andropの「レッツ＆ゴー！！」【最終回】

2016年02月号掲載

androp

あんどろっぷのレッツ＆ゴー。毎回僕たちが気になっていることにチャレンジしていくこの企画。
　
第9回（最終回）『ジム』
　
ジムとは！筋肉を鍛えるための機器や道具などが置いてある、屋内型の運動施設の事である！
　
ついにこの企画も最終回となった......。最後の舞台に選ばれたのは漢と漢が切磋琢磨し誰よりも輝くことを夢見て集まる場所である。
　
おいおい、それくらい今までにやったことねーのかよ、こんなところでジムに行くなんて結局お前ら仕事の体でプライベートスケジュールこなしてるだけちゃうんか、なんて声が今にも聞こえて来そうである。
一体誰だ、ジムなんか行きたいとか言い出したのは......
そう、前田である。
　
またお前か！そうやって周りを巻き込んで自分自身の「D'Angeloみたいな」筋肉をつけたい欲を満たすつもりか！
　
そこまで言うなら仕方がない、てめぇで場所手配してこい！
誰もお前の個人的欲求の為にEXWT（エクストラワーキングタイム）を発生させることはない！そう！！
　
社会はお前のお母さんではない！！
　
今回の舞台は東京は早稲田、SAWAKI GYM。
　
メンバーは全員集合時間の遥か前に現地に到着していた。なんということだ。最終回にして遂に全員がオンタイムどころか「巻きでの到着」を実現したのだ。なぜならメンバー全員で別の予定を前に入れる事によって4人同時に早めの到着を実現させることが出来たのだ！チームワークの勝利である！

　
今回の師範代はGYM名にも冠している通りずばりMr.SAWAKIその人である。
屈強に鍛え上げられたブロンズボディとは裏腹に笑顔が印象的なナイスガイである。
そしてSAWAKI氏を始めとしたスタッフ陣に混じり、ごく自然にその場に馴染んでいる人物がいる。
　
そう、前田の両親である。
　
スタジオ作業を控えているメンバーの体を気遣い、筋肉痛にならないかどうか見に来てくれたのである。まさにゴッドファーザー、そして聖母とよべるよう。社会はお前のお母さんではないかもしれないがこの人はまさに君のお母さんだ......。そして我々みんなのお母さんなのだ！
　
着替えを済ませ、地獄のSAWAKI軍団によるトレーニングが開始される！
　
軍団のお手本を見ている時に伊藤が気付いた。異常な程にお尻がプリプリに引き締まっていることに。結合の2文字が脳裏をよぎった。今回の企画も神との結合に一役買う可能性を十分に孕んでいるのだ。
　
この日のストレッチは氏曰くその名も「ワールドブレイクストレッチ」とのこと。
ストレッチで世界を変えることが出来るという限りなく神との結合に近い者の発想と言えるだろう。
　
その後も翌日に"影響が出すぎない"範囲でのトレーニングをこなしたはずだが既にメンバーはひん死の状態であった。もはやこれまでかと思われたタイミングで本日のトレーニングメニューは終了。我々のポテンシャルを鑑みた上での程よいトレーニングメニューだったと言えよう、この辺りさすがとしか言いようがない。
　
トレーニングが心肺機能の向上につながることを知った絶対神・内澤はSAWAKI氏に家でのトレーニングに一番最適な器具はと問いたところ、
　
「何でもいいですが、一番大事なのは続ける事です。」の箴言を賜る。
　
そう！
　
「スポーツも音楽と一緒なんだ！」
　
脳内でセロトニンが大きく分泌されている事を感じた。
　
なんて気持ちがいいんだろう、一つの体験を乗り越え、同じ気付きや感動を得るということが......。
もはやその場にいた全員が一つになっていた。結合である。
　
この日ばかりは佐藤はコーラを片手に引退宣言出来なかった。
なぜかって？
全員でグラスジョッキ片手に引退宣言したかったからだ！泣かせやがるぜ！
軍団にいつかまた鍛えに来ると約束を果たし別れを告げ、
androp feat. 前田家による宴をもってして「あんどろっぷのレッツ＆ゴー！！」は幕を閉じた。
　
様々な体験、人との触れ合いを通じて辿り着いた結合の世界。
また、いつか新たな世界での大きな航海が始まるとき！
　
その時にはこの船に君も乗り込んでくれ！！
その時まで彼らはまたどこかで次の旅に向けて音楽を奏で続けるであろう！！！
レッツアーンド......ゴーッ！！！！

　
文・androp drums 伊藤彬彦
　
【パーソナルトレーニングスタジオSAWAKI GYM】
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