Japanese
鶴
Skream! マガジン 2016年03月号掲載
2016.01.31 @渋谷CLUB QUATTRO
Writer 岡本 貴之
鶴、ツアー92本目にして初日の借りを返す!!......と言っても、前回2015年3月14日に渋谷CLUB QUATTROでおこなわれたワンマン・ライヴでもこの日と同じく満員のお客さんを前に熱いライヴを見せてくれたのだが、この日のMCでも度々触れられていたように、前回は秋野温(うたギター)が途中、喉の不調でいったんステージを降りるアクシデントに見舞われる。ステージに戻ってからは怒涛の巻き返しでむしろ最高のライヴになったその模様は、鶴の物販及び通販で発売中のライヴDVDでご確認いただくとして――この日のライヴは相当気合が入っていたようだ。
"鶴47改め94都道府県TOUR「Live&Soul」~もう、寂しい想いはさせたくない~"の東京公演としておこなわれるこの日のワンマン・ライヴは、92本目となるライヴであり、初日以来の東京公演とあって、期待度も満点。会場は後方まで"ソウルメイト"たちでギッシリと埋まっていた。"ただいま、ソウルメイト渋谷ー!"と秋野が第一声を放ち、「夜を越えて」からライヴが始まった。ジャケットの下にレッチリTシャツらしきロゴを覗かせた神田雄一朗(ウキウキベース)が演奏しながらステップを踏み、シャツに細身のネクタイ姿の笠井快樹(テンパリドラム)が"WE ARE SOUL MATE"と描かれたバスドラをキックする。いつものご挨拶、"こんばんは鶴です"のコール&レスポンスを挟んで「カミナリベイベー」のマイナーでエッジの効いたイントロが秋野のレスポールから飛び出すとフロアから歓声が上がり、神田、笠井のコーラスと声を合わせる。ソウルメイトたちは今夜も元気だ。"今日が92本目、初日をここでやっているから、間に90本分のドラマがあったんだけど、俺たち元気で帰ってきました!"と秋野の報告から、"ツアー中にアルバムを作りました。やればできる!"とニュー・アルバム『ソウルのゆくえ』から表題曲をプレイ。ねっとり太いビートをミディアム・テンポで繰り出す3人。ファンキーでノリノリな楽曲も魅力的な鶴だが、こうした横ノリで粘り腰なチューンにも聴き応えがある。続いてもニュー・アルバムから「羽根」でスケールの大きなアメリカン・ロックを聴かせてくれた。
続いて披露されたのは新作からの「Funky Magic」。ひと際アレンジの妙が楽しめる曲で、各メンバーによる早足で駆けるような緊張感のあるプレイは、1本でも糸がほつれたら壊れてしまいそうな張り詰めたものとなっており、目が離せなかった。ブリキンホテルのカバー曲「蜃気楼」を歌う前には"ライヴハウスに出演するバンドの魂を歌わせてもらおうと思っていつもカバーをアルバムに入れている"とMCで語った。「Life is Party」で緩やかにソウルメイトと一体化すると、メンバー紹介でそれぞれのトークを挟んでから"これからも歩き続けましょう"と「愛の旅路」、「旅人」と続け、ツアーから生まれた曲たちを演奏。「小さくても世界は変わってる」では一斉にフロア中から手が上がり手拍子で盛り上がった。ここで、集まったソウルメイトたちに"これは俺たちの歌です"と告げてから、『ソウルのゆくえ』のラストを飾る「ローリングストーン」へ。早くからライヴで披露されていた曲ということもあり、ファンにはすっかり定着しているようで、サビでは歌詞に合わせて手をグルグル回す光景も見られた。
「泣くなまだ」からライヴは後半戦へ。「Funky Day」では笠井、神田、秋野の順にメイン・ヴォーカルを務め、神田のスラッピング・ベース・ソロから秋野のギター・ソロで盛り上がり、間髪入れずに必殺の泣きメロ・ダンス・チューン「ソウルメイト今夜」へと突入。"ソウルメイト今夜は"と大合唱を繰り返して会場一体となった。アンコールでTシャツ姿に着替えてステージに戻ってきた3人が演奏したのは、初日でアクシデントが発生した曲「桜」。一段と気合の入った歌声で熱唱した秋野は、曲が終わると"歌えましたー!"と晴れ晴れとした表情で喝采を浴びていた。デビュー曲「恋のゴング」で再びフロアを沸騰させると、最後に『ソウルのゆくえ』収録曲の「Home」を歌いライヴは終了。"みんなにとって、鶴がHomeであって欲しい。いつでも帰っておいで"という言葉が印象に残る、爽やかな心あたたまるエンディングとなった。最後にソウルメイトたちと記念撮影ならぬ記念動画を撮影してステージを降りた3人。"またライヴハウスでワイワイしましょう!"長いツアーが終わっても、鶴の旅はまだまだ続きそうだ。
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