ハルカトミユキの「伝言ゲーム」【第6回】

2014年06月号掲載

ハルカトミユキ

暑かったり寒かったり、ゲリラ豪雨が降ったり、みなさん体調崩してませんか？
ミユキはばっちり風邪をひいていました。こんにちは、ギター・ボーカルのハルカです。

ハルカトミユキの3rd EP「そんなことどうだっていい、この歌を君が好きだと言ってくれたら。」
聴いて下さったでしょうか！
日々どうでもいいこと、多すぎますよね。どうでもいいよ！！と一日に何度叫びそうになるかわかりません。そうやってエネルギーを絞り取って、無気力にさせるのが奴らの作戦なんです。（誰の？）
皆さん、まんまとやられてはいけません。どうでもいいことをサラッと流す精神力が欲しい。

と、まあそんな感じで、本当に色んなごたごたがあるけどそれはどうでもいいから、とにかく歌を聴いて、好きだと言ってほしい、それだけでいい！という心からの思いを詰め込んで作った作品です。是非聴いてね！！
最近のハルカトミユキは、3rd EPの取材を受けたり、ライブについてあれこれ考えたり、早くも新しい作品をじゃんじゃん作ったりしています。鉄は熱いうちに打て！ですね。

さて、ミユキからの伝言「小さい頃の思い出、可愛らしいエピソードを教えて」。
私は三姉妹の長女で、つまり言うまでもなく、酷い暴君でした。これは妹達に証言してもらえばたちまち、残虐な犯行の数々が暴かれることでしょう。
私が覚えている限りでは、妹とブランコの二人乗りをしていて、私が激しく漕ぎすぎたために妹がすぽーんと飛んでいってしまったり、自転車に乗っている妹に私の傘を持たせたら、それが車輪に引っかかり一回転して自転車の下敷きになってしまったり、歌を歌いながら妹の頭を木魚のようにぽこぽこ叩いていたり、とにかくまあ、こんな感じでした。（氷山の一角）良い子はマネしないでね。
三姉妹の殴り合い蹴飛ばし合い罵詈雑言は本当に酷いのですよ。
...そんな私にも、もちろん可愛らしいエピソードはあります。私は見たものをなんでもまねしてやってみる子で、幼稚園で先生が出し物をすれば、それを家に帰って見よう見まねで再現していたそうです。あるとき、お父さんがパソコンに水をこぼし「あーーー！！」とキーボードをひっくり返して慌てて水を切るのを見て、それがなぜか面白かったらしく、そのあとしばらく"キーボードに水をこぼすフリをして「あーーー！！」とひっくり返して慌てる"という一連の流れをまねしていたそうです。母証言。子供って変ですよね。あと昔から歌をよく歌っていたのは覚えています。

では最後にミユキへの伝言ですが。3rd EPの一曲目に入っている「その日がきたら」という曲にちなんで。この曲は、もしもその日――例えば世界が終わる日、自分がいなくなる日――がきたら、自分にとって本当に大切なものがわかるんじゃないか、そんなことを考えて書いた曲です。普段生活していると、色んなものを欲しがって全部必要に感じてしまうけれど、冷静に考えてみたら全然いらないものだった...ということってありますよね。
そこで、ミユキの「あまり必要ないとわかっているのに捨てられないもの」「欲しくて買ったけど全然いらなかったもの」を教えて！ものじゃなくても、例えば変なプライドみたいな、精神的な部分でも良いです。

では次回はミユキ！お楽しみに～

前のコラム

次のコラム