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INTERVIEW

Japanese

緑黄色社会 × Skream! × バイトル

2018年12月号掲載

緑黄色社会 × Skream! × バイトル

Member:長屋 晴子(Vo/Gt) 小林 壱誓(Gt/Cho) peppe(Key/Cho) 穴見 真吾(Ba/Cho)

Interviewer:渋江 典子 Photo by 大木 優美

緑黄色社会 × Skream! × バイトル
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-ありがとうございます。では、ここからはドリームバイトの吉田さんにバトンタッチします。

吉田:よろしくお願いします。獣医学科に通う大学5年生で、真吾さん以外のみなさんと同い年です。初ワンマン(2017年4月7日に大須ell.FITS ALLで開催した"緑黄色社会ワンマンライブ~Nice To Meet You??~")のときは名古屋まで観に行きました。

長屋:嬉しい。ラババンも着けてくれてる! ありがとうございます。

吉田:では早速、質問にいきます。緑黄色社会の曲は明るくてキャッチーなメロディに、少し暗い歌詞が乗ってると思うんですけど、曲作りで意識していることはありますか?

長屋:意識まではいかないんですけど、ちょっと影のあるような歌詞に明るいメロディを乗せることは多いかな。闇がある歌詞だけどキャッチーな感じの曲が好きだったので。

吉田:ありがとうございます。先ほどバイトのお話をたくさんされていましたが、バンドをやっていなかったらどんな仕事をしていたと思いますか?

小林:警察官ですね。現場に行くような。

穴見:僕はシェフですね。今も料理するんですけど、作ることが好きで、食べるのも好きなので。ご飯を作って、人に食べてもらって、っていう流れが好きで、家族にもよく作っていました。っていうのが小学生のときの夢だったんですけど、ベースに出会ってからの夢はずっとミュージシャンです。

長屋:小学校くらいから音楽の道に進みたかったんですけど、音楽以外で今興味があるのは生き物なので、生き物に関わる仕事がしたいですね。

peppe:私は旅行代理店の受付カウンターでパソコンをカタカタしたかったです!

吉田:気持ちわかります。レジ打ちとか打ち込む作業って楽しいですよね。

長屋:わかる! 黙々とやれる。

peppe:みんなの予約を取ってあげたかったです。

小林:元バイト先で、レジ打ちが好きすぎてレジを買った人がいました。

一同:えー(笑)!?

長屋:壱誓の周り、すごい人が多い(笑)。

吉田:今もそうですけど、ライヴを観ているとみなさん仲がいいなと感じます。特にみなさん、晴子さんのこと大好きじゃないですか。

長屋:みたいですね(笑)。

吉田:なので、逆に晴子さんから3人がどう見えているのかが知りたいです。

長屋:peppeは、私と対照的な女の子だなと思います。話しててもわかると思うんですけど、私が結構淡白な人間で、(peppeは)私が見ていないところを見ている子だなと。ちょっと憧れてますね、私の持っていないものを持ってるから。すごい明るい、笑顔の似合う女の子です。ただちょっと......まぁ、どうしようもないところもあるんですけど、それも愛嬌だなって、みんなでカバーしようと思います。

peppe:(笑)

長屋:真ちゃん(穴見)は最年少なんですけど、バンドの裏番長的な存在だなと思ってます。音楽に対して真面目で、ストイックで、ほんとに心から音楽が好きなんだなっていうのがわかる。少年って感じ。最近ちょっと悪ガキ度が増してきてる気もするんですけど(笑)。あと一番凝り性で、変人というか変態というか、変わっているところがあって、それが私たちの音楽にもいいエッセンスになっています。でも、忘れ物は直してほしいかな。

穴見:いつもすみません。

吉田:一番大きな忘れ物はなんですか?

長屋:ベースとか衣装とか忘れがちで、すぐお母さんが出動する。この間も衣装忘れたよね。お母さん呼んだじゃん(笑)。

穴見:そうだっけ? 忘れた(笑)。

長屋:そういうところだね(笑)。で、壱誓は......一番変人ですね。真ちゃんが変態で、壱誓が変人というか。7~8年一緒にいても何を考えてるかがまだ読めなくて、でもそれが彼の面白さだと思うんです。さっきの話を聞いててもわかると思うんですけど、笑いを与えてくれるムードメーカーというか。移動の車の中でも奇声を発したり、替え歌をしたり、すごく面白くて。でもしっかりしてるので、いつも助けられてます。直してほしいところは、特にないです。

小林&peppe:おぉ!

長屋:あ、でも車の窓開けて大声出すのはやめてほしいかな(笑)。

小林:はい、やめます(笑)。

吉田:ありがとうございます。次の質問です。私は生まれも育ちも東京なので、あまり自分の地元に個性を感じたことがありません。だからみなさんのように故郷があるのがうらやましいなと思うのですが、ライヴなどでも、地元だからこその特別な想いはあるのでしょうか?

長屋:今も愛知に住んでいるので、愛知を離れたらさらに思うことも増えると思うんですけど......。名古屋は知ってる顔もすごく多いし、関係者でもラジオ局の人とかがわーって来てくれるのも嬉しかったり、お客さんでも知ってる顔が多かったりとか。ずっとライヴをやってきた場所でもあるので、曲の浸透具合が違うというか、昔から曲を聴いてくださっている方やライヴに来てくださっている方が多いから、雰囲気がどこか違って、温かいなーって思います。

穴見:あとは自分が実際に観に行ってた会場でやるときとか。

長屋:それは特別感あるよね。

穴見:自分が観に行ってたときのお客さんと、観に来てくれたお客さんを照らし合わせちゃうというか、そういう意味ではちょっとエモくなっちゃいますよね。

小林:一般的には、名古屋のお客さんってあんま盛り上がってもらえないって言われることが多いみたいなんだけど、僕らはずっと名古屋でやってるので、ちゃんと盛り上がってくれるんですよ。他のバンドと違って、名古屋が全然やりにくい場所じゃない。むしろやりやすいっていうのが、名古屋が特別であるひとつの所以なのかなと。

吉田:私は名古屋の人ではないですが、リョクシャカ(緑黄色社会)のおかげで名古屋に行くようになって、いつまでも名古屋がファイナルであってほしいなと思います。

長屋:そうですね、名古屋はいつまでも特別にしたい場所です。大事だよね。

穴見:うん。たしかに東京が地元だとそう思うのかもね。