シナリオアートの「ノウナイランド」【第3回】

2014年12月号掲載

シナリオアート

ノウナイランドとは...
脳みその中にだけ存在する世界のこと

どうも　シナリオアートドラム&ボーカルクミコです。
第1回目はリーダー&ベースヤマピー、第2回目はギター&ボーカルコウスケさん、そして第3回目に満を持しての登場となります私クミコです。どうぞよろしく。

この【ノウナイランド】というコラムのタイトルですが、シナリオアートの2nd mini album 「Tokyomelancholy-トウキョウメランコリー-」の収録曲、『シュッシュポップ』の最初の頃のタイトルやったんやで。
シュッシュポップはクミコが人生で初めてちゃんと作詞した曲で、作詞の手順とか何もわからんかったから、逐一コウスケさんに見せて直して見せて直してってしていく間に曲名はどんどん変わっていって、その何個目かのタイトルでした。
このコラムが始まらなかったら「ノウナイランド」という言葉は消えてしまってたやろうなあ。Skream!さんありがとう。

そもそもなんで「ノウナイランド」というタイトルになったかというと、クミコの記憶ではメンバー3人それぞれが作った脳内ストーリーを書いて、それを3人でリレー形式にしてひとつのお話を作っちゃおう！みたいな感じで決めたと思うねん。
でも第１回目が出来上がって見てみると、全然お話じゃなくて。
ヤマピーに「ノウナイランドって、脳内ストーリーリレーじゃなかったっけ？」っていうと「あれ？そうやったっけ？」と。
リーダーを筆頭に自由な3人なので"好きな事をもう好きなように書く"にシフトチェンジします。

というわけでほんのちょっと、クミコのノウナイランドを見せてあげる。
クミコの頭をパカッと開く事ができるという設定から始まり始まり。

上から覗いてみると、まずそこには無重力の空間が広がってる。宇宙みたいなもん。
様々な大きさの言葉が3Dで浮かんでて、ゆっくりぷかぷか動いてる。色は白。

ここまでがクミコの基本の脳内。
ここからはジャンプしたらミニマムになって脳内に入り込める設定にしよう。

入り込んでみると遠い奥の方に、ひとつ惑星がある。地球みたいなもん。
それがノウナイランドです。

今日は、美しい森、作られたようなかわいい雲が浮かんでいる青空、レインボーどころじゃない鮮やかな花々、小さな妖精たち。こんな感じのファンタジックな世界。でもそれより先はなくてこの景色だけが広がっている。だからあんまりおもしろい世界じゃない。自分の完璧だと思う理想だけでできてるからね。

今日ここに書いたノウナイランドはファンタジックな世界やったけど、明日はすごいダークな世界かもしれなくて、ノウナイランドは毎日変わるから思考もどんどん変わって人は成長するんだよ。
クミコだけじゃなくて全人類にあるはずやからあなたも探してみてね。
みんなの脳内覗いてみたい。

ではクミコの頭を閉じます。

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