Japanese
fhána
Skream! マガジン 2019年03月号掲載
2019.01.27 @中野サンプラザホール
Writer 蜂須賀 ちなみ
2018年8月にメジャー・デビュー5周年を迎えたfhánaが、それを記念しスペシャル・ライヴを開催した。オープニング・ムービー放映後、スクリーンに大きく"First ACT"の文字。この日のライヴは3部構成。MCはほとんどなしで計26曲が演奏される、高濃度且つ高純度なライヴだったのだ。
"First ACT"では、ベスト・アルバム『STORIES』に収録されている14曲をすべて演奏した。音源とは異なる順番で演奏されたが、新曲「STORIES」がラストに配置されている点のみは同様。このライヴは集大成だが終着点ではないのだということが暗に示されていた。この"First ACT"にはfhánaの代表曲ばかりが詰まっていただけに、イントロが始まるたびに大歓声が上がる。towanaのハイトーンは上階や奥の方にまでしっかりと伸びているし、yuxuki waga(Gt)、kevin mitsunaga(Sampler/Glocken)、佐藤純一(Key/Cho)の演奏はエネルギッシュで、(特にアウトロにおける)火花を散らしながらせめぎ合うような感じが痛快。そんなバンドの演奏にオーディエンスもさらに昂揚し、会場のテンションはどんどん上がっていった。
いったん捌けたメンバーが再びステージに戻り"Second ACT"がスタート。このブロックでは幅広いアプローチが光り、それにより、このバンドの特異さがいっそう浮き彫りになった。例えば、「The Color to Gray World」は流麗なバラードなのにどこかリズミカル。「little secret magic」はマイナー・コードに始まりマイナー・コードに終わるのに、それ以外の部分はとても晴れやかな響きをしている。「光舞う冬の日に」は変拍子を多用した楽曲であり、指揮者のように5拍子をカウントする振付は他のアーティストのライヴではあまり見掛けないものだ。もともと独自の作品を発表していたクリエイター同士が集まって結成したバンドだというfhána。4人(+作詞家の林 英樹をはじめとしたその他クリエイター)の化学反応で生まれた楽曲群は緻密でありながらもどこかアナーキーであり、だからこそ何にもカテゴライズされないような、どこへでも行くことのできるようなバンドになりえたのだと改めて実感することができた。真っ白な光の中で演奏した「white light」で締め。佐藤がメロディを爪弾くなか、メンバーは順番にステージを去っていく。
少し経つと、客席からは手拍子が自然発生。再々登場したメンバーはグッズのTシャツを着用していたため、この"Last ACT"は通常のライヴで言うところのアンコールのようなイメージだろうか。ここでは、最新オリジナル・アルバム表題曲「World Atlas」、バンド結成以前に制作した曲「Cipher」、そして結成後最初に制作した曲「kotonoha breakdown」が演奏された。スカートの裾を握り締めながら絶唱するtowana、膝立ちになりながら楽器をかき鳴らすyuxukiを筆頭に、バンドは全身全霊の演奏。この3曲はfhánaの軌跡を語るうえで欠かせない楽曲であるため、胸の熱くなるような感覚を覚えた人も多かったのではないだろうか。
デビュー曲「ケセラセラ」の一節を引用しながら、自分たちの道のりも予測不可能なものだったのだと明かし、"不確かで果てしない物語の中で、どこにいてもどんなときも寄り添って、希望の光になれるようなfhánaでありたいと思います。だからこれからも一緒に物語の続きを見に行きましょう"と語った佐藤。そんな約束とともに、2時間半のライヴは幕を閉じたのだった。
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