Japanese
シナリオアート
2016年03月号掲載
メンバー:ハヤシコウスケ(Gt/Vo/Prog)
インタビュアー:石角 友香
アニメのテーマ曲であったとはいえ、ヒリヒリした緊張感を突きつけた「ナナヒツジ」から、シナリオアートの音楽的なベクトルは大きく変化した。ただ、そこで驚いていたら、今回のミニ・アルバム『dumping swimmer』では、さらにいい意味で想像を裏切られることだろう。一度、吐き出さざるを得なかった彼らの思い、そしてバンドの"今"をハヤシコウスケに訊く。
-フル・アルバム『Happy Umbrella』(2015年リリース)からは9ヶ月、この間の気持ちの変化が現れた内容ですね。
今作は、今まで作ってきたちょっとダークというか、毒気のあるサウンドやマイナー調の楽曲を集めてリリースしようということになって。ただ優しいこととか、"音楽で救いたい"っていうようなこととか、そういうところだけだと偽善的というか――なんか自分をちょっと疑ってしまうような感覚があって。明るいことや希望的なことだけじゃなく、サウンド面でも自分たちにはダークな面がちゃんとあって、表裏合わせてシナリオアートだって言えるように、僕らの中にある黒い部分を集めた作品をリリースすることになりました。
-これまでに比べて思い切ったアプローチじゃないですか。言わばコンセプト・アルバムのようなもので。ここまで振り切ったのはやはり先ほどおっしゃったような気持ちの部分が大きい?
そうですね。あと今の気分的にも、曲を作っていくにあたってどんどん汚れていく感覚、毒されていく感覚があって。
-それはどういうときにそういう感覚を覚えるんですか?
曲を作るというよりは活動をしていくにあたって、僕たちも生活があるので。ファンタジーだけじゃなく、きちんと考えていかないといけない部分が増えるにつれて打算的になっていくというか。だいたいのことを予測しながらものを作っていくみたいな感覚はありますね。でも予測してなかったような出来事がふいに降ってくるっていうような、自分の想像を遥かに超えたときに感動っていうものは生まれると思っていて。その感覚を誰かに与えないといけないし、自分らもそういうことを感じてやっていきたいけど、一方で全部見え透いた未来みたいなものを打算的に作り上げてしまう自分がいて。そういうことに落胆もしますし、もっと純粋に楽しいということを感じたいと思ってるんです。そういう自分の"黒い"部分も含めて吐き出したミニ・アルバムかなと思いますね。
-Track.4「プライドモンスター」の歌詞にもありますよね、"だれかのために 生きれたら 世界はきっと キレイに見えるのに"と。それ以前に自分が感動できていない、"ちょっと待てよ"という感覚があったと。
そうですね。"それをちゃんと心から言えてるんか?"ってところもあるし、そういう嘆きというか、自分にも刺すというか、投げかける感覚はありますね。
-このミニ・アルバムがコンセプチュアルだというもうひとつの理由は「ナナヒツジ」(2015年リリースのKANA-BOONとのスプリット・シングル表題曲)が入ってないってところかと。
はは。そうです。シングルからの流れというよりは......。
-でもあの曲を作ったことは大きいんじゃないですか?
かなり大きいですね。サウンド面でもやっぱり、このアルバムは「ナナヒツジ」の延長ではあると思っているので。
-シナリオアートが今まで見せていなかった側面を見せた楽曲だと思うし。
そうですね。まぁもともと持っていた部分だと思うんですけど、もっとポップでキャッチーで希望的なものがシナリオアートだと思っていた人からすれば、だいぶエッジーで鋭い楽曲にはなりましたね。
-そこをきっかけに入ってくる人も多いであろうところに、このミニ・アルバムには「ナナヒツジ」を入れないところになんか覚悟を感じたんですよ。
(笑)
-覚悟というほどでもない?
そうですね。今回はミニ・アルバムのトータルのイメージがあるので。そこは覚悟とはまた違いましたね。
-このアルバムを聴く体験が、一定の時間を過ごす感じはありますからね。
そうですね、結構沈んで。真っ暗で何もなくて、自分との対話しかできない場所――"深海"が自分の精神世界で対話する場所として自分の中にあるんですけど、そういうところで他者と対話できたらっていうイメージだけのアルバムになりましたね。
-導入のインスト、Track.1「シンカイへ」のアンビエンスは落ち着きますけどね。
嬉しいですね。「シンカイへ」はベースのヤマシタ(タカヒサ)が作ったんですけど、排水口にレコーダーを近づけて水が吸い込まれる音を録ったりとか、お風呂の中で録ったりとかして(笑)。こだわりを持って作りましたね。
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