Japanese
androp
2014.09.24 @Zepp Tokyo
Writer 山口 智男
Zepp Tokyo 2デイズの2日目となるこの日のライヴは観客全員の手拍子に迎えられながら、"君の声で歌ってほしい!準備はいいか!?"という内澤 崇仁(Vo/Gt)の掛け声で始まった。オープニングは「Singer」。息遣いが聴こえるほど繊細な内澤のヴォーカルに、観客がぐぐっと身を乗り出したとたん、2曲目の「RDM」でバンドはダンサブルなリズムを鳴らしながらミラーボールとレーザー光線を使い、いきなりきらびやかな世界を出現させる。観客全員の気持ちを完全掌握する見事なオープニング。その時、観客のみならず、ステージにいるメンバー全員の顔に笑みが浮かんだ。
今年3月5日にリリースした3rdフル・アルバム『period』を引っ提げ、全国を回ったone-man live tour "period"。今回のツアーが、andropにとっていつも以上に実り豊かなものであることはこの日の演奏を見ただけでもはっきりと伝わってきた。それぐらいこの日のライヴは、演奏中に4人が見せた満面の笑みを始め、バンドがまた変化した、いや、さらにひと皮剥けたと思わせる場面が何度もあったのだ。
何よりも、ライヴを完成したひとつの作品として見せようとしていた彼らがそこに観客を巻き込もうと、ライヴを経験するたび、どんどんオープン・マインドになってきたことは1番の変化だろう。今ではコール&レスポンスはandropのライヴには欠かせないものだけれど、バンドと観客の交歓をよりダイナミックに見せることができる「Run」というレパートリーが今回、セットリストに加わった。また、アンコールで披露したスウィンギーとも往年の渋谷系っぽいとも言える「Neko」では、内澤の指示したとおりの回数でちゃんと手拍子できるかというヒネリを加えたコール&レスポンスを全員で楽しみ、この日のライヴをダメ押しで盛り上げた。
内澤以外のメンバーも曲間、ずいぶんと喋るようになった。そのせいか、以前よりもバンドが身近に感じられたのも楽しかった。この日は佐藤拓也(Gt/Key)が昨日のライヴの後、全員でリハーサル・スタジオで練習したあと、みんなでラーメンを食べてから帰ったというエピソードを披露。どんだけ演奏することが好きなんだ!? と思わせた。
もちろん、みんなで和気藹々と盛り上がるだけのバンドじゃない。"ノレるかこれで!?"というバンドからの挑戦でもあるという高速ファンク(に、この日は聴こえた)の「Alternative Summer」からの中盤はポスト・パンク調の「Lit」、人力ヒップホップなんて言ってみたい「Sensei」、andropが常にその時代において新しいサウンドを求めていることを物語る「Q.E.D.」というトンガった曲を観客にぶつけ、バンドが持っている別の持ち味をアピール。そうかと思えば、内澤がピアノを弾いた「Melody Line」、内澤がアコースティック・ギターに持ち替え、佐藤がピアノを弾いた正調バラード・ナンバーの「Light along」では彼らの最大の魅力とも言える美しいメロディを印象づけ、いろいろなバンドの姿を、色の数をあえて抑え、曲ごとに違う明かりを映し出したライティングの妙とともに見せつけた。そして、そのどれもがいちいちかっこいいと思わせるんだから心憎いじゃないか。
ここにこれだけの人たちが集まれたことを奇跡と語ると、"その証拠を残すために一緒に歌ってほしい"と呼びかけた本編ラストの「Voice」では観客の大合唱が会場全体を包む中、大量の紙吹雪が宙を舞い、感動的な光景を作り出した。そして、"俺らの音楽はいつも君のそばにあります。そういう曲を歌います"と最後の最後に演奏した「Stardust」ではミラーボールを使って、流星群を飛ばすという「Voice」にも負けない美しい光景を演出したのだった。
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