Japanese
fhána × Skream! × バイトル
2019年10月号掲載
Member:towana(Vo) 佐藤 純一(Key/Cho) yuxuki waga(Gt) kevin mitsunaga(Sampler)
Interviewer:吉羽 さおり Photo by うつみさな
-kevinさんやyuxukiさんは、何か音楽関係のバイトをやったことはあるんですか?
kevin:音楽関係はなかったですね。フリーランスとしてWEB CMの音楽を作っていたことはありましたけど、バイトではなかったです。
yuxuki:僕は肉を売りながら、暇なときに歌詞とか考えていたくらいですね(笑)。
-いつ頃から自分でプロとして音楽をやろうっていうのが芽生えたんですか?
yuxuki:なんとなくずっと、音楽がやりたいなとは思っていたんです。逆に言うとそれ以外がピンとこなかったというか。大学を出て少しの間楽譜を作る会社にいたんですけど、当時ちょうど佐藤さんと知り合った頃だったんですよね。
佐藤:仕事終わりに原宿で飯食うとかしていましたね。
yuxuki:そうこうしているうちにfhánaとしていい感じになっていったので。
佐藤:原宿のあのお店、まだあるのかな?
yuxuki:いつも行っていたイタリア料理屋があったんですよ。
kevin:今でもあるんじゃないかな。僕は、そこでよくサングリア飲んでいましたね。
towana:みんなのバイトの話とかは、ちょいちょい聞いてはいたんですけど、それぞれ特性に合った仕事をしていますよね。お肉屋さんはわからないけど、waga君はお料理好きだし。バイトって自分が選ぶものだから、結局は自分の趣味とか特技とかに沿っていくんだなって今話を聞いていて思いました。
-いろんなバイト経験の中で記憶に残るエピソードはありますか?
kevin:一番記憶に残っているのは、パソコン系のサポート・センターでしたね。そこは、大変だったんですけど、生き生きしていました。今もその知識がちょっと生きていて。作曲でパソコンを使うんですけど、パソコン系のトラブルがよく起きるんですよ。トラブルを直している間に6時間とか経っちゃって、曲が作れなかったというのもよくあるんですよね。そういうトラブルにめちゃくちゃ強くなりました。
-そうなると友達のパソコンが壊れたときにも頼まれるとかしそうですね。
kevin:友達の家に直しに行ったこともありました。出張費くれっていう感じですよね(笑)。でも、そういうバイトをやって良かったなって今でも思います。
佐藤:僕は、着メロで入った会社が今に繋がるくらい関係が深いですけど、それ以前で比較的続いたのは、高校生の頃のコンビニのバイトと、あとはサポート・センターのバイトで。コンビニは当時まだ高校生で選択肢がなかっただけですけど、僕がやっていたサポート・センターはそこまでひっきりなしに電話があるわけでもなく、気楽でしたね。ファミレスでも一瞬だけバイトしたことがあるんですけど、働いた瞬間に"これは俺の仕事じゃない"ってわかるんですよ。
kevin:たしかに(笑)。
佐藤:でも、サポート・センターとかは自然に続けられたから、向いていたのかなって思いますね。
-特にサポート・センターの電話対応は、会話術も磨かれそうです。
kevin:磨かれましたよ。基本的に僕の仕事の場合は、クレーム対応が多かったので、いかに怒っている目上の方をいなすかで(笑)。話す内容もそうですけど、声の出し方が重要なんですよ。普段より4トーンくらい上げて話しなさいって言われました。(テンション高めで)"お電話ありがとうございます!"みたいな。
towana:すごい(笑)。
佐藤:僕がバイトしていたのは、居酒屋とかファミレスとかの、レジと連動している発注機のシステムのサポート・センターだったから、そこまでじゃなかった(笑)。あと僕がそのバイトが続いたのは、シフトがかっちりと決まっていなくて、行きたいときに行けるというものだったからなんです。お金ないなと思ったら行くとか、調整ができたのと、仲のいい人が集まっていたから、行った先で音楽の話をしたり、基本的に電話を待っている間は暇だから、ネットサーフィンしたりしてましたね。当時はネットの黎明期でまだYouTubeとかはない時代で。好きなバンドのHPを調べたりBBSを読んだりとかしていました。今もfhána の写真を撮ってくれている笹原(清明)さんというカメラマンがいるんですけど、美大の先輩でして。笹原さんが当時やっていたバンドのHPは、デザインとかもちゃんとしていて、こういうサイトを作りたいなとか思いながら見ていましたね。
-話を聞くと、だいぶ周りにも恵まれていた感じですね。
佐藤:そうですね。着メロの会社もそうですけど、音楽を作っている人たちが集まっていたのは大きかったですね。アーティストの卵や、作家事務所に所属していてJ-POPのコンペに出している人とかもいて。"佐藤君もコンペ出してみなよ"って言われたり。上司も音大生とか、音楽好きな人たちが集まっていたから。社員とバイトっていうよりも、クリエイターが集まってワイワイやっている感じでしたね。J-POPなどヒット・チャートがメインの着メロ・サイトでしたけど、サブ・レーベル的に、ほとんど趣味みたいな感じでテクノ専門の着メロ・サイトとかも作っていて。たまに海外から有名テクノDJとかエレクトロニカ系のアーティストを呼んで、渋谷WOMBとかでクラブ・イベントをやったりもしてました。そこで僕と他の社員とで謎のその場限りのユニットを組んで数曲作って、オープニング・アクトで出ちゃったりして(笑)。面白かったですね。
-では、みなさんと同じように何か夢を追いながらバイトをしている人に、メッセージをお願いします。
kevin:つまらないなって思っていたり、やることが少なすぎたりする仕事って、時間が永遠のように感じるんですよね。そういう仕事は、僕はお勧めしないです。コンビニの夜勤のバイトをやっていたときにすごく思いました。夜勤って人が来ないし、人がいないから、掃除とかもスムーズで、すぐに終わっちゃうんです。いっぱい仕事したいなって思っていたけど、時計見たら15分くらいしか経ってないとか。朝が来るまでまだ6時間以上あるんだけど、どう過ごせばいいのかっていう、そういうバイトは個人的につらかったなと思うんです。
yuxuki:たしかに、やっていて精神的にきつくないバイトは、後々になっていろいろ生きると思うんですよね。
kevin:時間が経つのが早いバイトって、そもそも適性があるってことだと思うしね。そういうのを選んだほうがいいですよ。
towana:いいアドバイスだ。
-生活のために我慢してやるっていう人もいるかもしれませんしね。
kevin:世の中にはいっぱい仕事があるから、ひとつに固執しなくてもいいんですよ。居場所を気軽に変えられるのが、アルバイトのいいところだとも思うんです。一度やったからには長く続けなきゃっていう思考で頑張っている人もいるんだろうけど、興味があるものをどんどんやってみてもいいんですよ。
佐藤:例えば、僕の場合は音楽がやりたかったから、そういう系の仕事がいいなと思ったし。物書きになりたかったら、出版社で編集のバイトをするとか、編プロ(編集プロダクション)のバイトを探してみるとか、デザイナーになりたかったらデザイン制作会社とか、写真が好きだったらプロのカメラマンのアシスタントのバイトをするとか、音楽好きならライヴハウスでバイトをすれば必然的にバンドの知り合いも増えますし。ライヴハウスでバイトしていて、そこで人脈を広げてレコード会社に就職したり、レコーディング・エンジニアになったりした知り合いも何人かいますね。あと僕は美大だったので、実力のある知り合いは学生の頃からデザイン会社でバイトをしていたり、少年漫画誌ですでに連載を持っていたり、セミプロみたいな感じでした。"エヴァンゲリオン"や"サマーウォーズ"のキャラクター・デザインをしている、貞本義行さんも大学の先輩にあたるのですが、学生の頃からアニメーターのバイトをしていて、当時参加した"超時空要塞マクロス"の現場で、庵野秀明さんらと知り合ったそうですからね。そうやって自分が将来やりたい仕事と関連性のあるバイトを、なんとかして見つけ出して、希望の業界や会社に入り込むっていうのもありだと思う。そういう仕事って専門的だから、あまり募集をしてなかったり、どうやって入り込めばいいかわからなかったりもするじゃないですか。そこで募集を探してみるだけじゃなくて、いろいろ友達や先輩や、大学の教授や学校の講師なんかを片っ端から当たってみるのもいいと思います。そのままプロになっちゃうにしても、最終的に就職活動をするにしても、確実にその経験や人脈はプラスになりますからね。
kevin:それは同意見ですね。友達の紹介ってすごくいいんですよ。誰も知り合いがいないところに飛び込むよりも、ひとりでも知っている人がいる状態のほうがやりやすいし。うまいこと人脈を使える人は、使ってみるのもいいよね。
佐藤:明確に夢ややりたいことがない人もたくさんいると思うんです。そういう人は、いろいろやってみて、そこまで嫌じゃないことをやるっていうことですかね。続けられるということは、向いているということだと思うんですよ。そういう適正を知るのも大事かな。
LIVE INFO
- 2025.04.19
-
"ジゴロック2025"
MAN WITH A MISSION
フラワーカンパニーズ
GANG PARADE
ねぐせ。
サカナクション
"IMPACT! XXII"
WANIMA
眉村ちあき
ヤバイTシャツ屋さん / SUPER BEAVER / ストレイテナー / アルカラ ほか
THE YELLOW MONKEY / UVERworld / シンガーズハイ / yutori ほか
never young beach
原因は自分にある。
THE ORAL CIGARETTES
古墳シスターズ
THE BAWDIES
FINLANDS
sumika
ずっと真夜中でいいのに。
ゴキゲン帝国
太田家
Base Ball Bear × ART-SCHOOL
FUNKIST
HY
PIGGS
BRADIO
須田景凪
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
- 2025.04.20
-
片平里菜
"ジゴロック2025"
chef's
眉村ちあき
緑黄色社会
サカナクション
ビレッジマンズストア
fox capture plan
This is LAST
NOT WONK
古墳シスターズ
10-FEET / フラワーカンパニーズ / 四星球 / くるり / Hakubi ほか
UVERworld / Novelbright / TOOBOE ほか
原因は自分にある。
藤巻亮太
go!go!vanillas
NakamuraEmi
HY
sumika
indigo la End
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
THE BACK HORN
ずっと真夜中でいいのに。
THE LAST DINNER PARTY
SCOOBIE DO
BRADIO
吉澤嘉代子
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
moon drop
- 2025.04.21
-
THE KEBABS
クジラ夜の街×ルサンチマン
SANDAL TELEPHONE
- 2025.04.22
-
片平里菜
SUPER BEAVER
THE KEBABS
HINDS
Saucy Dog
THE YELLOW MONKEY
NANIMONO × バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
暴動クラブ
- 2025.04.24
-
PEDRO
柄須賀皇司(the paddles)
片平里菜
阿部真央×大橋卓弥(スキマスイッチ)
indigo la End
w.o.d.
BIGMAMA / cinema staff
THE KEBABS
yama
藤巻亮太
- 2025.04.25
-
古墳シスターズ
FUNKIST
そこに鳴る
w.o.d.
Keishi Tanaka
fox capture plan
chef's
ラブリーサマーちゃん
それでも世界が続くなら
斉藤和義
yama
the shes gone
Laughing Hick
miida
ビレッジマンズストア
- 2025.04.26
-
CYNHN
Keishi Tanaka
阿部真央×大橋卓弥(スキマスイッチ)
sumika
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Novelbright
ヤバイTシャツ屋さん / 打首獄門同好会 / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / キュウソネコカミ ほか
FUNKIST
"ARABAKI ROCK FEST.25"
GANG PARADE
サカナクション
Czecho No Republic
渡會将士
"nambar forest'25"
INORAN
ACIDMAN
Laura day romance
Bimi
Subway Daydream
Bray me
FINLANDS
WANIMA
Omoinotake
Cloudy
柿沼広也 / 金井政人(BIGMAMA)
古墳シスターズ
ハシリコミーズ
THE BAWDIES
斉藤和義
Panorama Panama Town
Ado
MyGO!!!!! × Ave Mujica
村松利彦(Cloque.) / まやみき(ank) / るい(TEAR) ほか
RAY
This is LAST
- 2025.04.27
-
原田郁子(クラムボン)
Keishi Tanaka
sumika
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
BLUE ENCOUNT / SUPER BEAVER / 四星球 / ENTH ほか
The Ravens
FUNKIST
"ARABAKI ROCK FEST.25"
THE KEBABS
GANG PARADE
ヒトリエ
緑黄色社会
サカナクション
"nambar forest'25"
Bray me
FINLANDS
Ayumu Imazu
渡會将士
Bimi
HY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
オニザワマシロ(超☆社会的サンダル) / 名雪(Midnight 90's)
Subway Daydream
THE BAWDIES
fox capture plan
トゲナシトゲアリ×ダイヤモンドダスト
Ado
MyGO!!!!! × Ave Mujica
- 2025.04.29
-
sumika
fox capture plan
10-FEET / THE ORAL CIGARETTES / 04 Limited Sazabys / Maki ほか
眉村ちあき
とまとくらぶ
FUNKIST
Omoinotake
ねぐせ。
大橋ちっぽけ
The Ravens
Ochunism
ずっと真夜中でいいのに。
豆柴の大群
フラワーカンパニーズ
超☆社会的サンダル
HY
mudy on the 昨晩
WANIMA
yutori
荒谷翔大 × 鈴木真海子
Newspeak
"JAPAN JAM 2025"
GANG PARADE
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Laura day romance
amazarashi
- 2025.04.30
-
とまとくらぶ
超☆社会的サンダル
桃色ドロシー
THE YELLOW MONKEY
- 2025.05.01
-
PEDRO
ラブリーサマーちゃん
Hump Back
ザ・クロマニヨンズ / Ken Yokoyama / マキシマム ザ ホルモン
詩羽×崎山蒼志
Rhythmic Toy World
Maki
- 2025.05.02
-
PEDRO
[Alexandros]
indigo la End
WHISPER OUT LOUD / Good Grief / CrowsAlive / UNMASK aLIVE
あいみょん
斉藤和義
ザ・クロマニヨンズ / Ken Yokoyama / マキシマム ザ ホルモン
四星球
KiSS KiSS
THE SPELLBOUND
fhána
緑黄色社会
Omoinotake
Shiggy Jr.
フラワーカンパニーズ
RELEASE INFO
- 2025.04.21
- 2025.04.23
- 2025.04.25
- 2025.04.26
- 2025.04.28
- 2025.04.30
- 2025.05.02
- 2025.05.03
- 2025.05.07
- 2025.05.09
- 2025.05.14
- 2025.05.16
- 2025.05.21
- 2025.05.23
- 2025.05.28
- 2025.05.30
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Bimi
Skream! 2025年04月号