Japanese
泉谷しげる×KEYTALK | "阿蘇ロックフェスティバル2019 in 北九州"座談会
2019年08月号掲載
泉谷しげる
KEYTALK:小野 武正(Gt/MC/Cho) 首藤 義勝(Vo/Ba) 寺中 友将(Vo/Gt) 八木 優樹(Dr/Cho)
インタビュアー:石角 友香
Photo by マサ(@masalivephoto)
-では、KEYTALKから見た泉谷さんの印象は?
KEYTALK一同:......。
泉谷:何もねぇじゃん。
寺中:いえ、一番最近テレビでお見かけしたのは"ワイドナショー"で。毎週観てるんですけどすごい面白かったです。
泉谷:あれで"阿蘇ロック"が全国に知られるようになったんですよ。
寺中:"ワイドナショー"が"熊本ヴォルターズ(※プロ・バスケットボール・チーム)"をすごい応援してて。
泉谷:熊本をちゃんと応援してるんだよね。他になんかないの?
小野:弾き語りやフォークのイメージがあるんですけど、そもそも、楽器が燃えちゃったから弾き語りでやることになったってエピソードを知って、ものすごいロックだなと思って。
泉谷:もともとエレキ・バンドだったんだけど、預かった楽器を漏電で燃やしちゃって。しょうがない、弁償しなきゃいけないっていうんでひとりでやってひとりで稼いで弁償しようと。
小野:すごいきっかけですね。
泉谷:意外と動機ってそんなもんですよ。フォーク・ブームだったしね。あんまり仕事は断らなかったし、困らなかったです。そこら中にフォーク大会って音楽会があったから、アマチュアのくせに毎週スケジュールが埋まってる。
小野:20代前半ですか?
泉谷:21ぐらいですね。だからブームってすげぇなと。
寺中:俺、その頃のスケジュール、バイトしか入ってなかったな。
小野:50年前ですよね。
泉谷:そうですね。一番世の中が変わろうとしてる状況で、高度成長と欲望が入り混じってる時代。"みんなで行くぞ!"って時代で。スケジュールは殺人的スケジュール。新幹線もあったんだけど、ペーペーだから夜行で行って、乗り継いでいくみたいな。
八木:ハードだ......。
泉谷:楽器も自分で持って、ほんとにほとんど寝ないで次の街に行って、どこ行ってんだかわからない。でもあのハードさが身体を鍛えたね。あのときは嫌だったけど、今思うとあれから元気になったんじゃないかな。スケジュールはガンガン入れて。休ませると闇営業やるようになるから。
KEYTALK一同:ははは(笑)!
泉谷:売れてないと思ったらやっちゃうから。お前ら暇なんかないほうがいい。でもあんまり暇になりたくねぇだろ?
首藤:暇ほど怖いものはないですね(笑)。
泉谷:だって年間200ステージやってんだよ? 1日半に1回だよ? それにレコード店回ったりキャンペーンやったり、トークもやるじゃない? さすがに嫌んなるね。でも、嫌々やるってのもまた大事なことで、プロってのはそういうもんで、嫌々やってもできちゃうのがプロなんだよ。サラリーマンだって、嫌々あの満員電車に乗ってってさ、奥さんたちもさ、毎日ご飯作って子供世話してさ、大して褒められもしないのにさ、でもできてんだから。
小野:そうですね。たしかにすごいっす。
泉谷:だから俺は、自分のこの忙しさっていうのは未だにありがたいと思ってるね。身体が鍛えられる。忙しいから元気だし。
小野:最近はどれぐらいライヴをやってるんですか?
泉谷:こないだ6時間ライヴ("泉谷しげる 全力6時間ライブ!")やったよ。だってみんなそれぐらいやってない? 新しい曲を作って、やってたらなんだかんだそれぐらいになんない?
小野:なるかもしれないですけど、6時間ずっと人前に出てることはないですよ?
泉谷:休憩入れるよ。客だって嫌でしょ? なんとか話で伸ばして繋ぐとか。でも、ドキュメンタリー撮ってたんだけど、"悲壮感がないから絵にならねぇ"とか言い出して。悲壮感って意味あんのか? ってね? 自分で勝手にやって、そんなの自己責任だよ。客に関係ないもん。努力してる姿を見せるなんてかっこ悪いよ。
-白鳥の水面下をお互いに見せたいタイプじゃなさそうですね。
泉谷:好きでやってるんだからさ、"あらよっ"とやれてないと。苦労を見せてわかってくださいなんて、一番卑怯もんだよ。
首藤:肝に命じます。
小野:泉谷さんって、今でも練習とかするんですか?
泉谷:やんねぇな(笑)。本番の練習、どうやってやるんだ? って感じだね。もちろん、地味にたまに家でこっそりやってるよ。でも滅多に弾かないな。音合わせするぐらいで。そんなことよりもまったく関係ないことで手足を動かしといたほうがいい。例えば料理を作るとか。つまり課題に対してあんまり集中しないことだよね。気にしたってしょうがないじゃない。
-KEYTALKのみなさんは、まだ気になりますかね?
小野:でもいい話聞きましたね。じゃあ自分の映像を見返すこともしないんですか?
泉谷:観ないですね。反省してもしょうがないし。ただ"あぁ、いいライヴだったなぁ"って満足感が残ればいい。自分たちがいいライヴだったと思うことのほうが大事だね。
首藤:たしかに。
泉谷:細かいところ反省したところで、細かいところの間違いとか誰が気づくんだ? って。
八木:いや、勇気出てきたー(笑)。
泉谷:意外とわかんないんだよ。だから自意識過剰にならないで、自分を楽しむってこと。6時間ライヴの頃、ちょっと風邪もひいてしまって、梅雨が苦手だからお腹も痛くなってしまって、偏頭痛もきちゃって、調子悪かった。でも身体が悪いときは精神力だなって感じで、楽しもうと思ったらいい具合に力抜けて。変な強迫観念やめて、人にも変なプレッシャーをかけないで、"今日の調子はこれ"って感じでいく。
-そういう心境は共感しますか?
小野:泉谷さんの考えはリスペクトしますし、目指すとこではあるなと思いますね。話聞いてて感化されます。
-最後に、KEYTALKは"阿蘇ロック"でどんなライヴをしたいか聞かせてください。
小野:フェスに出させていただく機会はたくさんあるんですけども、こうやって今、実際に泉谷さんとお話しして、よりこの1日は特別なものにしたいなと思いました。けど、ちょっと何をどうしたらいのか......でもワクワクしますね。何かやらかしてやりたい気持ちはあります。
首藤:泉谷さんもおっしゃいましたけど、楽しいってことが一番大事だと思うんで、とにかくそれを体現して、あとはラインナップも普段なかなか出会わない方々なんで、僕らのライヴ自体も――まだ決めてないですけど、普段やらないことで泉谷さんにびっくりしてもらえたらいいなと。
八木:泉谷さんの愛と男気を今注入していただいたので、最高のエネルギーをステージから発したいと思います。
寺中:毎回ライヴだったりイベントだったりに出させていただくときには、その日のベストな自分たちを求めて突き進んでいくんですけど、今回泉谷さんとお話しさせていただいて、"阿蘇ロック"はその日にしかできないなんかベストな自分プラス、変なダメなことやれたらいいなと、考えていきたいと思います。いきなり3ポイント・シュートするとか。
泉谷:セット用意しますよ。
八木:なんかひと皮剥けられそうな気がします(笑)。
EVENT INFORMATION
"阿蘇ロックフェスティバル2019
in 北九州"
9月29日(日)ミクニワールドスタジアム北九州
出演:泉谷しげる with BAND / AK-69 / 竹原ピストル / ももいろクローバーZ / KEYTALK /
シシド・カフカ
チケット:アリーナ(立見)/スタンド(全席指定)
一般 ¥9,000 / 熊本県民券 ¥8,000
イープラス
チケットぴあ
ローソンチケット
オフィシャル・サイト
LIVE INFO
- 2025.04.17
-
柄須賀皇司(the paddles)
XIIX
yama
KANA-BOON
ELLEGARDEN × FEEDER
SUPER BEAVER
The Ravens
君島大空
KIRINJI
Mirror,Mirror
androp
東京初期衝動
村松 拓(Nothing's Carved In Stone/ABSTRACT MASH/とまとくらぶ)
- 2025.04.18
-
超☆社会的サンダル
THE KEBABS
藤巻亮太
Maki
Omoinotake
THE LAST DINNER PARTY
緑黄色社会
THE ORAL CIGARETTES
yama
never young beach
EASTOKLAB
曽我部恵一
FUNKIST
androp
indigo la End
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
あっこゴリラ
THE BACK HORN
- 2025.04.19
-
"ジゴロック2025"
MAN WITH A MISSION
フラワーカンパニーズ
GANG PARADE
ねぐせ。
サカナクション
"IMPACT! XXII"
WANIMA
眉村ちあき
ヤバイTシャツ屋さん / SUPER BEAVER / ストレイテナー / アルカラ ほか
THE YELLOW MONKEY / UVERworld / シンガーズハイ / yutori ほか
never young beach
原因は自分にある。
THE ORAL CIGARETTES
古墳シスターズ
THE BAWDIES
FINLANDS
sumika
ずっと真夜中でいいのに。
ゴキゲン帝国
太田家
Base Ball Bear × ART-SCHOOL
FUNKIST
HY
PIGGS
BRADIO
須田景凪
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
- 2025.04.20
-
片平里菜
"ジゴロック2025"
chef's
眉村ちあき
緑黄色社会
サカナクション
ビレッジマンズストア
fox capture plan
This is LAST
NOT WONK
古墳シスターズ
10-FEET / フラワーカンパニーズ / 四星球 / くるり / Hakubi ほか
UVERworld / Novelbright / TOOBOE ほか
原因は自分にある。
藤巻亮太
go!go!vanillas
NakamuraEmi
HY
sumika
indigo la End
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
THE BACK HORN
ずっと真夜中でいいのに。
THE LAST DINNER PARTY
SCOOBIE DO
BRADIO
吉澤嘉代子
"I ROCKS 2025 stand by LACCO TOWER"
moon drop
- 2025.04.21
-
THE KEBABS
クジラ夜の街×ルサンチマン
SANDAL TELEPHONE
- 2025.04.22
-
片平里菜
SUPER BEAVER
THE KEBABS
HINDS
Saucy Dog
THE YELLOW MONKEY
NANIMONO × バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
暴動クラブ
- 2025.04.24
-
PEDRO
柄須賀皇司(the paddles)
片平里菜
阿部真央×大橋卓弥(スキマスイッチ)
indigo la End
w.o.d.
BIGMAMA / cinema staff
THE KEBABS
yama
藤巻亮太
- 2025.04.25
-
古墳シスターズ
FUNKIST
そこに鳴る
w.o.d.
Keishi Tanaka
fox capture plan
chef's
ラブリーサマーちゃん
それでも世界が続くなら
斉藤和義
yama
the shes gone
Laughing Hick
miida
ビレッジマンズストア
- 2025.04.26
-
CYNHN
Keishi Tanaka
阿部真央×大橋卓弥(スキマスイッチ)
sumika
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Novelbright
ヤバイTシャツ屋さん / 打首獄門同好会 / SPARK!!SOUND!!SHOW!! / キュウソネコカミ ほか
FUNKIST
"ARABAKI ROCK FEST.25"
GANG PARADE
サカナクション
渡會将士
"nambar forest'25"
INORAN
ACIDMAN
Laura day romance
Bimi
Subway Daydream
Bray me
FINLANDS
WANIMA
Omoinotake
Cloudy
柿沼広也 / 金井政人(BIGMAMA)
古墳シスターズ
ハシリコミーズ
THE BAWDIES
斉藤和義
Panorama Panama Town
Ado
MyGO!!!!! × Ave Mujica
村松利彦(Cloque.) / まやみき(ank) / るい(TEAR) ほか
RAY
This is LAST
- 2025.04.27
-
原田郁子(クラムボン)
Keishi Tanaka
sumika
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
BLUE ENCOUNT / SUPER BEAVER / 四星球 / ENTH ほか
The Ravens
FUNKIST
"ARABAKI ROCK FEST.25"
THE KEBABS
GANG PARADE
ヒトリエ
緑黄色社会
サカナクション
"nambar forest'25"
Bray me
FINLANDS
Ayumu Imazu
渡會将士
Bimi
HY
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI
Baggy My Life / Am Amp / Comme des familia
オニザワマシロ(超☆社会的サンダル) / 名雪(Midnight 90's)
Subway Daydream
THE BAWDIES
fox capture plan
トゲナシトゲアリ×ダイヤモンドダスト
Ado
MyGO!!!!! × Ave Mujica
- 2025.04.29
-
sumika
fox capture plan
10-FEET / THE ORAL CIGARETTES / 04 Limited Sazabys / Maki ほか
眉村ちあき
とまとくらぶ
FUNKIST
Omoinotake
ねぐせ。
大橋ちっぽけ
The Ravens
Ochunism
ずっと真夜中でいいのに。
フラワーカンパニーズ
超☆社会的サンダル
HY
mudy on the 昨晩
WANIMA
yutori
荒谷翔大 × 鈴木真海子
Newspeak
"JAPAN JAM 2025"
GANG PARADE
ぜんぶ君のせいだ。× TOKYOてふてふ
Laura day romance
amazarashi
- 2025.04.30
-
とまとくらぶ
超☆社会的サンダル
桃色ドロシー
THE YELLOW MONKEY
RELEASE INFO
- 2025.04.15
- 2025.04.16
- 2025.04.17
- 2025.04.18
- 2025.04.21
- 2025.04.23
- 2025.04.25
- 2025.04.26
- 2025.04.28
- 2025.04.30
- 2025.05.02
- 2025.05.03
- 2025.05.07
- 2025.05.09
- 2025.05.14
- 2025.05.16
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
Bimi
Skream! 2025年04月号