Skream! | 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト

MENU

INTERVIEW

Japanese

植田真梨恵 × Skream! × バイトル

2019年04月号掲載

植田真梨恵 × Skream! × バイトル

インタビュアー:吉羽 さおり Photo by 上溝恭香

植田真梨恵 × Skream! × バイトル
キャンペーン情報

  1. フォロー&RTで植田真梨恵のサイン色紙をプレゼント
  2. バイトルアプリをDLして植田真梨恵のサイン入り "PBL!デニムナップサック" + "うたうへびバンダナ" をプレゼント

▼応募はこちら
https://www.baitoru.com/contents/geki/40.html#oubo


-接客業はどうだったんですか? 自分ではなかなかうまくできてるじゃないかっていう感触でしたか。

植田:"いらっしゃいませ"って難しいですよねぇ。初めて人に"いらっしゃいませ"って言うとき、"私、誰やねん!"って自分に対してツッコミ入りません?

-そうなんですね(笑)。

植田:バイトに入ってすぐのころは言い慣れていなさすぎて照れたりすることもあって、"いらっしゃいませ"ってなんやねんってなってました(笑)。そのあとは楽しくやってましたけどね。ニコニコとずっと笑っているのが苦手なので、あまり愛想はなかったかもしれないですけど、接客自体は楽しかったです。でも一番楽しかったのは、やっぱりケーキ屋でラッピングをしたりする仕事でしたね。手作業で、かわいいケーキがいっぱい出てきて。ケーキってフランス語の名前がそのまま付いていることも多いので、普段はあまり馴染みがないようなアナナスとか、フランボワーズとか、フロマージュとか、そういう言葉が面白いのも好きでした。

-バイトの経験で、これは大変だったなということはありましたか。

植田:大変なことばっかりですよね。忙しい時間帯は焦ったりミスしたりもしますし、人間関係も忙しさで余裕がないとピリピリしたりすると思うので。でもいい意味で"バイト"なので、いろんな経験をして、こういう私もいるんだっていうくらいの感じで、キューティーハニー気分でやっていたところはありました(笑)。

-ちょっとした変身気分ですね。ただ10代でひとり暮らしとなると、なかなか自分の環境を作っていくのは大変ですよね。

植田:"私、ちゃんと生活できてるのかな"って思ってました。"これでいいのかな"ってずっと思っていましたね。何せ生活サイクルを作るのがとても苦手で、未だに上手にサイクルを作れないタイプなんです。"とにかく今必要なことを順番にやっつけていく"っていうふうに生きている気がします。

-10代のころは、どんな1日を過ごしていましたか。

植田:サイクル的ではなかったですね。例えば、午前中にバイトがあるときは午前中に働いて、そのあと事務所に行って曲を書いたりして。でもやっぱりできないとかになることもあるので、散歩しに行ってみるとか(笑)。家に帰っても、ひと晩中曲を書いて、またバイトの時間だからバイトに行ってとか。ずーっとそういう感じでした。

-今はより音楽が占める割合が増えたという感じですかね。いろんなバイトをした中でも、音楽に関わるようなバイトをするというのはなかったんですか。

植田:したかったんですけど、機会がなかったんです。バイトで音楽をしたいとは本気で思わなかったんでしょうね。私にとってはバイトの時間って、どちらかと言うとつらいなというものだったので。ピザが好きだからピザ屋さんで働くとか、ケーキが好きだからケーキ屋さんで働くとか、そういう感じでした。これなら嫌にならないかもしれないって思って。

-映画好きだから、例えばレンタルビデオ屋さんとかもなかったんですね。

植田:レンタルビデオは面接に受からなかったんです(笑)。面接が厳しかったんですよ。

-仕事をしているといろんなアイディアがひらめいたり、これ歌になりそうだなっていうものを思いついたりすることもあると思うんですけど、バイト中に思いついたときってどうしてましたか。

植田:ボイスメモに録ってました。それこそケーキ屋さんで、小さいものをラッピングしているときって淡々とした手作業になるので、クッキーとかを袋詰めしながら歌詞を思いついたら、一生懸命覚えておいて、あとでボイスメモに録ったりしてましたね。あのころは、そういうふうに曲になっていたと思います。10代のころの、2ndミニ・アルバム『U.M.E.』(2009年リリース)とか3rdミニ・アルバム『葬るリキッドルーム』(2010年リリース)、アルバム『センチメンタルなリズム』(2012年リリース)とかもそうじゃないですかね。秩序のない、サイクルのない日常のなかで、映画を観たり本を読んだり、なるべくそういうものに触れながら生きている日々の合間で、バイト中の作業で頭が無になる瞬間があって。そのときに日常で得てきたものがポンと出てくるんだと思いますね。

-では、植田さんの10代のときのように、今、夢を持ってそのためにバイトをしている人へのメッセージをお願いします。

植田:どんな経験も無駄にはならないと思うので、いろんな人とたくさん出会って、ぶつかって(笑)。そういう経験がその人自身になっていくと思うから、頑張っていいバイトを見つけてほしいですね。

-植田さんもぶつかりました?

植田:ぶつかりましたよ。それもタイミングと組み合わせだと思うので、仕方ないところもありますよね。そういうことを友達とグチグチ言うような時間も楽しかったりしますし。そんな経験がなかったら幸せなこともあまり感じられないと思うんです。