Japanese
休日課長 × Skream! × バイトル
Interviewer:吉羽 さおり Photo by 石崎祥子
-では学んだことや意外と今も役に立っているなということはありますか?
休日課長:手を抜いたりごまかしたりすると、後々すごく面倒くさくなるということですかね。集中してその場できっちりひとつひとつ片付けていく、そういう基本が意外と大切だなという。それってバイトや会社での仕事に限らず、ベースにしてもそうなんですよね。ひとつひとつきっちりやるというのは、バイトで学んだことだなと思います。手を抜くとそのぶん、のちに苦労するという。
-たしかに、少人数でお店を回すとなるとそこはより大事になってきそうですね。
休日課長:そうですね。店長に"急ぐと焦るは違う"みたいなことを言われたんです。"急いで!"って言われたときに焦っちゃダメだよって。簡潔でよくまとまった言葉だなって思いました(笑)。焦ると結局時間がかかっちゃうじゃないですか。
-その言葉はどんなときに言われたんですか?
休日課長:焦ってハンバーガーのパテを100枚床にぶちまけちゃったことがあったんです。もちろんその100枚は廃棄。そのときに言われた気がするんですよね。僕はもちろん、みんな顔が青ざめてましたね......あれは人生で一番の失敗かもしれない。本当に申し訳ないなと思いましたね。でも店長は優しかったから、終わったあとラーメンに連れて行ってくれて(笑)。
-それで辞めたくなったりしなかったんですね。
休日課長:ないですね。むしろ申し訳ないことをしてしまったのでちゃんと働かないとなと思いました。
-店長さんはラーメンを教えてくれたり、いろいろといい影響を与えている人ですね。
休日課長:これまでもそういういい上司と巡り会ってきたんですよね。バイトもそうだし、会社員のときもそうで。それはすごく良かったなと思いますね。
-学生時代は勉強や研究、そしてバンド活動を両立してきて、そのあと大学院へと進んで会社勤めもしていますが、10代のころって、今のように自分がプロでバンド活動をすることっていうのは想像してましたか?
休日課長:まったくです。10代のときはバンドをやっていくとも思っていなかったし、大学で軽音部に入ったときもコピー・バンドだったので。オリジナルの曲をやっている人も少なかったので、音楽でやっていこうというのはまったく考えていなかったです。なんとなくそういうことを考えたのは、indigo la Endに入ったときですかね。でもindigo la Endをやめたときは、"会社員になって一生働いていくんだろうな"って思っていました。
-人生何が起こるかわからないものですね。
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休日課長:そうですね。でも全部のことが生きていると思いますね。さっきのバイト先の店長が"急ぐと焦るは違う"と教えてくれたことや、あとは会社員時代に上司から言われたいろんな名言も残ってますね。"良さそうなことに騙されるな"とか。"なんとなくのアンチ"もその一例かと。今のSNSとかでもそうですけど、なんとなく反論しておけば、"言っている俺かっこいい"みたいなのがあるじゃないですか。それっぽい正論を見つけて反論することは簡単。でも、そういうことじゃないよねっていう。自分でちゃんと考えて、それが本当にいいっていうロジックになっているかどうかが大事なんですよね。メーカーで開発の仕事をしていたので、120パーセントでもなく、80パーセントでもなく、常に100パーセントの仕事をしなきゃいけなかったんです。だから、そこはすごく言われましたね。"「なんかこれ良さそう」っていうので仕事やっちゃダメだよ"って。そういう蓄積が、今にも生きているなって思うんです。それは今の僕なりの、ベースに対してのスタンスになっているし、ベースだけでなく、日々判断することの糧になっているなと。
-本当に、これまでいい方に出会っているんですね。
休日課長:これまで出会ってきた方には本当に感謝してます。イヤな人も含めてですけどね(笑)。バイトや仕事をしてみると、いろんな考え方の人がいるなっていうのも思いました。
-会社を辞めて音楽の道に進むことというのは、結構な決断だったのでは?
休日課長:上司と飲んでいたときだったと思うんですけど、言われたんですよね。上司がふたりいたんですけど、上司Aさんが、"人生には3回くらい大きな決断をするタイミングがある"と言って。それは絶対に訪れるからという話をしていたのと、もうひとりの上司Bさんには"今答える必要はないけど、10年後、音楽でも仕事でもうまくいっているときにどっちを選ぶ?"って言われたんです。"「どちらを選ぶ?」って言われたときに現時点で答えがパッと出てくるなら、そっちの道に早く進んだ方がいいんじゃないのかな"って。もし仕事を続けていきたいのなら、来年こういうポストを用意しているからそこに入ってほしいという話をされて、そこで決断したんですよね。それだったら音楽をやっていきたいなって思って、決断するきっかけになったんです。
-ふたりとも考えさせてくれる方だったんですね。
休日課長:結局人生は出会いだなって。どんなバイトをするかよりも、そのバイト先で誰と出会うかということだと思うんです。そこの面白さは一番デカいと感じていて。人間関係が面白そうな、コミュニケーションができるバイトの方が私個人としては面白いんじゃないかなって、今こう話していても思いますね。
-バイトや会社員としての経験から、休日課長さんにとって"働く"ということや、その醍醐味はどういうものだと思いますか?
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休日課長:難しいですね。これは答えに繋がっていくかわからないですけど、工夫するということですかね。工夫して仕事することで、働くことは楽しくなると思うんです。この仕事をどう楽にしようかとか、楽にする目的だけに限った話じゃなくて、楽しむためにどう工夫するかという。その工夫がまた楽しいんですよね。働くということは、工夫をすることを常に意識していると楽しくなるのかなって。
-まさにハンバーガーを作っていたときのような感じですね。
休日課長:そうですね。そうすると、ただ作る2時間とハンバーガーをきれいに作る挑戦の2時間では捉え方が違うし、あとに残るものも変わると思うので。工夫する癖をつけた方が人生面白い。
-会社員時代もそういう感じでしたか?
休日課長:開発という仕事で、工夫すること、何かをどんどん良くしないといけないという仕事でしたからね。"もっと短時間で仕事を片付けるにはどうすればいいか"とかも、同時に考えなきゃいけなかったので。その工夫をするときに、さっき言ったような"良さそうなことに惑わされるな"っていう言葉が生きてくるというか。"これを全部表にまとめることが仕事を早く終わらせることなの? 表を書くのに時間がかからない?"とかね。"なんでもまとめれば、それが本当にいいの?"とか。そういうことにも疑問を持つことができるし。基本は、工夫をするということを楽しめばいいのかなって思うんです。そうすればどんな仕事も楽しくなるんじゃないかなと。
-なるほど。
休日課長:就活のときも、やりたい分野はありましたけど、ひとつに絞らずにいろんなところを見たんです。医療機器から電化製品から、ものづくり全般の会社を受けて。入りたい会社に就職できても、実際にやりたい部署に入れるかというのはわからないじゃないですか。だから、もっと根本の、"作ることを楽しもう"くらいの感じで。あとは、所属された部署で楽しむには、工夫することを楽しむっていう脳があると、何を作っていても楽しいかなって思うんですよね。
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