Japanese
鶴 / モーモールルギャバン / シュノーケル
Skream! マガジン 2019年07月号掲載
2019.06.18 @下北沢LIVEHOLIC
Writer 沖 さやこ
"3組ともバンドを始めてから表舞台に立つようになって、メジャーに行って全国で活動してフェスに出て、その時期を過ぎて、自分たちの足でバンドをやっていこうぜ――という運命共同体のような空気がぷんぷんでございました。でも平日のライヴハウスでわいわいしてる君たちももはや運命共同体でございます。どこまでも行こうぜ!"という、アンコールでの鶴、秋野 温(うたギター)のMCが、この夜の充実を物語っていたように思う。結成16周年の鶴、15周年のシュノーケル、14周年のモーモールルギャバンという、同世代3ピースによる3マン。自力で様々な荒波を乗り越え、真摯に活動を続けているバンドたちによる、説得力と陽の気で満ちたライヴが楽しめた。
シュノーケルはポップネスの中に渋みと甘さを加えたサウンドと、曲中のドラマに合わせて巧みにアプローチを変えるヴォーカルで魅了する。MCは終始和気あいあいとした空気感で、ステージもフロアも笑いが絶えない。「いいじゃん」は観客のシンガロング&クラップと、西村晋弥(Vo/Gt)とKABA_3(Ba)のラップでハッピーな空間に拍車がかかる。誠実な気持ちが込められた新曲「君に響け」、エネルギッシュな「solar wind」、清涼感たっぷりの「波風サテライト」など、ギター・ロックの持つ奥深さやロマンチシズムを届けた。
モーモールルギャバンは「ユキちゃんの遺伝子」、「IMPERIAL BLUE」と瞬発力と爆発力のあるステージを展開する。隅々にまで集中力が通った3人の音が一歩も引かずに炸裂していく様は、非常に痛快で瑞々しい。「消えて」は曲の繊細さや切なさを際立たせる演奏を聴かせ、ゲイリー・ビッチェ(Dr/Vo)のヴォーカルも趣深く響いた。「サイケな恋人」から間髪いれずに「細胞9」へ繋いで「7秒」になだれ込むという運びも、アトラクションのようにダイナミックで鮮やか。キャリアで培ったタフネスと、天然素材の強すぎる個性が眩しかった。
"LIVEHOLIC、4周年おめでとうー! みんなも一緒に祝っていこうぜー!"とのっけから祝祭感たっぷりで登場した鶴は、卓越したスキルでもって意気揚々とした心地いいグルーヴを作り出していく。定番"こんばんは鶴です"のクラップとコール&レスポンスには"LIVEHOLIC 4周年"を組み込み、「踊れないtoフィーバー」の導入でダンサブルな演奏を繰り広げるなど、観客をスマートにエスコートする姿勢を崩さない。3周した47都道府県ツアーを経て抱いた気持ちが込められた8月リリースの新曲「バタフライ」では、温かい歌声と音色で観客を大きく包み込んだ。
シュノーケルは"LIVEHOLICさんが10周年を迎えるとき、僕らもここで新曲が演奏できるように頑張っていきます"、モーモールルギャバンは"これからも続けていくんで、良かったらまたライヴ遊びに来てくれますか?"、鶴は"終わりのない楽しい旅を歩き続けている"と、どのバンドも向上心を持って、ナチュラルにバンドを続けていくことを語っていたのも印象に残った。周年イベントに相応しい、続けてきた人間の強さと愛に満ちた、笑顔の絶えない夜だった。
- 1
LIVE INFO
- 2024.12.22
-
ExWHYZ
ストレイテナー
back number
Helsinki Lambda Club
tacica
シノダ(ヒトリエ)
上白石萌音
フィロソフィーのダンス
Lucky Kilimanjaro
大森靖子
あいみょん
WONK
Aooo
People In The Box
ザ50回転ズ
Homecomings
DOES
怒髪天
"MERRY ROCK PARADE 2024"
ずっと真夜中でいいのに。
majiko
ゴホウビ
miida × stico
さめざめ
小林柊矢
TK from 凛として時雨
adieu(上白石萌歌)
MyGO!!!!!
PEOPLE 1
新しい学校のリーダーズ
LEEVELLES × 名無し之太郎
- 2024.12.23
-
DOES
Cody・Lee(李)
LiVS
ドレスコーズ
Cody・Lee(李)
RAY×BELLRING少女ハート
坂本慎太郎
原因は自分にある。
東京初期衝動
- 2024.12.24
-
羊文学
川上洋平([Alexandros])
藤巻亮太
ポップしなないで
CIVILIAN
Plastic Tree
yama
- 2024.12.25
-
UNISON SQUARE GARDEN
原因は自分にある。
ExWHYZ
サンドリオン
川上洋平([Alexandros])
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
シノダ(ヒトリエ)
ずっと真夜中でいいのに。
- 2024.12.26
-
BiS
いゔどっと
優里
Cwondo
LACCO TOWER
ネクライトーキー / kobore
UVERworld
Dannie May
- 2024.12.27
-
いゔどっと
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
優里
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
賽
Devil ANTHEM.
"TOKYO COUNT DOWN 2024"
ネクライトーキー / 3markets[ ]
ビッケブランカ
ExWHYZ
煮ル果実
神聖かまってちゃん
SANDAL TELEPHONE
ウソツキ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.28
-
CENT
ザ・クロマニヨンズ × go!go!vanillas
the paddles
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
TK(凛として時雨)
シノダ(ヒトリエ)
ADAM at
TENDOUJI
DJ後藤まりこ × クリトリック・リス
鯨木
Homecomings
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
モノブライト
BiS
THE YELLOW MONKEY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI / PIGGS / Wang Dang Doodle / ゆっきゅん
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.29
-
"FM802 RADIO CRAZY 2024"
ADAM at
DIALOGUE+
Aooo
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.30
-
Dragon Ash × The BONEZ
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2024.12.31
-
Nornis / ROF-MAO / 葛葉 ほか
"第8回 ももいろ歌合戦 ~愛の大晦日~"
フラワーカンパニーズ
FINLANDS
"COUNTDOWN JAPAN 24/25"
大森靖子
9mm Parabellum Bullet×アルカラ
"LIVEHOLIC presents COUNT DOWN SPECIAL 2024→2025"
- 2025.01.03
-
JIMMY EAT WORLD
- 2025.01.04
-
私立恵比寿中学
RAY×BELLRING少女ハート
いゔどっと
sajou no hana
PRIMAL SCREAM / ST. VINCENT / JIMMY EAT WORLD ほか
- 2025.01.05
-
RAY×BELLRING少女ハート
PRIMAL SCREAM
Base Ball Bear
WEEZER / MANIC STREET PREACHERS / DIGITALISM ほか
PIGGS
- 2025.01.06
-
THE JESUS AND MARY CHAIN
- 2025.01.07
-
WEEZER
PRIMAL SCREAM
GANG PARADE × 寺中友将(KEYTALK)
レイラ
- 2025.01.08
-
あいみょん
MONOEYES ※振替公演
WEEZER
THE YELLOW MONKEY
RELEASE INFO
- 2024.12.25
- 2024.12.26
- 2024.12.27
- 2024.12.28
- 2025.01.01
- 2025.01.06
- 2025.01.08
- 2025.01.10
- 2025.01.12
- 2025.01.14
- 2025.01.15
- 2025.01.17
- 2025.01.20
- 2025.01.22
- 2025.01.24
- 2025.01.29
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ST. VINCENT
Skream! 2024年12月号