Japanese
鶴
Skream! マガジン 2015年04月号掲載
2015.03.14 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 岡本 貴之
3月14日(土)東京・渋谷CLUB QUATTROで"鶴47都道府県TOUR「Live&Soul」~もう、寂しい想いはさせたくない~"が行われた。初めて全国47都道府県すべてを周るツアーの初日はいきなり東京でのワンマン・ライヴ。まさに"ツアー開始決起集会"と呼ぶに相応しい最高の盛り上がりとなった。
場内の照明が落され、SEのJACKSON 5「I Want You Back」が大音量で流れると、大歓声を受けながら笠井快樹(テンパリドラム)、神田雄一朗(ウキウキベース)、秋野温(うたギター)の順にメンバーがステージに登場。"TOUR「Live&Soul」へようこそ!今宵もLove&Soul、愛の魂を燃やしてワイワイしようぜ~!"秋野の第一声からすかさず始まったのは「Life is Party」。ゆったりとした横ゆれのグルーヴに身を委ねる観客たち。最初から熱気がものすごい!お客さんは後ろまでギッシリ入っており、ツアーTシャツやタオルを手にしているファンも多い。曲の後半、"Hey 渋谷Everybody!"と煽る秋野。間髪入れずパイナップルフリーウェイのカバー曲「VSGG」へ。途中、神田のベース・ソロに声援が飛ぶ。随所にライヴ・アレンジが施された演奏、笠井のタイトなドラミングもバシっと決まり最後は"あの娘の~!"と見事なロングトーンで聴かせた秋野に大喝采。
"こんばんは鶴です"のコール&レスポンスに両手で鶴ポーズをとりながら応える観客たち。どの顔も実に楽しそう。初めてのファンも早くもSOULMATEになったようだ。"じゃあ恋のゴングを鳴らそうか?"のひと言に"キャー!"と嬌声が飛び「恋のゴング」へ。このツアーを行うことにした理由を話す秋野のMCを挟み、「秘密」からしばしミディアム・テンポの曲でクール・ダウン。この日から会場と"鶴ONLINE SHOP"で発売されるミニ・アルバム『Live&Soul』からの表題曲「Live&Soul」ではヘヴィなギターのリフが鳴らされ、笠井がフィルを入れると大声援。ミニ・アルバムへの期待感がそのまま表れているようで、とにかくお客さんの熱気がものすごい。続いても新曲「おいでおいで」。先ほどとは対照的に秋野によるエレキ・ギター1本の弾き語り。
続く「桜」を終えると、どうやら先ほどから秋野の喉の調子がおかしい様子で、いったんステージ袖に下がるアクシデントが。すかさず笠井が"そのスペースに入っていいのかな!?"とセンター・マイクの前に出てくると、"どんく~ん!!"と歓声が飛ぶ。"これ気持ちイイな~!秋野はすぐ喉を整えて戻ってくるけど、その間俺が主役だから"と満足げな笠井と神田によりしばしのフリー・トーク。神田が"約2年振りのクアトロなんですけど、相変わらず柱が邪魔ですね。俺のこと見えない人?"と呼びかけると"ハ~イ!"と手を上げる観客が。"そのハ~イ!が見えないからね(笑)"の声に観客爆笑。お互いを讃えあったりツアー・グッズの話などで盛り上がっていると、喉を整えた秋野が戻りそのままドラム・セットに座り、いきなりドラムを叩き出し歌い出したのはなんとC-C-Bの「Romanticが止まらない」!観客もすぐに乗っかる盛り上がりで秋野をお出迎え。
"お待たせしました!"と「夜に太陽」からライヴが再開。"僕らはずっと変わらない 大人になった子供みたい"と歌われる「あこがれ」、続く「タイムマシン」は、バンドを続けていく3人の意思表示にも聴こえ、ツアーに旅立つ日に相応しい名演となった。「夜を越えて」では観客と大合唱。メンバー紹介を挟み始まった怒涛の後半戦がすごかった。新曲「Funky Day」では文字通り直球ファンクな楽曲で笠井、神田がラップ調のヴォーカルを取る。"オン・ベース!"と神田を指さしベース・ソロ、続くワウをかけたギター・ソロも最高にカッコイイ。"踊ろうか渋谷!!"と「踊れないtoフィーバー」へ突入。ミラーボールが回る中、キレキレの演奏で秋野と神田がステージ前に出て煽り、3人が向き合ったキメを経てますますテンション・アップ、どんどん高まっていくグルーヴの絶頂に満員のクアトロが揺れる!3ピース・バンドでここまでぶっとくて押し出しの強い演奏ができるバンドはそうそういないのではないだろうか!? 各プレイヤーの技量とバンド一丸となった演奏力に改めて鶴の人気の理由を知る思いがした。エモさ全開のメロディがこみ上げる「夜道」でさらに興奮を煽ると最後は"俺たちの歌を歌おう!"と「ソウルメイト今夜」を歌いライヴ本編は終了。
"Live&Soul"の文字が書かれたシンプルなツアーTシャツを着た3人がステージに戻り、"次の東京でのワンマン・ライヴが渋谷CLUB QUATTROで決まりました!"と発表。開催日は2016年1月31日(日)ということでなんと来年!ずいぶん先だが会場を押さえていることは間違いないようなので覚えておいて欲しい。アンコールではこれからツアーに出るバンドにかけて「恋のガソリン」、「トリップメーター」とストレートなロック・チューンを連発。"今日はLove&Soulを巻き散らそうと思ったけど、渋谷のみんなにLove&Soulをもらっちゃいました。ありがとう!ツアー行ってくるよ!"とラストは「アイタリナイ」。演奏を終えると手を繋ぎ深々と観客に一礼、"行ってきま~す!!"と手を振ってステージを降りた。
2時間半に亘るライヴ、途中のアクシデントを経た後半のものすごい盛り上がりは、タフなバンドの結束力の強さと観客たちの熱い気持ちが一体となって生まれたもので、興奮の中に感動すら覚えさせるものだった。いよいよ始まった全国47都道府県ツアー、全国で待つSOULMATEたちに間違いなく最高のライヴを届けてくれるであろうことを確信したライヴだった。
- 1
LIVE INFO
- 2024.12.22
-
ExWHYZ
ストレイテナー
back number
Helsinki Lambda Club
tacica
シノダ(ヒトリエ)
上白石萌音
フィロソフィーのダンス
Lucky Kilimanjaro
大森靖子
あいみょん
WONK
Aooo
People In The Box
ザ50回転ズ
Homecomings
DOES
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
ずっと真夜中でいいのに。
majiko
ゴホウビ
miida × stico
さめざめ
小林柊矢
TK from 凛として時雨
adieu(上白石萌歌)
MyGO!!!!!
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
LEEVELLES × 名無し之太郎
- 2024.12.23
-
DOES
Cody・Lee(李)
LiVS
ドレスコーズ
Cody・Lee(李)
RAY×BELLRING少女ハート
坂本慎太郎
原因は自分にある。
東京初期衝動
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
- 2025.01.04
-
私立恵比寿中学
RAY×BELLRING少女ハート
いゔどっと
sajou no hana
PRIMAL SCREAM / ST. VINCENT / JIMMY EAT WORLD ほか
- 2025.01.05
-
RAY×BELLRING少女ハート
PRIMAL SCREAM
Base Ball Bear
WEEZER / MANIC STREET PREACHERS / DIGITALISM ほか
PIGGS
- 2025.01.06
-
THE JESUS AND MARY CHAIN
- 2025.01.07
-
WEEZER
PRIMAL SCREAM
GANG PARADE × 寺中友将(KEYTALK)
レイラ
- 2025.01.08
-
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
WEEZER
THE YELLOW MONKEY
RELEASE INFO
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.01
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.17
- 2025.01.20
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.29
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ST. VINCENT
Skream! 2024年12月号