪楽器から出てる1本目のやつをアンプに直接入れてやるしかないんですけど。そうすると今度、出したかった音色とかが使えないじゃないですか。それこそ僕の知り合いのスタジオ・ミュージシャンの人たちは、絶対にトラブルを起こせないので、何かあったときに踏むと、全部をその場で交わしてそのままアンプにスルー、みたいなスイッチをひとつ用意してるんですよ。そういうこともあるので、楽器のシステムを組むには緊急時の対処法まで考えた方がいいんだなって。せっかく観に来てもらったのに、音が出なくてワタワタしてるのもアレじゃないですか。
-たしかに、そういうところもこだわれるといいですね。それでは今回は公開講座となっておりますので、質疑応答の時間に移りたいと思います。
質問者:鶴のみなさんは基本、車で移動するじゃないですか。去年はそれこそ1ヶ月とかの旅に出られてたと思うんですけど、物販のグッズとかも全部車に乗せてますよね? それで長い期間回ってると、旅の途中でグッズを追加することもできないと思うんですけど、全部持って行ってるんですか?
秋野:これは、結論から言っちゃうと追加できちゃうんですよ。業者の人に、このライヴのときに直接会場に送ってくれって頼んで、ライヴハウスに送ってもらっちゃうんです。
質問者:なるほど。
神田:基本は、旅の行程を考えて足りるようには持って行くんですけどね。でも、売れ行きが良ければ足りなくもなるので。そうすると直接送ってもらって、"おはよーございまーす!"って会場入ったらもうグッズの入ったダンボールがドーンと置いてあるっていう。
秋野:だから、ツアー中は車の中のダンボールが増えたり減ったりして、それによって毎回積み方が変わりますね(笑)。
神田:そうね。うちのバンドはドラム・セット、ギター・アンプ、ベース・アンプが全部と、楽器が2本ずつぐらい、スネアが2個くらいあって、それ以外に物販のダンボールが4、5箱あってっていう状態なので。かなり考えないと車にちゃんと積めないんですよね。なので、物量が変わるとちょっと大変なんですよ。そういうこともあって、直接現地に送るパターンもありますね。
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