ハルカトミユキの「伝言ゲーム」【第4回】

COLUMN

ハルカトミユキの「伝言ゲーム」【第4回】

2014年02月号掲載

ハルカトミユキ

寒い日が続きますね。ハルカトミユキの伝言ゲーム4回目、ギターボーカルのハルカです。
今、スタジオから帰ってきた早朝にこれを書いています。そういえば昨晩は東京でも雪がちらついていました。

そんな中、ハルカトミユキは次回作に向け曲作りの真っ最中です。
夜道で突然立ち止まり、iPhoneに向かってブツブツと歌いだす人がいたら、それは私です。
昼の12時から閉店までカフェに居座り、パソコンとノートを広げて眉間に皺をよせている人がいたら、それも私です。
最近は、歌詞を書きながらカフェで人間観察するのが密かな趣味です。
どこのカフェにも必ず住人みたいな人がいて、異様な風格を放っていたりします。そんな人は大抵、店員からあだ名をつけられているものです。
私は毎日住人達を眺めながら勝手にあだ名を考えたり、震えながらコーヒーを運ぶおばあちゃんを勝手に応援したりしています。
風邪で寝込んでいる人がヨロヨロとコンビニに行く、みたいな格好で店に入り、何時間もパソコンに向かってはまたおばあちゃんを応援する。
そのまま数年が過ぎ、いつしか私は「ニート帽」というあだ名を付けられました。なんていうことは知る由もありません。

そんな風にして生まれてくる、渾身の曲達をどうぞお楽しみに。

ミユキから、「こいつは可愛いと思う動物の写真を見せて」という伝言がありました。
私の実家には猫が2匹います。その猫たちの写真を公開。

あ、間違えました。
こっちにしましょう。

そういえば年が明けて早々、我が家の猫に、「鼻の頭にわさびがつく」というとんでもない悲劇が起きました。
被害者（被害猫？）は写真右の子、チョコです。
（ちなみに左はチコです。人間でも聞き間違えそうなのだから、猫としては名前の区別がつかずに困っていることでしょう）

それはチョコが畳の上でのたりのたり昼寝をしているときのこと。
近くで食事をしていたお母さんが、中身の少なくなったわさびチューブを手にとって勢い良く振ったところ、なんとゆるくなっていたキャップが外れてわさびが部屋に飛び散ったのです。それがあろうことか、無防備に寝ていたチョコの鼻に。奇跡的な確率です。
2014年、ある意味運がついているのかもしれませんがそんなのチョコにはどうでもいいことです。
もしもあなたが寝ているときに、鼻にわさびを付けられたらと想像してみてください。
チョコはパニックでしばらく暴れ回りましたが、なんとか拭き取って無事に落ち着いたそうです。
あまりにかわいそうだったので、帰ってチョコを労りながら体調を訊いてみました。が、すでに忘れているようでした。
今度、気に入らない人が眠りこけているのを発見したら、わさび攻撃を仕掛けてみようと思います。
寝ている間に鼻にわさびが付けられていたら、それも私です。

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