Japanese
androp
2012.03.31 @Zepp Tokyo
Writer 山口 智男
さすがに頻度は減ったとは言え、年明けに聴いたandropの両A面シングル曲「World.Words.Lights.」「You」のメロディが3ヶ月以上経った今も何かの拍子で、突然、鳴りはじめることがある。たぶん、この日のライヴの光景と感動もこの2曲のメロディと同じように、いつまでも記憶に残りつづけるにちがいない。
あれから1週間。僕はいまだに、あの日、andropのライヴから受け取った感動を思い出しては、ささやかな幸福を味わっている。
2月26日の名古屋公演を皮切りに北は札幌から南は福岡まで、全国6ヵ所のZeppを回ってきたone-man live tour “relight”のツアー・ファイナル。
本当に、いいライヴだった。
満員のお客さんが見守る中、開演時間を少し過ぎた頃、ステージの前に下ろされた幕に内澤崇仁(Vo&Gt)のシルエットが映し出された。そして、そのシルエットが指で幕に触れると、そこに灯火が浮かび上がり、その光が波紋となって広がりはじめる――というオープニングからハッと息を呑んでしまったけれど、演奏のみならず、映像、ライティングも含めたうえで“魅せる”と評判のライヴという意味では、宇宙から光が降り注ぐようなイメージを表現した「HoshiDenwa」、ミュージック・ビデオの世界観を再現した「Bright Siren」もさることながら、やはりミラー・ボールとレーザー光線も使い、曲が持つ希望の光が世界中にあふれるイメージを表現した「World.Words.Lights.」が一番だったのでは。
その「World.Words.Lights.」がギター・バンドというスタイルに囚われないandropの柔軟さ・自由さを、重低音のダンス・ビートとともにアピールした新境地とも言える曲だったことも考え合わせれば、「World.Words.Lights.」とそこから一転して、激しい演奏とともにギター・ロック・サウンドの力強さを見せつけた「You」の流れがこの日のハイライトだったにちがいない。そこから「Roots」「Train」「MirrorDance」とファンの盛り上がりは一気に頂点に達した。
“最高です!”この日、曲間のMCで何度も感謝の気持ちを語っていた内澤崇仁(Vo&Gt)は本編ラストの「Relight」を演奏する前に改めて、昨年9月にリリースした『relight』とそのタイトルを冠した今回のツアーに込めた“再び希望の火を灯したい”という想いとともに“(お客さん)みんなが光って見える。それが自分達が音楽を作るきっかけになっている。自分たちの音楽がみんなにとって光のカケラになってくれたらうれしい”という言葉で感謝の気持ちを表現した。
3曲演奏したアンコールの最後は「Image Word」。andropがバンドとして初めて合わせた曲だという。それを最後に選んだのは、その時の気持ちを忘れず、ここからまた新たな一歩を踏み出そうという想いの現れだったと受け止めたい。メンバーの口から9月29日からスタートするone-man live tour “angstrom 0.5.pm”が発表された。その前には何かしら新しい作品のリリースも考えているにちがいない。「World.Words.Lights.」の延長で、andropが遂げるさらなる進化にも期待している。
彼らの曲が持つ真心の響きに加え、実はそれぞれにテクニシャン揃いのメンバーによる逞しさも感じさせる演奏を2時間たっぷり楽しませてもらった。映像、ライティングを駆使した“魅せる”ステージも素晴らしかったと思う。しかし、何よりもまず僕が胸を打たれたのは、彼らが全身で表現していた誠実さとひたむきさだったのだ。
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