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INTERVIEW

Japanese

androp × SOL REPUBLIC

2016年11月号掲載

androp × SOL REPUBLIC

Member:内澤 崇仁(Vo/Gt) 佐藤 拓也(Gt/Key) 前田 恭介(Ba) 伊藤 彬彦(Dr)

Interviewer:米沢 彰 Photo by 結城 さやか

わずか12グラムのコンパクトなボディながらしっかりした音を鳴らす、話題の新型ワイヤレス・イヤフォン"RELAYS SPORT WIRELESS"をandropの4人が徹底チェック。音へのこだわりや制作の秘密まで、4人が大事にしていることに迫ったコラボ・インタビューをお届けする。

-今回、この"RELAYS SPORT WIRELESS"を事前にお渡ししていましたが、試してみた率直な感想をみなさんからうかがえますでしょうか?

伊藤:つけていることを忘れてしまうぐらいのフィット感がいいなと思いました。つけていても、聴いている音楽がまんま日常に入ってくるというか。異物を自分の身に纏っている感じがしなかったので、流している音楽がそのまま日常のBGMになるような感覚で、すごく良かったです。

佐藤:ワイヤレスのイヤフォンを使うのは初めてだったので、こんなに便利なんだって感じました。小さくて、持ち運びもまったくわずらわしさがなくて。イヤフォンは移動中に使うことが多いので、すごく便利だし、ストレスなく音楽を楽しめるなと思いました。

内澤:軽くて使いやすいなって思いましたね。

前田:走るときに使ってみたんですよ。今まで有線のイヤフォンを使って走ってたんですけど、今回初めてワイヤレス・タイプのものを使ってみて、走っていても電波が途切れることもなかったですし、スポーツをする人はみんな使えばいいんじゃないかって本当に思いました。

-比較のために、普段の試聴環境についてうかがえますでしょうか? 普段どういった環境で音楽を聴いていますか?

伊藤:イヤフォンをよくなくしちゃうタイプなので、買い替えることも多いんですけど。普段はiPhoneで音楽を聴くことが多いので、Apple純正のイヤフォンをよく使ってますね。

佐藤:"こだわりを持たないことがこだわり"で、簡単に手に取れるようなイヤフォンを使っています。家ではパソコンにヘッドフォンを繋いで聴くことが多いです。

内澤:普段は純粋に音楽が鳴る、イコライジングされていないフラットなヘッドフォンを使うことが多いですね。あとはスピーカーで聴いたりします。

前田:やっぱり車移動が多いので、車のスピーカーで聴くことが多いですね。家だと自分のオーディオ機器を使ってスピーカーで聴いています。イヤフォンはあえて1,000円以下のものを使っています。

-"あえて"1,000円以下なんですか?

前田:あえてですね。すぐなくしちゃいますし、あまりリスニング環境を変えたくないので。なくしてもすぐに使えるように、ここ何年かは980円のイヤフォンしか使ってないです(笑)。

-(笑)逆のこだわりですね。andropのサウンドはベース/ギターのフックが効いていて、かなりソリッドな音作りが特徴的かなと思うのですが、この"RELAYS SPORT WIRELESS"で聴くと、低音が強調されすぎずに適度にしっかりと出ていて、バランス良く聴こえるように個人的には感じました。ご自身の音源を聴いてみたときの感想をうかがえますか?

伊藤:まさにそのとおりですね。"ここ(の音域)はこんなにいらない"って感覚を持ったりもせず、自然に聴けました。

佐藤:外の音が遮断されて、低音も含めて音の輪郭がちゃんと見えてくるなって思いました。集中して聴けますね。

内澤:スポーツをしているときは、しっかりした音像というよりはパッと入ってくる音の方が大事だと思っていて。その点、このイヤフォンは聴かせたい音がはっきりと出ているように思いました。

前田:みんなに同意です。

一同:(笑)

-andropは音源制作のプロダクションのこだわりも深そうだといつも感じるのですが、常に大事にしていることや判断基準などがあればうかがえますか?

内澤:どんな環境で聴いても感動してもらえるように、ってことを考えていますね。聴いてくれている人たちは、必ずしも僕たちがいいと思っている環境で聴いてくれているわけではないので。どんな環境でも自分たちの表現したいものがしっかりと伝わるように、ということを意識して作っています。音色に迷ったりしたときはそういうことを大事にしていますね。

-ということは、プロダクションの過程では具体的にいろいろな環境で聴いてみるという作業を実践しているんですね。

前田:そうですね。先ほどもお話ししたとおり、高価ではないイヤフォンをあえて使ったり、車で聴いてみたり。

佐藤:パソコンのスピーカーとか。

前田:iPhoneのスピーカーもですね。

佐藤:それで、例えば低音のフレーズがちゃんと見えてくるかっていうのを確認したり。

-iPhoneのスピーカーでもやっているというのにはちょっと驚きました。

佐藤:iPhoneで聴いている人も多いですからね。環境は時代によって変化していくので、どれで聴いてもちゃんと音が見えてくるものを目指しています。

-少し前の時代に、パソコンのスピーカーで音のチェックをするのが話題になったこともありましたけど、今はまたさらに一歩進んでいますね。

内澤:理想は自分たちがいいと思っている環境で聴いてもらいたいですけど、それが難しい人ももちろんいるので、いろんな環境でしっかりと届けられるようにしたいんですよね。