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INTERVIEW

Japanese

SHE'S × Marshall

2022年09月号掲載

SHE'S × Marshall

Member:井上 竜馬(Vo/Key) 服部 栞汰(Gt) 広瀬 臣吾(Ba) 木村 雅人(Dr)

Interviewer:米沢 彰 Photo by 濱谷 幸江

-話は変わりますが、普段はどんな環境で音楽を聴いてますか?

広瀬:結構バラバラですね。有線も使うし、外出るときはワイヤレスですけど、イヤホンだけじゃなく、ヘッドフォンを使うこともありますし。

-その違いはどんなところにあるんですか?

広瀬:やっぱり、マスタリングされた音源だったりだと有線のほうが正しいのかなって思っちゃったりもして。状況に合わせて聴き方を変えていますね。

井上:僕はAirPodsを4回ぐらいなくしちゃったので(笑)。

一同:(笑)

井上:だからもう買うのをやめて、普段はコンビニで買った有線使ってます(笑)。片方だけじゃなくて、そのままなくしたりするからね、あとケースをなくして充電できなくなったり(笑)。家ではBluetoothの防水スピーカーとか使ってますね。

木村:僕は、ほぼワイヤレス・イヤホンですね。有線のものもスピーカーもあまり使ってないですね。

-そんな普段の環境と比べて、Marshallのものを使ってみて違いは感じましたか?

広瀬:普段使ってるBluetoothのイヤホンってノイズ・キャンセリングが入っているんですけど、こっちのほうが密閉感がしっかりあって、音圧もあるので、音量も上げなくていいですね。ノイズ・キャンセリングが入っているのかなと思ったんですけど、入ってないですよね?

-ノイズ・キャンセリングはないですね。物理的に密閉性を上げることで、遮音性が高まったっていう感じかなと思っています。

広瀬:密閉感はしっかりしていますね。かといってキツさとかは全然ないんですよ。

-特殊な形状なのでよりフィットしやすいのかもしれないですね。私が観たライヴ動画は、今年2月のSHE'Sにとって初めての日本武道館公演("SHE'S in BUDOKAN")でした。結成10周年で実現した舞台ということで、かなり感慨深いものになったのではないでしょうか。

服部:最高でしたね。

木村:こういう夢が叶うって、なかなかないことだと思うんですよ。だから10年やってきて、ほんとに良かったなって。

服部:いつもより緊張はしてたと思いますね(笑)。やっぱり目標としていた舞台だったので。ステージから見た景色が、興奮と緊張でいろんな感情がこみ上げたんですけど、でも意外といつも通りの空気感で楽しんでライヴはできましたね。

広瀬:すごく充実した1日ではあったんですけど、やり終わって"俺たちまだまだいけそうな気がする!"っていうモチベーションが上がりました。

井上:僕はあんまり緊張はしなかったんですけど、楽しかったですね。大舞台になればなるほど逆に緊張しないというか。子供の頃のピアノの発表会とかもそうだったけど、でっかい会場だと全然緊張しないのに、100人くらいの小さい会場だと死ぬほど緊張するっていう(笑)。ツアーでも地方の200人キャパの会場とかのほうが緊張しますね。武道館は楽しかったな。フェスとかでああいう規模感のライヴもやってはいたけど、ワンマンで自分たちのことが好きな人だけが集まっているっていうのがね。ライヴの映像を観て改めて思いましたけど、気持ち良かったなぁって! 特別すごい演出とかはしなかったんですけど、10年間でやってきたことの集大成として、きちんと仕上げようっていうコンセプトがあったので。

-その武道館公演の模様が、映像作品(『SHE'S in BUDOKAN』)としてリリースされましたね。映像として改めて観て感じたことはありますか?

服部:自分たちのライヴって、やっぱり客観的に観ることはできないので。映像で観て"ほんまに俺たちがこれをやったんかー"って(笑)。照明とかもカッコ良かったですね。

広瀬:そういう照明とか演出とかも、今回いろんな人に頑張ってもらって"ありがとう"っていう気持ちですね。

木村:ライヴのときは後ろからみんなの表情とかなかなか見えないですけど、楽しそうに演奏してくれてたんで、(映像を観て)改めて"いいチームやな"って感じましたね。

井上:考えてる間にみんなにドンドン言われちゃうな(笑)。

一同:(笑)

井上:みんなのシンクロ感も確認できたし、一方でもっとステージを上手く使えたかなっていう反省もありましたね。ピアノ弾きながらなので動きには限界があるんですけど、もっと大げさに使っても面白かったかなぁって。俯瞰で見れたことによって、これから作る曲のアイディアにも繋がりますね。

-その武道館公演もまたバンドの通過点だったのかなと感じるような大規模な対バン・ツアー("SHE'S UNION Tour 2022")が9月から開催されますね。全9公演、2ヶ月近くに及ぶツアーですが、こちらはどういう経緯で決まったのでしょうか。

井上:コロナ禍になってからは基本的にワンマン・ライヴが中心で、対バン・ツアーをしばらくやっていなくて。最後にやったのが2019年("SHE'S UNION Tour 2019")かな。本当は2020年に対バン・ツアーをやる予定だったんですよ。それが状況的にできなくなってしまったので、できるようになったらやろうっていうのは前々から話していたんです。

-なるほど。では、その対バン・ツアーに向けての意気込みなど、お願いします。

井上:先輩後輩関係なく、久々にライヴハウスの空気感で一緒にやって、吸収できるものは吸収したいし、胸を借りるつもりで。先輩も食う勢いでやりたいですね(笑)。

広瀬:キュウソ(キュウソネコカミ)とかも昔からよく知ってますけど、対バンってあまりやる機会がなかったので、改めて一緒にできるのは嬉しいし、基本的には自分たちが好きな人たちを呼んだので、単純に会えるのが楽しみですね!

木村:ツーマンでしかない刺激ってあると思うんですけど、そういう先輩後輩関係なく刺激し合えるライヴにしたいなとは思いますね。負けるつもりはないので、バチバチにやりたいですね!

服部:やっぱりツーマンの良さっていうのがお客さんにも感じてもらえるようなツアーにしたいですし。コロナの影響で対バン・ツアーっていうのは減ってしまったと思うんですけど、だからこそ今回はそういう空気感をしっかり楽しんでもらえたらなと。先ほど、通過点って表現してもらいましたが、10年経って次のシーズンに入った新しい気持ちで挑んでいけたらなと思います。

-最後に、Skream!読者へのメッセージをお願いします。

服部:ギターやってない人からしたら、Marshallってあんまり馴染みがないかもしれないですけど、やはりアンプを作っている会社の製品なのでめちゃくちゃ音はいいです。なので、これをきっかけにぜひMarshallで音楽を楽しんでほしいですね。これを機にギターを始めろ、とは言わないので(笑)、このイヤホンをMarshallの入り口にしてもらえたらと。

井上:僕みたいにAirPodsなくしまくって、諦めてコンビニの有線使ってる人もいると思うんですけど(笑)、そんな"ワイヤレスは......"っていう人にもまずは聴いてみてほしいですね。ほんと、どんなジャンルにも合う聴きやすいイヤホンなので。

服部:そして、そんな多様な音楽性をひとつのバンドで表現しているSHE'Sの曲をぜひ聴いてほしい!


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SHE'S
TOUR INFORMATION

"SHE'S UNION Tour 2022"
9月25日(日)Zepp Osaka Bayside w/ BLUE ENCOUNT
10月1日(土)札幌ペニーレーン24 w/ Chilli Beans.
10月7日(金)新潟LOTS w/ Omoinotake
10月9日(日)仙台PIT w/ KEYTALK
10月16日(日)Zepp Nagoya w/ キュウソネコカミ
10月22日(土)HIROSHIMA CLUB QUATTRO w/ Ivy to Fraudulent Game
10月23日(日)Zepp Fukuoka w/ go!go!vanillas
11月13日(日)高松 festhalle w/ The Songbards
11月18日(金)Zepp Haneda(TOKYO) w/ フジファブリック

[チケット]
前売り:スタンディング ¥4,950/2F座席がある会場 2F指定席 ¥5,450(税込/D代別)
ファミリーマート先行:~8月8日(月)23:59
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